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まっくろいたちのレストラン の商品レビュー

4.4

13件のお客様レビュー

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2024/05/19

愛するひとのため できることがある-。 初めての島本理生san、『こはるとちはる』(白石一文san)に続く「恋の絵本」シリーズ。 「まっくろいたちには、おかあさんも、おとうさんも、いませんでした。」から始まるお話し。コンプレックス?のキバ、森のレストラン、うさぎのお嬢さまなど...

愛するひとのため できることがある-。 初めての島本理生san、『こはるとちはる』(白石一文san)に続く「恋の絵本」シリーズ。 「まっくろいたちには、おかあさんも、おとうさんも、いませんでした。」から始まるお話し。コンプレックス?のキバ、森のレストラン、うさぎのお嬢さまなど。 自分の顔が怖いだろうからと、常に後ろを向いて料理を作る優しいコックさん。わるいハチ、嘲笑するリス。ジュースを溢したモモンガ坊やに、マントを貸してあげたお嬢さま。そのお嬢さまにコートを貸してあげるコックさん。普段は少し気が弱いけど、「愛するひとのため」に、天敵のワシと闘ったシーンは感動しました。 王子さまみたいな性格、人間界にもいますね(怒) 森に戻ってこれて良かった! 平岡瞳sanのイラスト(特に、動物たちの表情)も素敵でした。一番のお気に入りは、「そのばん いたちは ねむれませんでした。」の、窓から外を見ているいたちの後ろ姿です☆

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2024/04/20

キバがコンプレックスのひとりぼっちのイタチがおもてなしのレストランをひらいて、守りたい人ができたのですね

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2023/12/26

まっくろいたちは、ぶきみな牙がコンプレックス故に孤独。そんなまっくろいたちがレストランをはじめる。やってきたのはうさぎのお嬢さま。 自分のコンプレックスを受け入れられた気がして、自分を犠牲にして愛する人を助けて、再び孤独になったまっくろいたち。そこにお嬢さまが戻ってきた。もう孤独...

まっくろいたちは、ぶきみな牙がコンプレックス故に孤独。そんなまっくろいたちがレストランをはじめる。やってきたのはうさぎのお嬢さま。 自分のコンプレックスを受け入れられた気がして、自分を犠牲にして愛する人を助けて、再び孤独になったまっくろいたち。そこにお嬢さまが戻ってきた。もう孤独じゃない。

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2023/08/25

主人公のコックのイタチの心を表すかのような色使いが印象的。恋を描いた絵本なので、子供には分かりにくい部分も。大人向けなのかなと思う。

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2022/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

えっ。 どうみてもうさぎのお姫さまだって いたちのこと、好きでしょ? なのになぜ婚約者らしきうさぎの王子を連れてくるの? まっくろいたちの気持ちを思って、泣いた…… けど、そこは「恋の絵本」ですもん。 ハッピーエンドでよかったよかった

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2021/10/09

「星のように離れて雨のように散った」に続いて、島本理生さんの作品を連続で。今度は「恋の絵本」。 導入部を読んで、はっとさせられた。これじゃまるで、「星のように~」みたいじゃないか。 まっくろいたちには、おかあさんも、おとうさんも、いませんでした。もりに ひとりきりで くらして...

「星のように離れて雨のように散った」に続いて、島本理生さんの作品を連続で。今度は「恋の絵本」。 導入部を読んで、はっとさせられた。これじゃまるで、「星のように~」みたいじゃないか。 まっくろいたちには、おかあさんも、おとうさんも、いませんでした。もりに ひとりきりで くらしていました。 「こんな キバだから きっと おやも こわがって にげたんだ」 そう おもうと いたちは いつも かなしくなりました。 「星のように~」のあとがきに書いてあった、島本さんの物語を書くことへの思いが、ここにもあると感じた。人生は悲しいこともある。どう向き合うか。それをお子さんも読める絵本だからこそ、よりやさしく純粋に書かれている。だからこそ、年を経た私は、より心を動かされた。 また、版画のような素朴な絵柄に彩られた、青の色彩が素敵で、その中に仄かに宿る光の表現がまたよくて、すっかり、平岡瞳さんの絵の虜になりつつも、物語の雰囲気から、いたちの心象風景を表しているようにも見える。ただ、それは後半の春の風景も同様ということで・・いたちのコンプレックスの象徴の認識を改めた、赤の描写は大人に向けたメッセージにも感じられて、この辺のメリハリの付け方には、物語への真摯さを感じた。 涙は悲しいときのためだけにあるのではない。 飾らなくてもいい、ありのままの自分を見てくれる人に出会えて、本当に良かったね。

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2021/07/23

いたちにキバがあるのは知らなかったけれど,最初は切なくて,そして幸せになるお話.絵の素朴な雰囲気が素敵です.

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2021/06/16

恋の絵本シリーズの一冊。 自分のキバはひとを怖がらせてしまう、と自信のないまっくろいたち。 ある晩谷の向こうからうさぎのおじょうさんがいたちのレストランにやってきます。 おじょうさんはいたちのキバを怖がりませんでした。 少しずつ距離を縮めるふたりですが、ある日事件がおきます・・・...

恋の絵本シリーズの一冊。 自分のキバはひとを怖がらせてしまう、と自信のないまっくろいたち。 ある晩谷の向こうからうさぎのおじょうさんがいたちのレストランにやってきます。 おじょうさんはいたちのキバを怖がりませんでした。 少しずつ距離を縮めるふたりですが、ある日事件がおきます・・・。 うっかり泣いてしまいました。やさしいお話と素敵な版画だなあ。『100万回生きたねこ』を思い出しました。 途中のいたちのうしろ姿にキュンとしますよ。

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2020/07/28

牙が生えたいたちは孤独でした。 誰かに遊びに来て欲しいな。 いたちはレストランを開きました。 ボーイミーツガールのお話でした。

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2022/06/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

レストランを営む天涯孤独ないたちがうさぎのお嬢様に恋をした。 島本さんの紡ぐ恋は、ちょっぴりほろ苦でせつなくてポッと温かい。「きばが、やっと やくに たった。あのひとを まもることが できた」の言葉の余韻にジーン。自分の牙を見たらお客が怖がるからと、常に背を向けたまま厨房に立ち続けるストイックな生き方のいたち。ラストカットではそんな彼がしっかり前を向いてお客さんたちを見守っている。幸せになるお話はやっぱり読後感がいいなぁ。 4歳8ヶ月の息子が恋を知った時にまた読んでみてほしい。恋の中で愛は育っていくのだと。

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