危機の時代 の商品レビュー
投資は情報力と忍耐力、と言う。経営学以上に歴史、哲学、数学を推奨し、決して米国の有名大学を勧められない(授業料高騰=教授のテニュア「終身在職権」古い考え方の存在・過剰なMBA)だという。注目する国はロシア、中国(人口・天然資源・軍事力)であり、日本は今後さらに低迷化する(MMTに...
投資は情報力と忍耐力、と言う。経営学以上に歴史、哲学、数学を推奨し、決して米国の有名大学を勧められない(授業料高騰=教授のテニュア「終身在職権」古い考え方の存在・過剰なMBA)だという。注目する国はロシア、中国(人口・天然資源・軍事力)であり、日本は今後さらに低迷化する(MMTによる借金とばら撒き)だが、移民を受け入れれば変化もあるが、人口が減少する国、歴史的に移民拒否・外国人撤退国は廃れるは、と言う。今の日本の政治はまさに米国がやっていた政策MMT(Modern Monetary Theopry:国債発行で借金増・ばら撒き政策)であり、それは長続きしないで崩壊すると予測しており、プラントンの言う歴史の繰り返しで、今は民主政治のカオス状態で独裁になりつつある状態、と言える。
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【危機の時代】 ジム・ロジャース こんなひとにおすすめ。 投資家の市場のとらえ方、¥への考え方を知りたい人。 【A;購読動機】 ジム・ロジャース(以下、ジムとする)は投資家です。ウォーレン・バフェットと同じく投資家です。 投資家が、アメリカ、日本、そして世界全体をどのようにと...
【危機の時代】 ジム・ロジャース こんなひとにおすすめ。 投資家の市場のとらえ方、¥への考え方を知りたい人。 【A;購読動機】 ジム・ロジャース(以下、ジムとする)は投資家です。ウォーレン・バフェットと同じく投資家です。 投資家が、アメリカ、日本、そして世界全体をどのようにとらえているのか? また、その理由が何なのか?を知りたくなりました。 なぜ?それは、自身の観察や思考能力を棚卸しすることにもつながるからです。 また、投資家の考え方をしることは、投資を受ける側(企業側)の実務にもプラスになると考えたからです。 ―――――――― 【B;著書の内容】 ジムの体験をもとにした考え方が記述されています。 <マクロ> ・不況の入口の兆候 ・国別の体力を観察する指標 <ミクロ> ・企業評価指標 ・投資する・しないの選別方法 ・¥への考え方 ―――――――― 【C;学び】 <マクロ> ・好況/不況のサイクルは、過去実績では15年サイクル。 ・国家の借金、収支、そして将来人口推移。基本的な評価項目。 ・増え続ける人口。不足する食糧と資源。投資対象領域。 <ミクロ> ・企業評価はBS(資産、借金、自己資本)を中心に。 ・投資しないは、自身がわからない領域。 ・短期利益思考としない。長期が基本。 <情報源> ・複数の情報源をもつこと。ジムは、中国含めてNか国の情報をもとに投資判断。
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多くの日本の会社を30年前に破綻させれば良かった。 その通りで、傷の舐め合いでジリ貧になるくらいなら、思いっきりメスを入れるべきでした。 今だから後出しに聞こえますよね。日本は決断できない国なのです。
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15年も先になったら今の常識なんて間違いになっているかもしれない。だからこそ、自分で情報収集し、考えることが大切だと学んだ。 本書で多くのことを学んだが、ロジャース氏の意見も頭ごなしに理解するのではなく、自分なりに咀嚼して理解していこうと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
歴史を振り返ると、貿易戦争に勝った国は無い。貿易戦争は常に人々に災害をもたらしてきた 外国人を非難すると言う安易な手段に頼る政府が愚かな戦争を引き起こすことを、歴史は証明している 危機になると、絶望して自殺しようとする人がいつも現れる。そういう人たちに私はこうしていたい。どんなに悪いことがあっても15年経てば、世界が全く違うものになっている、と 私が投資する候補となる企業を分析する際に、最初に見ることの1つは、競争状況だ。競争が少なければ、そのビジネスが成功する可能性が高い 忍耐は、私が子供たちに教えようとしている最も重要な言葉である 外国人が勝手に決めた国境線 日本が得意とするロボット技術をもっと活用すべきだろう。ロボットやドローン、AIを活用して、農業にイノベーションを起こせば、ビジネスチャンスは大きいはずだ オリンピックで大きな経済効果を上げた国はないと私は考えている。オリンピックを開催するには年に多くのお金がかかるからだ オリンピックはどの国も作ったことがない。1つだけ確かな事は、借金が増えることだ
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210315*読了 ジム・ロジャーズさんの本を読むのは2冊目。 こちらはコロナ後に出版されたので、最新の知見が得られると思って読みました。 株高が続いているけれど、今すぐではなくても、いずれリーマンショック以上の恐慌が来るんだろうな、やっぱり。ロジャーズさんの歴史から学ぶ手法は...
210315*読了 ジム・ロジャーズさんの本を読むのは2冊目。 こちらはコロナ後に出版されたので、最新の知見が得られると思って読みました。 株高が続いているけれど、今すぐではなくても、いずれリーマンショック以上の恐慌が来るんだろうな、やっぱり。ロジャーズさんの歴史から学ぶ手法は正しいように思います。 今この時どうするかに限らず、これから先もこうすべきと思える点がいくつかあって、まず、「自分で判断すること」。これは何においてもそう。 複数の国の新聞を読む、ということも一つの視点だけを信じず、物事をいろんな面から見て判断する、ということで、これは大切なことだと思います。 ロジャーズさんも注目している中国、ロシア、北朝鮮 確かに成長の可能性を秘めているけれど、ロジャーズさんが言っているから、ではなく、自分で情報を集めた上で判断したい。 子どもに対するお金の教育や大学の選び方も、我が子がこれからまさに教育を受けていくので、勉強になりました。自分の時はこうだったから、で判断するのはよくないよなぁ。 この先の判断をしていく上で大事なことをこの本から教わりました。
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貿易戦争に勝った国はない。 外国人の非難から戦争が始まる。 戦争の最初の犠牲者は真実。 破綻すべき企業を倒産させなかった日本。 15年で常識は劇的に変わる。 危機は変化のきっかけになる。 良い投資家になるにはバランスシートを読む必要がある。 幸運はよく準備した人のところに転が...
貿易戦争に勝った国はない。 外国人の非難から戦争が始まる。 戦争の最初の犠牲者は真実。 破綻すべき企業を倒産させなかった日本。 15年で常識は劇的に変わる。 危機は変化のきっかけになる。 良い投資家になるにはバランスシートを読む必要がある。 幸運はよく準備した人のところに転がり込む。 イギリスに金融センターを置く意味がなくなる。 スイスフランはgoogleとamazon株で維持している。 日本の農業をロボットやAIでイノベーションを 外国人に門戸を開かない国は衰退する 世界は変化しているが人間の本質は変わらない。歴史は繰り返す。 人は新しくて、興奮できるものにお金を払う。 オリンピックが国を救ったことはない。借金が増えるだけ。 アメリカの大学のコスト 54%が学生ローンで借金 不良債権率11% 教授平均年収20万ドルを超え、学長は100万ドルを超える テニュア(終身在職権)の存在 先端分野の教育のオンライン授業へ MBAは供給過剰で役に立たない ノーベル経済学賞は同じ経歴の人が決めている価値のない賞 MMT現代貨幣理論 国際を自国通貨建てで発行 無料の食事 ベーシックインカム 進歩しなくなる ゲームに勝って豊かになってきた ブロックチェーンで多くの銀行が消滅する可能性 デジタル通貨で一人ひとりの国民が何にいくら使っているのか把握できるようになる 深圳と中国 ソフトとハード両輪がそろう場所 アメリカではエンジニアリングが好まれない CGTNやRTなど邪悪な国の情報発信から学ぶ 経済的に非常に成功した多くの国は実質的な一党独裁 民主主義だからと言って経済的異成功しない アジアでは女性が不足している 地位が向上していく
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ジム・ロジャース氏がグローバルな視点から日本への警告を記した著書。 著者は歴史を重んじており、人間は同じ過ちを繰り返すと主張している。現在は先進国が揃って金融緩和をしており、お金が市場にあふれているため、各国の市場は株高を形成しているが、遠からずバブルは崩壊すると警告する。 その...
ジム・ロジャース氏がグローバルな視点から日本への警告を記した著書。 著者は歴史を重んじており、人間は同じ過ちを繰り返すと主張している。現在は先進国が揃って金融緩和をしており、お金が市場にあふれているため、各国の市場は株高を形成しているが、遠からずバブルは崩壊すると警告する。 その中には日本も含まれており、さらに日本は労働人口の減少と超高齢化が進むため、移民を受け入れない限り先進国であり続けることもできないと警鐘を鳴らす。 一方で、今後の発展が期待できる国といて、一党独裁にと市場開放で成功した中国、財政が健全で天然資源が豊富なロシア、南北統一したときの朝鮮半島をあげている。一方でインドは小規模な農業従事者を優遇する政策や外資への規制などがあるため発展が期待できないとしている。 ・良い投資家になりたいなら、バランスシート(貸借対照表)を読むことを学ぶ必要がある。バランスシートから始めれば、投資を考えている会社が健全かどうかを知ることができる。バランスシートは損益計算書よりもはるかに重要になる。 ・個別投資よりもインデックス投資の方が優れている。 ・自分が多くのことを知っている詳しい分野以外に決して投資しないこと。
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リーマンショックは突然起きたものではない、普通の人が気に留めない小さな兆しがいくつも有り、その後の深刻な危機につながった。 日本の株価も今の二万円から四千円程度に下がれば大きなチャンスがある。(そりゃそうだと突っ込むが) 現在進行中の危機は私の人生最悪のものになるだろう。今回の危...
リーマンショックは突然起きたものではない、普通の人が気に留めない小さな兆しがいくつも有り、その後の深刻な危機につながった。 日本の株価も今の二万円から四千円程度に下がれば大きなチャンスがある。(そりゃそうだと突っ込むが) 現在進行中の危機は私の人生最悪のものになるだろう。今回の危機が深刻なのは、多くの国の中央銀行が金利をゼロにしているため。(藤巻さんも言っていた) スイス中央銀行は10兆円もの米国IT企業の株式を保有している。スイスフランがAmazonらに支えられている。株式市場の危機はスイスフランに重大な危機をもたらす。 中国は歴史の中で幾度も超大国と衰退を繰り返した。他のどの国もかつて超大国であった所は衰退し、再び以前の輝きを取り戻した国は存在しない。エジプト・ギリシアから英国まで。しかし中国は再び世界で最も支配的な力を得る可能性が高い。 インドには悲観的。他国に対する規制が強すぎる。小規模農家(全体の85%)の保護が行き過ぎ。モディ首相は何もしていない。外為が機能していない。官僚主義が恐ろしくはびこっている。 米国の問題は教育。大学の学費が4年で30万ドルと得られる教育の価値に全く見合っていない。大学教授は終身在職権テニュアを持ち新しい教育への意欲が無い。時代の変化を教えられず、このままでは中国の大学に負ける。 MBAは取る価値無し。以前は年間5千人ほどだったMBA取得者。現在は米国だけで年間数十万人。自身もアイビーリーグのコロンビア大学ビジネススクールで教えていたから解かるが、教えてられていることの多くが誤り。取得する費用も時間も無駄、そのお金で世界を回った方が有意義。 MMTは誤り。しばらくは良いが、その内破綻する。破綻するのが遅ければノーベル賞を取るかもしれない。 1984年に中国に行って中国の成功を確信。皆に説いたが誰も耳を貸さず笑い、これからは日本だと皆が言った。(その後どうなったかは誰もが知ることに) 自由で民主主義であることは経済発展と何も関連が無い。民主主義をずっと実践している国でも全く発展しない国はいくらである。逆もしかり。 特にアジアでは女性が不足している。女に生まれて良かったと思える時代が来る。 マリファナに投資チャンス。多くの国がその有効性と安全性に気付いている。 今後数年は私の人生最悪の相場がやってくる可能性が有るが、歴史に学び、変化を見極めチャンスをつかみ、危機を乗り越える。 その為には他人の意見や常識に振り回されてはならない。たとえ失敗しても環境は必ず変わる。
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日本の中だけで生きていても世界の大きな流れには飲み込まれてしまうので、この本を読んで世界の大きな構造を理解しておくのは大事です。 この本を読んで、欧米のメディアだけでなく、中国、ロシア、中東の英語版メディアにも目を通すことにしました。
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