街場の親子論 の商品レビュー
もちろん僕は、父親と娘という、同じ立場にたって読ませていただきました。参考になることもあったし、うちは無理やなあと思うこともいっぱいありました。さてお父さんの本は何度も読んでいるし、自伝的なものも読んだことがあるけど、るんちゃんのものは初めてでした。いやあ、なんかいい感じだなあ。...
もちろん僕は、父親と娘という、同じ立場にたって読ませていただきました。参考になることもあったし、うちは無理やなあと思うこともいっぱいありました。さてお父さんの本は何度も読んでいるし、自伝的なものも読んだことがあるけど、るんちゃんのものは初めてでした。いやあ、なんかいい感じだなあ。お父さんと、似たようなこと考えてるんだんあ。ほとんどマンガしか読まないとか書いてたけど、たくさんのお父さんの本を読んでいるのと同じだし、お父さんのまわりに集まってくる人たちの話も聞いているだろうから、それらがすべて文化資本になっていたんだろうな。そうでなかったら30代でこんなしっかりと考えは書けないような気がするなあ。るんちゃんがアルバイトしているスナックのママさんとか、商店街の話、つまり経済の話はなかなかおもしろかった。花見酒もいっしょやな。とりあえずお金は地域の中で回していると、他からも舞い込んでくるんやろなあ。もらった40万も使わんとなあ。(固定資産税と住民税でほとんど持っていかれるけど。まあ、これは毎年払ってるもんやしなあ。)ところで、ツイッターで「むさこ」が何度も登場するの、何となく想像はしていたけど、今回その実態がはっきりしました。すっきり。るんちゃん母の話はまたいつかということかな。まあ、本書を書くにあたってのアドバイスはあったようだから存在だけは感じ取れました。ユーミンの「真珠のピアス」を聴けたのは収穫。「虞美人草」は読み直さないといけないなあ。
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投げて打って,そのまま転がり,投げて打って,そのまま転がり,という感じで十分なキャッチボールにはなっていないが,要所要所で家族の有り様の一側面が深掘りされるあたりは面白い.結局家庭ごとの思想・哲学の問題なので答えがある訳でもなく,そういう考え方も確かにあるよな,と納得する一方で,...
投げて打って,そのまま転がり,投げて打って,そのまま転がり,という感じで十分なキャッチボールにはなっていないが,要所要所で家族の有り様の一側面が深掘りされるあたりは面白い.結局家庭ごとの思想・哲学の問題なので答えがある訳でもなく,そういう考え方も確かにあるよな,と納得する一方で,一家庭という小コミュニティの赤裸々な問題にそこまで足を突っ込んで良いのかという居心地の悪さも感じてしまう.
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