警視の謀略 の商品レビュー
ジェマとダンカンが気になって止められません 私にとっては理想的ファミリーなんだけど〜 人物の描き方が上手いなぁと思う 毎回安定した面白さで満足感あります ラストが気になって、シリーズ次刊早く読みたい
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警視キンケイド・シリーズの第十六作。 メロディはギタリストの恋人とうまくいってのに、 ダグの方は骨折した足の調子も悪いし、 職場でも冷遇されているようでちょっとかわいそう。 そんなメロディが、爆破テロに巻き込まれる。 焼死した男の身元は? 救助活動をしながらも、現場から逃げた男の正体は? 一方、ジェマの方は若い女性を殺した容疑者がいながら、 証拠がつかめず苦しんでいた。 スコットランドヤードから多分、左遷になったキンケイドは、 新しい職場で人間関係に悩むし、 警察内部で何が起こっているのかわからず、 上司は姿をくらましたまま。 結局、謎の男は殺されてしまうし、もやもやした。 キンケイドが、アメリカのシエラネバダ・ビール好きとは、 意外だった。
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1993年から書かれている警視のシリーズ、16作目。 主役たちの人柄が良く、ドメスティックな細やかさとあたたかさが魅力のシリーズです。 前作では、妻のジェマは昇進。 一方、育児休暇を取っていたダンカン・キンケイドが職場に行くと、異動の辞令が。 ホルボン署の勤務は、事情を知ってい...
1993年から書かれている警視のシリーズ、16作目。 主役たちの人柄が良く、ドメスティックな細やかさとあたたかさが魅力のシリーズです。 前作では、妻のジェマは昇進。 一方、育児休暇を取っていたダンカン・キンケイドが職場に行くと、異動の辞令が。 ホルボン署の勤務は、事情を知っている人間は少ないものの、事実上の左遷でした。 新しい職場にすぐにはなじめず、部下の女性ジャスミン・シダナ警部補にはどうも嫌われている? そんなある日、国際駅で爆破事件が起きます。 ジェマの部下のメロディが恋人の公演を見に来ていて、警察官として奮闘することに。 テロも疑われる緊迫した状況から、近辺の活動家へ捜査の手が伸びます。 そこまで暴力的な集団には見えないのだったが… ジェマ、息子のキットとトビー、そして女の子のシャーロット。今回も要所要所での出番があり、温かい家庭の良さが感じられます。 ひやっとする危機あり、家族のせいで誤解が解ける面もあり。 このシリーズ、うんと初期の物はシンプルですが、部下のジェマの感じがよく、その後付き合いが深まるにつれてジェマの方が主役の感じになっていました。 女性目線の筆の運びが熟達してくる一方、優秀で優しくハンサムというキンケイドはいい人過ぎるのか?なぜかぼんやりした印象に(笑) 前作からキンケイド目線が増えていて、重荷を背負ったところで本領発揮なるか? 大きな事件をなるほど、このシリーズらしさのある味わいでこうまとめてきたか!と何やら納得。 背景にある問題は解決していないので、続きが気になります! お気に入りのシリーズ、その中の傑作というほどではないけれど、やっぱりかなり、いいです。 警視というタイトルはもともと原作には別にないようです。 探しやすくていいですけど、あの話はどのタイトルだった?って、迷いますね(笑)
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シリーズも十六冊目に。 今回は前作で転勤命じられたダンカンの仕事場から。部下ももちろん変わりましたが、なかなか馴染めないダンカン。 そして事件はジェマの部下、メロディの恋人のアンディのライブ(なんと駅)での出来事から。 いったい何が起きたのかわからないまま、駅中が煙に満ち、人が焼死。果たしてテロか自殺か事故か。 恋人を見るため駆け付けたメロディは、その場にいたために嫌でも警察官として奮闘することに。しかしそれもなかなかハードな事件の始まり。 事件はダンカンの管轄。部下をうまく使って解決できるかどうかで部下からの評価も変わる。 一方昇進したジェマは、手強い容疑者相手に証拠固めの最中。裁判で勝つためには証拠が必要。犯人は間違いないのに証拠が見つからない。 ダンカンの事件も相まって、メロディ大活躍。かつての部下ダグまで駆り出され、双方事件解決となりました。 ところが、事件解決の裏で動くもう一つの事件。秘密裏に殺される関係者。ダンカンの上司が行方知れずなのとダンカンが飛ばされたのと関係があるのかないのか。 何か重大な秘密に触れてしまったのかどうか。ジェマだけではなく、メロディもダグもすでに巻き込まれてしまっていたのだとしたら。 ますます謎を残したまま今巻は終了。続きも見逃せません。
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