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Think right の商品レビュー

3.6

36件のお客様レビュー

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2022/03/13

『Think clearly』『Think Smart』に続くThinkシリーズの3作目で、先入観にとらわれずに、正しい選択をして、人生をよりよく過ごすための手法が解説される。ビギナーズラックとか希少性の罠とかストーリーの罠など、私たちが普段日常を過ごす中で陥りやすい落とし穴につ...

『Think clearly』『Think Smart』に続くThinkシリーズの3作目で、先入観にとらわれずに、正しい選択をして、人生をよりよく過ごすための手法が解説される。ビギナーズラックとか希少性の罠とかストーリーの罠など、私たちが普段日常を過ごす中で陥りやすい落とし穴について、事例を基に解説されているので非常にわかりやすい、こういうことを知っておくと知らないでは人生の充実度も変わってくると思う。人間の認知バイアス(思い込み)に興味ある人にオススメ。

Posted byブクログ

2022/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ3冊ありますが第一弾だったんですね。3冊目と思ってました。ずっと気になっていてやっと手に取った一冊。一昨年くらいの話題書の一冊だったかと。 しかし、読んでみると何となく思ってた本とは違ってた感が。 思考のワナにハマりがちな事例をたくさん引いており、それにまつわる知ってる実験や検証知らない実験や検証様々出てきて面白かったのですが、うーん、自分は人生の参考にするというほどの何かを得た感がなかったです。 「言われてみればわかってることばっかり」という感じか(言い方悪いけど) 読み物として読むのはサラッと読めていいと思いますがシリーズ完読は私はいいかな。

Posted byブクログ

2021/11/20

本質的には真新しいものは少なかったが 読みやすいのでシリーズ全体を通して高評価。 具体例もあって理解しやすいと思う。 メモ お返しの法則の側面には報復もある 集団思考のワナ プラスマイナスゼロに調整する力 事前に提示された金額に引っ張られる 利益より損失を訴える

Posted byブクログ

2022/05/08

本書は日常生活で陥りがちな「思考の落とし穴」が題材で、○○のワナという形で52個の思考の落とし穴と、それに嵌らないためのアドバイスをしてくれている。 一つ紹介すると、「生き残りのワナ」は、「成功者」は表舞台に上がり、「挫折した人」は登場しないため、日常においては「成功」が「失敗...

本書は日常生活で陥りがちな「思考の落とし穴」が題材で、○○のワナという形で52個の思考の落とし穴と、それに嵌らないためのアドバイスをしてくれている。 一つ紹介すると、「生き残りのワナ」は、「成功者」は表舞台に上がり、「挫折した人」は登場しないため、日常においては「成功」が「失敗」よりもはるかに目立つために、成功への見通しを甘く見て過大評価してしまうことを指す。 成功を収めたコーチングセミナーのトレーナーやベストセラー本に書いてあることも疑った方が良い。 というのも、失敗した人は自分の失敗について本を書いたり講演をしないため、成功法則通りに行動したにも関わらず失敗に終わってしまった人がごまんといるという事実は浮き彫りにならないからである。 だからといって「リスクをおかさない方が良い」ということではなく、「生き残りのワナ」は確かに存在していて、成功の可能性を歪めて見せているということは常に意識して行動をするべき。 「生き残りのワナ」に嵌ることを防ぐには、かつては有望視されていたプロジェクトや投資、輝かしい経歴を持った人々の失敗に目を向けることである。 こんなことが52個程書いてある。 本書を読むと、いかに自分が合理的な選択をしたつもりでも、錯覚や感情に左右されて非合理的な選択をしているかが思い知らされる。 「FACTFULNESS」にも近しい内容に感じた。

Posted byブクログ

2021/10/10

本書は、2013年に刊行された「なぜ、間違えたのか?」の改訂版にあたります。 「Think clearly」「Think Smart」と並ぶ「52の思考法シリーズ」第一弾にあたり、2020年に発刊されました。  人間の思考はけっして合理的ではない。思いもよらぬ不合理な行動をとって...

本書は、2013年に刊行された「なぜ、間違えたのか?」の改訂版にあたります。 「Think clearly」「Think Smart」と並ぶ「52の思考法シリーズ」第一弾にあたり、2020年に発刊されました。  人間の思考はけっして合理的ではない。思いもよらぬ不合理な行動をとってしまい、それが失敗や想定外の間違いを引き起こすものであり、失敗を招きかねないそうした思考の落とし穴は、行動経済学や社会心理学、進化心理学の分野で研究されており、著者によると、現在わかっているだけでおよそ120のワナが存在しているとのことです。本書では、その「思考の落とし穴」52を紹介しています。  ハロー効果やすっぱいブドウの木のように有名なものから、言われてみればそういう風に考えてしまいがちと納得してしまうもの、本当にそうだろうかと思ってしまうものまで、多岐に渡っており、様々な研究や経験を通して紹介されていますので、ショートストーリーをいくつも読んでいる感覚になります。 たとえば、 「回想のワナ」:ものごとが起きてしまってから、あとになって、それは予測可能だったと考えてしまうこと 取り除くのがもっとも難しいワナの1つ 「自分はうまく予測できるはずだ」と自己過信し、わたしたちを思いあがらせ、誤った決断に導く アドバイスは、日記をつけること また、「お抱え運転手の知識のワナ」 お抱え運転手とは、知ったかぶりをする人、自分を実際以上に誇示する人 「本物の知識」と「お抱え運転手の知識」を区別するのは難しくなっている。 「お抱え運転手の知識」を信用してはならない。見極めるサインは、本物の知識をもちあわせている人は、自分が知っていることと知らないことをよくわかっている というように、思考の落とし穴を紹介したあと、その対処法をのべているので、自分がよく引っ掛かりそうな話を中心に読んでいけば正しい判断を下せるようになるのかもしれません。 一方で、そのように思考してしまう背景に、進化の歴史があり、間違ってしまうことは仕方ない、ということもたびたび指摘していることから、最初から完璧を目指すのではなく、失敗したら、少し修正し、次の機会に備える、その繰り返しこそ豊かな人生につながる、ということなのだと思います。 ▼本書は「思考の落とし穴」に陥らないためのリスト  「思考の落とし穴」とは、「合理的に考えたり、論理的で理性的な行動をとろうとしたりするときに、一定の法則にしたがって陥る推論の誤りのこと」 ▼「社会の中で、一般的な考え方にしたがいながら生活するのは簡単だ。   孤立して、自分の考え方だけで生きることも難しくない。   しかし、偉大な人間とは、社会の中にいながらも   自立した考え方を保ち続けることができる人である。」  (ラルフ・ワルド・エマーソン(思想家)) ▼人間というものは、そもそも論理的に考えずに間違いをおかしやすい。それは、すべての人に当てはまると考える。優れた知性をもちあわせている人ですら、同じ落とし穴に何度もハマりこんでは、試行錯誤をくり返している、こうした誤りは偶然に起こるのではない。ハマった落とし穴の種類によって、決まった方向に間違いをおかすのである。そのことを理解すれば、過ちを予測でき、ある程度、行動を修正することができる。それでも、あくまである程度にすぎず、決して完璧には修正できない。 ▼わたしたちは生物学的には、原始人となんら違いはなく、どんなにブランドの服に身を固めても、脳をはじめとする肉体は、狩猟と採集をする人間にすぎないのである。変化したのは「人間そのもの」ではなく、わたしたちが暮らす「環境」のほうだ。 ▼人間は「間違い」をおかすようにできている ①進化はわたしたちを決して”最善の状態”、つまり完璧にはしてくれていないのだ。つまり、わたしたちがほかの生き物よりも環境に適応している限りは、行動に間違いがあっても許される。 ②人間の脳は、「真実を追求」するためではなく、「繁殖を目的」として機能している。 ③「直感的な決断」は、それが完璧に合理的ではなくても、特定の状況においてこそ価値がある。 ▼失敗してもそれほど大きな問題にならない状況では、論理的に考えるのをやめて、自分の直感に任せている。論理的に考えるのは骨が折れる。だから、大きな損害が出ない場面では、頭を使って悩まずに、間違いをおかすことを自分に許すのである。そのほうが生きやすい。わたしたちがそれほど大きな危険をおかさずに生きている限りは、わたしたちの決断が正しくても間違っていても、自然にとってはそれほど大きな問題ではないのだ。しかし、重要な場面では、どのような決断を下すべきかよく考えることが必要なのである。

Posted byブクログ

2021/09/15

人は何にでもストーリーを作りがちで、記憶をストーリーに合わせて改ざんすることがある。そのストーリーから漏れてしまってる事柄に目をつけてみよう。また平均への回帰といって一回上下したものは次の場面では逆の動きをして平均に戻ろうとするものである。つまり、一方的に変化し続けることはないこ...

人は何にでもストーリーを作りがちで、記憶をストーリーに合わせて改ざんすることがある。そのストーリーから漏れてしまってる事柄に目をつけてみよう。また平均への回帰といって一回上下したものは次の場面では逆の動きをして平均に戻ろうとするものである。つまり、一方的に変化し続けることはないことを頭に入れて物事を見るべきである。人に思考はコントロールできないが、自分で考えて働きかけることはできる。

Posted byブクログ

2021/09/02

誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法。心理学のルールをまとめたノウハウ本。 この本の内容の半分くらいは、他の心理学本やテレビの情報番組等で断片的に知っていた。この本では著者の失敗経験も含め様々な事例を挙げながら、簡潔にルールを整理しており大変判り易かった。 自分もこ...

誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法。心理学のルールをまとめたノウハウ本。 この本の内容の半分くらいは、他の心理学本やテレビの情報番組等で断片的に知っていた。この本では著者の失敗経験も含め様々な事例を挙げながら、簡潔にルールを整理しており大変判り易かった。 自分もこれまでの人生の中で数々の「しくじり」をしてきたが、その失敗経験もこの本のルールを知っていれば回避できた可能性がある。心理学的なルールを知って行動するのと、知らないで行動するのでは、結果は大違いだ。手短に心理学を学びたい人、ノウハウを知りたい人には、入門書として最適だと思うけれど、自分自身は、この本のルールをソツなく実践するのは難しいように感じた。あくまで知識として知っておいたほうが良いが、もしこれを全て実践できる人がいたら、逆に魅力の無い平凡な人間に見えるかもしれない。

Posted byブクログ

2021/05/26

古代の世界では、指数関数的に時間の経過と共に数が増えていく状況はなかったので、直感で動くことは合理的な判断だった。 しかし現在では直感で動くと損をしてしまう事態が発生する。それは我々は古代から受け継いだ思考方法は理解しやすいが、指数関数的な思考を理解することは難しいためである。

Posted byブクログ

2021/04/19

「あれ?なんか、読んだことがあるエピソードがあるなぁ?」と思っていたら、本書は、『なぜ、間違えたか?誰もがハマる52の思考の落とし穴』の改訂・復刊版だったから。うん、その改定前のバージョンも読んでましたよ。だから、「あれ?なんか、読んだことがあるエピソードがあるなぁ?」となったん...

「あれ?なんか、読んだことがあるエピソードがあるなぁ?」と思っていたら、本書は、『なぜ、間違えたか?誰もがハマる52の思考の落とし穴』の改訂・復刊版だったから。うん、その改定前のバージョンも読んでましたよ。だから、「あれ?なんか、読んだことがあるエピソードがあるなぁ?」となったんですね。 実質的に、再読のような形になりましたが、それでもやはり、考えさせられるエピソードが多いです。「あぁ、そういう事多いよね」というエピソードが複数。いろんな先入観に、惑わされているんだなぁ。

Posted byブクログ

2021/04/15

肉屋の店員が「脂肪分99%カット」と「脂肪分1%」どっちを選ぶ さてどっちを選ぶか。現代この様な「話の穴・罠」が多くあり、選択によっては損得が明確にでることもある。権威の罠では「無意識のうちに権威のある人に服従してしまい、権威を信じるあまり、自分自身で考えなくなってしまう」など ...

肉屋の店員が「脂肪分99%カット」と「脂肪分1%」どっちを選ぶ さてどっちを選ぶか。現代この様な「話の穴・罠」が多くあり、選択によっては損得が明確にでることもある。権威の罠では「無意識のうちに権威のある人に服従してしまい、権威を信じるあまり、自分自身で考えなくなってしまう」など 本物の知識とは自分自身で体感することだと思っている。

Posted byブクログ