ダーウィン『種の起源』を漫画で読む の商品レビュー
皆がイメージする「漫画で読む」ではないです。コマ割りなどのせいで、かえって読みにくいような気もする。
Posted by
『種の起源』の要約も力業(ちからわざ)だけれど、『種の起源』刊行までの説明(30ページ)と、刊行後の進化生物学や遺伝学など、生命についての学問の発展の説明(20ページ)がすさまじくわかりやすい。驚異の書。 ただこのイラストについて解説では映画のバットマン(どの?)を連想させると...
『種の起源』の要約も力業(ちからわざ)だけれど、『種の起源』刊行までの説明(30ページ)と、刊行後の進化生物学や遺伝学など、生命についての学問の発展の説明(20ページ)がすさまじくわかりやすい。驚異の書。 ただこのイラストについて解説では映画のバットマン(どの?)を連想させると書いているけれども、これはどう見ても『フロム・ヘル』のエディ・キャンベルへのオマージュであって、つまりはヴィクトリア朝において研究、議論した人間としてのダーウィンを強調したかったのだろうと思う。
Posted by
「地動説」「無意識の発見」とともに「人類の革命的理論」とも言われている「ダーウィンの進化論」を、マンガで分かりやすく解説した本である。 進化論は今や常識となっており、そのエッセンスは高校生物の教科書にも記載されているが、内容をきちんと読んだことのある人は少ないと思う。それもそのは...
「地動説」「無意識の発見」とともに「人類の革命的理論」とも言われている「ダーウィンの進化論」を、マンガで分かりやすく解説した本である。 進化論は今や常識となっており、そのエッセンスは高校生物の教科書にも記載されているが、内容をきちんと読んだことのある人は少ないと思う。それもそのはず、「種の起源」の原典は挿絵の全くない論理本であり、自身の主張を膨大なデータを使って証明するために執筆された本であった。数学の証明問題のように難解で、生物学の基礎知識の無い人にはかなり読みづらかったと聞く。(おまけに間違った記述も多かった) そのため、その難読書をイラストの付いた本で解説することは、この偉大な理論への敷居を下げるためにもとてもいい試みだと思う。巻末には、原典には付随していなかったダーウィン後から21世紀までの科学の発展についての年表が記載されており、進化論の影響を受けた科学の進歩を俯瞰的に把握するための嬉しい気遣いがなされている。 注意点の1つとして、タイトルは「『種の起源』を漫画で読む」とされているが、「マンガで学ぶ世界の偉人シリーズ」に使われているような、いわゆる日本的漫画表現は少ない。ストーリーの起伏は少なく、あくまでも進化論の理論に沿って挿絵をつけた解説書という立ち位置である。とは言っても文字のみよりも格段に読みやすくなっているので、理解に関してそこまでの心配はいらないと思う。
Posted by
進化論を拒否する教育が未だにある、という話を聞きます。反知性主義は反科学主義でもあり、それが多様性のもとに容認されていることに戸惑いと怖れを感じたりします。しかし、そういう自分だってちゃんと進化論を読んだとこないな、教科書で教えられただけだったよな、と立ち位置の不安定さに気づいた...
進化論を拒否する教育が未だにある、という話を聞きます。反知性主義は反科学主義でもあり、それが多様性のもとに容認されていることに戸惑いと怖れを感じたりします。しかし、そういう自分だってちゃんと進化論を読んだとこないな、教科書で教えられただけだったよな、と立ち位置の不安定さに気づいたりもします。本書の解説は「ダーウィンの『種の起源』の原著には、図が一枚しかない」と書き出されていて、この本でダーウィンが行ったことは、膨大な証拠論理的な推論によってひとつの仮説を提出する作業だったと言っています。いわく『種の起源』は論理の本であると。つまり難解である。そのことこそが、進化論を知ろうとしない人を作っているのだとしたら、この漫画化は、とても価値のあることだと思います。漫画になっても難しいところ、あるけど…証拠のビジュアル化とダーウィンの論理過程の物語化は『種の起源』を近しい本にしてくれました。大学の時に相対性理論、教科書では、なんとなくわからなくて漫画で描かれたアインシュタインの本読んだら、わかったこと、思い出しました。
Posted by
チャールズ・ダーウィン著「種の起源」って歴史や生物の授業で聞いた事はあるけど読んだ事が無いという人が殆どだと思うのですが、この本は「種の起源」のエッセンスを漫画で読めますので、凄くお勧めです。絵についてはニコル・レージャー・フラーという方が描いているのですが、動植物の特徴を凄く上...
チャールズ・ダーウィン著「種の起源」って歴史や生物の授業で聞いた事はあるけど読んだ事が無いという人が殆どだと思うのですが、この本は「種の起源」のエッセンスを漫画で読めますので、凄くお勧めです。絵についてはニコル・レージャー・フラーという方が描いているのですが、動植物の特徴を凄く上手に描写されています。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前振りとあとがきと、今一つもっさりとした絵がとてもよくあっている。割と最近の事例を引いてたりするのは、その方が適切な説明だからそれでいいのだろう。初めて中断せずに読み終えられたことであるよ。
Posted by
- 1
- 2
