スマホを捨てたい子どもたち の商品レビュー
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言葉は、力なんだなんて思うと、間違うんだろうなあ 言葉で表現できるものはごく一部にすぎず、言葉だけで信頼関係をつくることはできません。だから、頭の中では言葉を通じて仲間とつながっていても、身体がつながっている感覚が得られない。逆にいえば、身体でのつながりを得ていないために、言葉...
言葉は、力なんだなんて思うと、間違うんだろうなあ 言葉で表現できるものはごく一部にすぎず、言葉だけで信頼関係をつくることはできません。だから、頭の中では言葉を通じて仲間とつながっていても、身体がつながっている感覚が得られない。逆にいえば、身体でのつながりを得ていないために、言葉にこだわってしまう。「そもそも言葉と身体は 一致することがないものである」ということを理解できずに、一致を求めてさ まよううになりました。(本書より)一つは、言葉は抽象化されたものだということ。誰かと話をしていても、それは出来事すべてを表しているわけではなく、出来事をいったん言葉という抽象的なシンボルに集約してそれを再現しているだけのものです。実際には、言葉だけで相手の感情はわかりません。(本書より)言葉の限界をこう端的に言えてしまえるのは、言葉を持たないゴリラと一緒に生活した山極先生だからなのだろう。もっと難しい言葉で綴った文学論のようなものは過去に読んだ気がするが、明晰な説明の本書を読んで目から鱗が落ちた。言葉は、力なんだなんて思うと、間違うんだろうなあ。
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人間は自然の一部、生物であるということは とても大事なことだと思う。 そして、人間を人間たらしめてきたもの・ことに 目を向けることも。
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私の好きな養老孟司も為末大も、そして著者も身体性が大事だと言っている。他者と信頼関係を築くには同じ時間、同じ場所にいて同調することが大事だと。 普段からものすごく実感しています。
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デジタル化の弊害を、人間の生物的な形質を踏まえながら語る本でした。 ちょっとタイトル詐欺感は否めないです。これはこれで面白いですが… スマホを捨てたいのは何故か、前提となっている要因は何か、対策としてはどうすべきか、対策の結果としてどのような社会や子育てを思い描くべきか…など...
デジタル化の弊害を、人間の生物的な形質を踏まえながら語る本でした。 ちょっとタイトル詐欺感は否めないです。これはこれで面白いですが… スマホを捨てたいのは何故か、前提となっている要因は何か、対策としてはどうすべきか、対策の結果としてどのような社会や子育てを思い描くべきか…などが書いてあるかと期待しましたが、それは全く無いです。
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子育てに行き詰まってる今、いろいろと考えさせられる内容でした。共感という言葉からはじまり、人間関係の構築の仕方から。 最後は、山極先生から、未来の子どもたちへの期待も感じられ、気持ちよく読み終える事ができました。
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絶対読むべき。これからの時代をどう生きていくのが幸福に繋がるのかを教えてくれた。 スマホを使うのは最終手段であり、現実世界での人と人との繋がりを大切にするべきという筆者の主張は素晴らしいと思った。たしかに、人と人との繋がりは大切であり、誰とも話さずに1日過ごすのはストレスを感じ...
絶対読むべき。これからの時代をどう生きていくのが幸福に繋がるのかを教えてくれた。 スマホを使うのは最終手段であり、現実世界での人と人との繋がりを大切にするべきという筆者の主張は素晴らしいと思った。たしかに、人と人との繋がりは大切であり、誰とも話さずに1日過ごすのはストレスを感じるし、それが数日続くと心が荒んでくる。昔は便利な連絡手段が無いから直接対話をするしかなかった。しかし、そこで生まれる会話は実に貴重である。そういう意味では、メールやSNSが無かった昭和に生まれた人が「昔は良かった」というのは否定できないと感じた。だからこそ、昔の良い所と今の良い所を上手く融合させることが大事だと思う。そのためにはスマホから離れることは必須であり、そうするためにはこのように本を読んで知識を吸収し、繋がりを求めるようになることが良いのだろう。
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ほとんどゴリラの話。著者名を見れば納得ではあるが、もうちょっと別にタイトルがあったのでは? タイトルに惹かれて読んだ人は不完全燃焼だと思う。
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次世代の人たちはぼくたちが滅びた後の世界を見る権利をもっていて、彼らが見る世界のためにぼくたちは義務を果たさなくてはいけない。そして若者たちも、自分たちの次の世代に対し、どういう責任をもって、どんな世界を渡したらいいのかを十分に考えなくてはいけません。(p169) スマホを使っ...
次世代の人たちはぼくたちが滅びた後の世界を見る権利をもっていて、彼らが見る世界のためにぼくたちは義務を果たさなくてはいけない。そして若者たちも、自分たちの次の世代に対し、どういう責任をもって、どんな世界を渡したらいいのかを十分に考えなくてはいけません。(p169) スマホを使って頭だけで友だちとつながるのではなく、面と向かって声で話し、相手の表情や態度をきちんと読んで付き合うことが必要です。相手ときちんと向き合うことは、人間が信頼関係をつくり、それを高めるためにかけがえのない行為だからです。人間の五感は人と会って身体で共感し合うためにつくられているのです。その最も原始的な行為が食事です。(p188)
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「スマホを捨てたい子どもたち 山極寿一」読了。ゴリラとサルに愛情を感じられた。以前読んだ「善と悪のパラドックス」にチンパンジーの生態があり、嫌な気分になったが、この本は気分よく読めた。
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