星に仄めかされて の商品レビュー
うーん 途中で集中出来なかった。 われはうみのこ、しらなみの、 さわぐいそべの、まつばらに。 けむりたなびく、とまやこそ、わがなつかしい、すみかなれ。 読書中、童謡が綺麗に響いた。
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『地球にちりばめられて』を読んでから半年。 ファンタジーのようでもあり、社会風刺のようでもある不思議な物語は続いていた。言葉を失ったsusanooの元にみんなが集まっていく。 ムンンとヴィタという新しいキャラクターがこの物語に新鮮な風を送っている。 最終章では、ノアの方舟のような船に乗って、地図上から消えた国を探しにいく準備を始める。 多和田さんの言葉遊びや社会問題への痛烈な皮肉は相変わらず軽妙でクスッと笑える。 「船は海にオイルを流したり、ゴミの絨毯を海に敷いたりもする」とかね。 「教養のテーブルクロスを広げる」いい表現も面白い! 三部作の最後、『太陽諸島』はどうなるのか。
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(2024/11/05 3h) 三部構成。『地球にちりばめられて』で感動した壮大さが今作では尻すぼみになってしまったような。視点が増えてしまったことも要因になると思う。視点は前作の登場人物だけで良かった。 とはいえ、フランス人?のムンンの純粋すぎるほどの視点(アルジャーノンに...
(2024/11/05 3h) 三部構成。『地球にちりばめられて』で感動した壮大さが今作では尻すぼみになってしまったような。視点が増えてしまったことも要因になると思う。視点は前作の登場人物だけで良かった。 とはいえ、フランス人?のムンンの純粋すぎるほどの視点(アルジャーノンに花束をを思い出す)とか、ベルマーみたいな強烈な嫌われ者の視点とか、新キャラの視点は新鮮ではある。 ベルマーもニールセン夫人も決して好きにはなれない。ベルマー目線のインガは魅力的だったが、夫人目線はげんなりした。 しかし、『太陽諸島』も読みます。
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読み終えた。……分からない。 ますます、迷路の中に入り込んだ感じだ。 三部作二冊目。Susanooの言葉を取り戻すために病院に入ることに、そこにみんなが集まるという話。 病院での話とクヌートの母親の恋愛とノラとナヌークの病院までの道中話と。 話があちこちに散っていて、何を読んでたかなと思う。 最初に出てくる、『ムンン』もよくわからなかったけど、Susanooが「ツクヨミ」と言っているという点から『ムーン』なのかなと思う。差別的な人物も出てくるけど……これは皮肉なのか、何でもかんでもうるさい時代だなという話なのか?と思って読んでしまった。 障がい者のムンンは差別を気にもしてないのにという事なのかな。 全部の出来事が中途半端と思っていたら、いきなり『夢か現実か分からない船のチケット』がみんなの前に現れて『船に乗ろう』で終わってしまった。 がっつりファンタジーに見えた。それとも、ムンンは言葉が上手く使えなくて、現実と幻想の境目も曖昧でそうなってるだけなのか……。 意味が分からない事が多すぎて、これ次で『面白い』に転じそうにはないなと思う。 ついでにちょいちょい性的なワードが入ってる。男性キャラってキツイなと思ってたら 『色あせたペニスみたいなソーセージが並んでいた。』168p この一言で、ああ、それはないなと思った。ついでにこれ、食事を選ぶシーンに書いてある。5歳児キャラなら分かるけど、そういうふざけたキャラではないし、そういうシーンでもない。 この後にセックスに関するシーンがあるとか、そういうのでもないので……食欲がないという意味かと思えばそういう描写でもない。たぶん、この描写がかっこいいと思ってるんだろうな。というぐらいしか分からないけど、これで食欲湧いて、ソーセージ食べようと思う人がどれだけいるんだろうか。私は無理だなと思った。この一文で、訳の分からなかった物語を理解しようとして読むのもやめようと思った。そういう世界の人なのだと切り捨てて読む事にする。 一冊目よりきつかった二冊目。
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現実だと思って読んでいると、突然夢の話のような、SFのような要素も出てくる。 記憶というのは曖昧で、そう言われたら、そんな気もする。ということがある。日本人だから分かる、少し考えてクスッと笑える、皮肉を込めた言葉遊びに、時折、今居る祖国を失ったような気になる。そうして物語にのめり...
現実だと思って読んでいると、突然夢の話のような、SFのような要素も出てくる。 記憶というのは曖昧で、そう言われたら、そんな気もする。ということがある。日本人だから分かる、少し考えてクスッと笑える、皮肉を込めた言葉遊びに、時折、今居る祖国を失ったような気になる。そうして物語にのめり込んでいく。 この先の冒険も楽しみに思う。
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前作と同じく 終わったようで終わらない不思議な物語。 どこまでが現実で、どこから虚構? たぶん日本人らしいSusanooは 母語を失ったという意味で「失語症」だと 専門医ベルマーのもとにやってくる。 最初はこの病院の人々の視点から描かれます。 前作でSusanooに関わった人...
前作と同じく 終わったようで終わらない不思議な物語。 どこまでが現実で、どこから虚構? たぶん日本人らしいSusanooは 母語を失ったという意味で「失語症」だと 専門医ベルマーのもとにやってくる。 最初はこの病院の人々の視点から描かれます。 前作でSusanooに関わった人々は それぞれの手段で彼を見舞いに行こうとする。 その旅路でおのおのの来し方を思い 未来を考え Hirukoと失われた彼女の祖国に憧れる。 「インクの田んぼ」という区やら 「大きな手の町」という街やら 他国人が微妙に変換して覚えている日本語が なぞなぞみたいでおもしろい。
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以前に読んだ地球にちりばめられての続編があると聞いて読んだ。SFと純文学の狭間な雰囲気が独特で、前作同様演劇を見ているような感じで楽しめた。 各登場人物の視点で順番に物語が進んでいく構成になっており、今回の舞台となる病院のメンバーが新たに登場人物として追加された。恋心を含めた人間関係が複雑に入り組みながら、よく分からない話が転がっていくところが興味深い。コペンハーゲンにある病院へとりあえず全員集合していくのだけど、その過程で各人の感情が著者の比喩を駆使して語られていき、そこには現状の社会問題を含めた話もあったりで興味深かった。どうしても皮肉めいたラインに惹かれる。以下引用。 大きな自然災害があって、県庁や市役所の書類が大量に燃えたり流されたりして、戸籍の代わりに生存者ナンバーのようなものができたらしい。「生存者ナンバー」ではあまりに悲惨なのでこのナンバーは「家がなくなっても気にするな、大丈夫だ、元気を出せ」というメッセージを込めて「ドンマイ・ナンバー」という名前になった。 大きいビールを注文し、速い車に乗り、美味しい肉を食べ、美しい歌手をテレビで観る。それだけで満足してしまう人間は、自分の人生に欠けている形容詞のことなど考えてもみないだろう。 言葉を口にすれば、必ず誰かを傷つける。絶対に傷つけないように細心の注意を払って遠回しな言い方をすれば、誰を傷つけないために何を口にしないようにしているのが逆にはっきり輪郭をあらわす。 最後に全員集まってしっちゃかめっちゃかなるのは前作を踏襲しているのだが、Susanooの露悪性が意外だった。さらぶそこで険悪になるわけではなくノアの箱舟的なエンディングになるのは予想外。「多様性」のくくりは安易なのではないか?という意図があると思うのだけど、それをロジカルというより感覚的にどっちらけにしてしまう大胆さがかっこいいと思えた。
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第2部。続きが読めました。楽しい場面がいっぱいで、多和田さんって底なしだわ。 この先どうなっていくんだろう! 第3部に進むべし。
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「地球にちりばめられて」の続編。やはりRPGをしているような読後感! 前作は母国を失ったHiruko のまわりに仲間が集まってきた感じだったけど、今作で中心にいるのはSusanoo。 失語症のSusanooを見舞うために仲間が集まってくるのだけど、前作よりもそれぞれの内面がフォー...
「地球にちりばめられて」の続編。やはりRPGをしているような読後感! 前作は母国を失ったHiruko のまわりに仲間が集まってきた感じだったけど、今作で中心にいるのはSusanoo。 失語症のSusanooを見舞うために仲間が集まってくるのだけど、前作よりもそれぞれの内面がフォーカスされていたので、そのぶん生々しい部分を見せられた感がある。 地球環境や社会課題のことも盛り込まれていて、多和田さんは広い視野と視点を持っている方なんだろうなあと思った。 次は船でHiruko の母国へ向かうのかな??続きが楽しみです。
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この作者はずっと連想ゲームをしているような本を書く。この作者の本を読むと害のない夢を見ているように現実から離れられるから電車にちょうど良い。
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