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弦齋夫人の料理談 の商品レビュー

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2022/03/13

思った以上に読みやすい明治のレシピ本。 和食と西洋料理の作り方を記者と夫人が対話する形式で書かれています。 イチゴ、みかん、梨など果物から、豚肉、イチボ、雉などの肉類(イチボは牛肉ですね)、魚などが登場。 漬物や雑煮などの面白いレシピも出てきます。 当時の西洋料理は、ほぼ全て...

思った以上に読みやすい明治のレシピ本。 和食と西洋料理の作り方を記者と夫人が対話する形式で書かれています。 イチゴ、みかん、梨など果物から、豚肉、イチボ、雉などの肉類(イチボは牛肉ですね)、魚などが登場。 漬物や雑煮などの面白いレシピも出てきます。 当時の西洋料理は、ほぼ全てバターを使っていたようで。 オリーブオイルは流石に登場しません。 記者が手軽に作れるものをと繰り返し聞き、美味しいものは手間がかかるものだと返す夫人のやりとりが何度も登場します。 家で簡単に作れるものが良いというのは、世の常ですね。 冷蔵庫がない時代ですし、氷で冷やす氷箱や食べ物の保存方法なども登場。 美食への飽くなき探求はどの時代でもあったのだなと感心しました!

Posted byブクログ