天使のいる廃墟 の商品レビュー
タイトルの「天使」から自分がイメージしたものと、内容がだいぶかけ離れていて、何とも言えない感じの話でした。これがスペイン文学なのかー…
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つかみどころのない不思議な本でした〜 スペイン語の原文読んでみたい。 あとがきを踏まえてもう一度読んでみようかなあ
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普通の人は天国も地獄も行ったことはなかろうし、全てがイマジネーションの力に頼る世界観なんだろうけど、お国柄というのか、個々の人生の見つめ方というのか、そういうのが見えて興味深い内容。しずかーな、おだやかーな、雰囲気。日本人が描くと湿度たっぷり重々しいけど、あっちの人は、粉っぽいと...
普通の人は天国も地獄も行ったことはなかろうし、全てがイマジネーションの力に頼る世界観なんだろうけど、お国柄というのか、個々の人生の見つめ方というのか、そういうのが見えて興味深い内容。しずかーな、おだやかーな、雰囲気。日本人が描くと湿度たっぷり重々しいけど、あっちの人は、粉っぽいというか、湯気の中というか、最期の最後まで、まだ人間はおわってないんだぜ、さあ、ろうそくの灯火を見守ろうではないか、てな感じで、日向のような暖かみが感じられた。
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自殺をするために、人々が訪れる荒れ果てた村、 「パライソ・アルト」。 そこで、話の聞き役になって、見送る天使の存在。 自殺をしに来ているわりには、達観しているというか、悲観的な部分は殆ど見られず、むしろ、滑稽に思えたのが興味深く、死に対する考え方が異なるのは、作者がスペイン生ま...
自殺をするために、人々が訪れる荒れ果てた村、 「パライソ・アルト」。 そこで、話の聞き役になって、見送る天使の存在。 自殺をしに来ているわりには、達観しているというか、悲観的な部分は殆ど見られず、むしろ、滑稽に思えたのが興味深く、死に対する考え方が異なるのは、作者がスペイン生まれだからかもしれない。 そこには、宗教観も含まれている。 読んでいくうちに、死の直前に接点のない人に自分の半生を聞いてもらうのも、いいかもしれないなと思いました。変に知ってる人でない方が、却って、何でも話せる気楽さがある気がする。
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「自殺」がテーマでありながら、読みすすめると装幀画の世界が広がっていく。何処かに「パライソ・アルト」のような場所があるのかも知れない。と錯覚してしまうほどの不思議な感覚が読後も続く。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自死するつもりで訪れた廃村。気が変わって住み着いてしまう。ちらほらと自殺しにこの村を訪れる人も変わっていれば天使を自称する主人公も、どこが天使やねん!とツッコミどころ満載のスチャラカ男。かなり不思議な味わいを堪能しました。
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