黙示 の商品レビュー

今野敏(著者)

2023/10/05

シリーズ3作目にして中々やっていることが凄い。現場へ向かう萩尾、武田コンビが出くわしたのは「ソロモンの指輪」なる価値がよく分からない盗難事件だった。そこから話は思いもよらぬ方向へと進んでいく。推理の醍醐味である会話の応酬といつもの今野敏節の融合が上手く交じり合っているのかいないのか・・・この作者のテイストを知っていない人が読むと付いていけなくなる可能性は大。解決も含めちょっと変わっていることは間違いない、賛否両論ある作品かと思う。個人的には結構好みかな。続くのかこのシリーズは。

2023/03/06

ネタバレですよ。

まさかの…、事件が一切起こっていない案件！ 笑っちゃったなぁ…。トチ狂ったおっさんの思い込みに真面目なお巡りさんたちが振り回されましたとさ、というおハナシ。蘊蓄は面白かったけどね。(2023-02-17L)

2022/05/02

歴史の話が面白かったです。
だれが犯人なのか最後までわからなかった
今回も音川さんにやられちった感ありますね。┐(´д`)┌

2022/03/23

うわ〜やっちゃってるな〜って感じです

わかりますよ
今野敏さん多趣味できっと超古代文明とか好きなんだろうな〜
どっかでやりたかったんだろうな〜
やるとしたら窃盗犯を扱う萩尾警部補シリーズだろうな〜
ってのはね

でも半分以上その話なんで…ちょっと違うかな〜と思いました
自分も超古代文明とか好きなんですけどね

次回作に期待です！

2021/06/30

萩尾警部補&石神達彦シリーズ

捜査3課のハギさんはともかく、探偵の石神さんはかなりお久しぶり。この二人のコラボにはかなり期待していたんだけど、終始噛み合わないやり取りで、読むのが面倒臭くなってしまった。トンデモ歴史ミステリにしても、ただ一点のネタをズルズルと最後まで引き摺っていただけの話。今野先生の作品は大好きなのですが、久々に残念に思った作品でした、、、。

2021/06/13

うーん。この三課盗犯シリーズは、段々と残念になっているような気がします。
前作にも登場したキュレーターの音川は相変わらず怪しげだし、捜査が思いつきや思い込みが多くて、最終的に事件の結末も、残念でした。

2021/05/04

少し前にどこかの書評サイトで、著者の本が特集されていて、初めて読んでみた。警察小説で有名で、この小説もそうなのだが、今回の事件がなんとも不思議なもので、正統派ミステリーとは色が違う。なかなかの切れ者ぶりを発揮している主人公の二人は、この著者の小説では有名らしい。機会があったら別の小説も読んでみるか。

警視庁刑事部捜査第三課の萩尾警部補と、ペアを組んでいる武田秋穂が担当するのは、渋谷区・松濤の豪邸で発生した窃盗事件。ソロモン王の指輪が盗まれたというが、関係者が皆、何かを隠しているようで歯切れが悪い。とんでもない価値がある本物で、伝説のイスラム過激派により命を狙われているかも、という。

2021/02/21

事件解決までじっくりと進んでいくというのがこの本の面白いところだとは思うが、話としてはさほど難しくないのに、展開の遅さに焦ったくもなる。
犯人が誰なのか最後までわからないところとか、結局犯人として逮捕できないところがとても面白い。

2021/01/26

渋谷松濤の高級住宅街から、高価な品物が盗まれた。

しかし、被害者は何を盗まれたのかなかなか明かさない。

その理由は、暗殺集団から身を守るためだという。

盗まれた物はなんなのか？

それはソロモンの指輪だという。

ソロモンの指輪わ盗んだ犯人は誰なのか？

萩尾刑事と武田刑事は謎を説いていく。

2021/01/15

シリーズ最新作。ソロモンの指輪が盗まれた、という事件が発生。最後は萩尾の”裁き”により誰も悪者として逮捕されない結末で、なんだか時代劇にありそうな展開のような気もしましたが、それゆえ萩尾が表面的な部分だけをみて捜査しているわけではないことの証左といえるでしょう。

ソロモンの指輪を取り巻く歴史のエピソードについては興味がわかれるところで、読み手によっては退屈したり、のめりこめない、といったケースがあるかもしれませんね。