現実を解きほぐすための哲学 の商品レビュー
これは良書。大テーマの一つに「差別」があり女性差別や人種差別などセンシティブな話題に言及。でも、丁寧に構造を解きほぐしていく。バランス感覚、素晴らしい。スタートラインは再び引かれた。
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本書は、哲学の解説本ではなく、あるテーマについて著者の見解を示すような本ではない。取り上げられている、性差、人種、親子、難民、動物の命というテーマに関し、 本書は、哲学の解説書ではなく、またあるテーマについて著者の見解を開示する類いの本ではない。取り上げられているテーマ、性差・...
本書は、哲学の解説本ではなく、あるテーマについて著者の見解を示すような本ではない。取り上げられている、性差、人種、親子、難民、動物の命というテーマに関し、 本書は、哲学の解説書ではなく、またあるテーマについて著者の見解を開示する類いの本ではない。取り上げられているテーマ、性差・人種・親子・難民・動物の命について。著者自身も専門の分野ではないという。 哲学は、自分で考えそして他者との対話を通して思考を深めていくことであろう。そのために、事象を正しく理解することが必要になる。性差・人種・親子・難民・動物の命、それぞれに差別・偏見・思い込みに満ちた情報が氾濫している。また、正解があるわけでも無いテーマでもあろう。 インターネットでググった内容を真実だと信じ、書かれた意見が自分の考えである様に感じることの多い現代において、本当に大事なことを自分事として自ら考える手助けをしてくれる本である。
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