100文字SF の商品レビュー
こういうの好きです。 余白が多いデザインも、わかっていらっしゃる・・・、 行間を読むことにフェチがあるような、例えば二次創作を嗜むオタクにも刺さりそう。
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北野勇作「100文字SF」読了。まるでSFの俳句や短歌のような面白さにあえてゆっくり楽しませていただいた。読み終えるまで気付けば1年以上過ぎていたが、その時々の気分や体調によって思い浮かぶ情景の深さが変わるのが面白かった。短文は読み手の調子にも比較的依存するんだなという気付きがあ...
北野勇作「100文字SF」読了。まるでSFの俳句や短歌のような面白さにあえてゆっくり楽しませていただいた。読み終えるまで気付けば1年以上過ぎていたが、その時々の気分や体調によって思い浮かぶ情景の深さが変わるのが面白かった。短文は読み手の調子にも比較的依存するんだなという気付きがあった。
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さて困りました。これをどう紹介したらいいものか。そんなこと、言われたほうが困るとは思うのですが。内容が内容なので、説明がどうにも難儀である。でもとりあえず、何とかやってみようと思います。 というわけで、北野勇作著『100文字SF』。名は体を表す、読んで字のごとく、そのままず...
さて困りました。これをどう紹介したらいいものか。そんなこと、言われたほうが困るとは思うのですが。内容が内容なので、説明がどうにも難儀である。でもとりあえず、何とかやってみようと思います。 というわけで、北野勇作著『100文字SF』。名は体を表す、読んで字のごとく、そのままずばりの内容で、著者がTwitterで綴ってきた(そして今もなお書き続けている)ほぼ100字の小説集です。 もとはといえば、キノブックスから『じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説』という児童書のシリーズとして刊行されていましたが、担当編集者の退職を機に、方針の変更で打ち切りとなってしまったとのこと。 その後もTwitterでは投稿を続けつつ、やはり改めて書籍化したいという思いから、「興味のある方は連絡ください」と掲げていたところ、早川書房よりこうして、晴れて一冊にまとめられる運びとなったそう。 著者の北野勇作は、日本SF大賞受賞作の『かめくん』をはじめ、寡作ながらSF分野では定評あり。コミックエッセイ『年収150万円一家』(森川弘子)に登場する、夫のSF作家としてお馴染みの方もいるかも。 めでたく重版もされているという本書には、厳選された全200編が収録。現在も「#マイクロノベル」という呼称とハッシュタグで日々書き続けられる物語の数は、すでに2,000を超えているとか。 真っ白な表紙にイラストなし、文字オンリーの潔いデザイン。裏表紙のあらすじ文も、カバー見返しの著者プロフィールも、巻末の既刊・新刊紹介に、帯の推薦文まですべてほぼ100字という徹底ぶりに驚嘆。 つきましては、今回の紹介文も頭を捻りまして、「ほぼ100字」のパラグラフばかりで構成してみました。ぎりぎりまで削ることで濃厚に凝縮された、珠玉のSFエッセンスを、じっくり存分にお愉しみください。
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著者のTwitterで毎日更新している「ほぼ百字小説」のなかから200篇を抜粋した掌編小説集。 15字×7行の正方形に近いフォーマットに、1ページに1篇ずつのレイアウト。元は1ツイート140字以内に収めるための制限が、紙に印刷されることで詩情を放ちだす。 北野さんの作品を読む...
著者のTwitterで毎日更新している「ほぼ百字小説」のなかから200篇を抜粋した掌編小説集。 15字×7行の正方形に近いフォーマットに、1ページに1篇ずつのレイアウト。元は1ツイート140字以内に収めるための制限が、紙に印刷されることで詩情を放ちだす。 北野さんの作品を読むのは初めて(Twitterでほぼ百字小説はたまに読んでいる)だが、この人は亀をトーテムにでもしているのだろうか。亀の登場回数がやたらと多い。それと学校や子どものでてくる(一見)ノスタルジックな話、特撮関係のモチーフもよくでてきて、ほぼ100字という形式もあるためか笹公人の〈念力〉短歌シリーズを連想せずにはいられない。制限内の文字数でおはなしを語るという試みは、どうしても短歌と俳句という定型詩の強度に感じ入ってしまうところがある。 けれどこの『100文字SF』は、例えば書き出し小説大賞などの投げっぱなしな自由さとは違って、ちゃんと1篇のなかで話を完結させているのが偉いと思う。アメリカンジョークじみたのや、落語のオチのようなの、ホラーのようにヒヤッとするものもある。一番好きなのは143ページ。
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ちょっとぞくっとする。 SFってなんだろう、みたいなのがなんとなくわかったような。 100文字で広がる宇宙。
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面白く読んだ。百文字だと書けることも限られるし、センス・オブ・ワンダーに満ち満ちた作品集だとは思わなかったが、構成力の妙を味わえる。
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本当に100文字のSFが1ページに1編ずつ載っている。 いいアイデアなので自分も真似してみたり。
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100文字という制限の中、世界観がパッと広がるのがすごい。 きれいにオチがついているものから、後味の引くものまで多種多様でどれも楽しめた。
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・一篇100文字のSF小説がいっぱい。ファンタジーとしてもいいかもね。夜見た夢の話を聞かされているようでもある。それらしく、おもしろくもありタイクツでもある。 ・まあ、発想集のようなものか。人気作家がやるから喜んでもらえるといった類いの本。 ・だんだんアフォリズムっぽくなっていく...
・一篇100文字のSF小説がいっぱい。ファンタジーとしてもいいかもね。夜見た夢の話を聞かされているようでもある。それらしく、おもしろくもありタイクツでもある。 ・まあ、発想集のようなものか。人気作家がやるから喜んでもらえるといった類いの本。 ・だんだんアフォリズムっぽくなっていくようで、そこはマイナス。 ・気に入ったのは、花瓶の中で死んだ妖精の話。坂道の商店街の話。ダムの底の村の話。シャボン玉の中で暮らす話。好きだったあの坂の町の話。いい空き地の話。落ちた宇宙ステーションの話。不完全な神の卵の話。未使用テイク集の話。地獄の観測の話。地下に広がる砂漠の話。妻の形の空白。渦を飼っている話。
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以前ふと作者のツイッターに飛んだことがありそこで100文字SFを音読する奇妙な動画(しかも大好きな空気感)に出会ってからずっと読みたかった1冊。最高に良すぎて、たった数行ほんとに100文字なのに次から次へと色んな世界線のSFが頭の中になだれ込んでくる感じでずっとニヤニヤしながら妄...
以前ふと作者のツイッターに飛んだことがありそこで100文字SFを音読する奇妙な動画(しかも大好きな空気感)に出会ってからずっと読みたかった1冊。最高に良すぎて、たった数行ほんとに100文字なのに次から次へと色んな世界線のSFが頭の中になだれ込んでくる感じでずっとニヤニヤしながら妄想力逞しく読んでしまう。そういうの大好きなので永遠に読みたい。
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