本を読む人だけが手にするもの の商品レビュー
読書とは? 私自身、中学、高校、大学となにか強制的に読む機会がなければ読んでいなかった。 なんの意味があるのか、、、? この問いに疑問を持ちつつ普段読書をして通勤している人、友人をよく見ていた。 そんな私が手に取ってみたこの本には、読書をするだけでなんとこの世の中8人のうちの...
読書とは? 私自身、中学、高校、大学となにか強制的に読む機会がなければ読んでいなかった。 なんの意味があるのか、、、? この問いに疑問を持ちつつ普段読書をして通勤している人、友人をよく見ていた。 そんな私が手に取ってみたこの本には、読書をするだけでなんとこの世の中8人のうちの1人の希少性を持てることになる。というものだった。 「他人の脳のカケラ(他人の考え)」「他人が生きて感じてきた経験」を一冊から学び取ることができる。 それこそ、もう亡くなって会えない、有名すぎて話すら聞くことができない人とも本の中では会うことができるのだ。 何人もの本(考え)に触れることで、自らの考えを明確化し、今の成熟社会で必要な情報編集力(レゴブロックのような考え)を養うことができると、著者藤原さんは、伝えてくれている。
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読書家にとっては読み応えのある一冊。読書嫌いにとっても手にとってほしい一冊。 読書というとインプットと思われがちだが、「自分の中からどれだけ引き出せるか」という営み。小説で言うならば情景を想像できるか。心象風景に想いを馳せられるか。ビジネス書で言うならば、別の例示を挙げられるか...
読書家にとっては読み応えのある一冊。読書嫌いにとっても手にとってほしい一冊。 読書というとインプットと思われがちだが、「自分の中からどれだけ引き出せるか」という営み。小説で言うならば情景を想像できるか。心象風景に想いを馳せられるか。ビジネス書で言うならば、別の例示を挙げられるか。別の角度からの意見を出せるか。読んでも何も自分の中から出てこなければ、タイミングが合わなかったか、自分がからっぽだったのだろう。著者に相槌を打ったり、疑問を呈したりと、著者と読書に双方向のやり取りがあると、読書はグッと面白い。 成熟社会の到来により、ロールモデルが喪失する話も興味深い。ジグソーパズルのように正解を目指して生きていく社会ではなく、レゴブロックのように個々で理想を組み上げる社会の例え話は秀逸。最近なりたい大人がいないと思ったのは、そもそも自分の中から組み上げなくてはならなくなっているのかもしれない。 脳が外部刺激をキャッチするためのフック…受容体は、複雑であればあるほど様々な事象をキャッチするという。つまり、受容体が多い人ほどキャッチできる情報が多いわけだ。読めば読むだけ、心に響くものがあるだろう。ただ、この受容体が複雑であればあるほど、脳は脆くなるのではないだろうか。どんな時代でも、強力な欲求物や仕組みはなんだってシンプルなのではないか。ある意味、太宰のように何度も異性と入水自殺をしかけた人は受容体が多すぎたのではないだろうか。 未来を予測するのに一番いい方法は、自分でやり始めることだ。アラン・ケイ。 読書は一人の営みだと捉えられがちだが、一人でやってももったいない。読者の数だけ受容体や引っ掛かりポイントは異なるはずなので、相手の意見も受け止めつつ、自分だったらどう思うか話しても良いだろう。これは大人になるとなかなか実現しにくい取り組みだが、家族単位ならできそうだ。見た映画の感想をカフェで交わし合うように、本の感想も家庭で交わしあえたら素敵だ。 遊びは意図したように進むともはや遊びではなくなる状況が目まぐるしく変わる中で、自分の出方を修正する能力がたのしいのだ。筑摩書房。情報編集力。松岡正剛。 確かに、これはまさに、魚釣りにも通じる考え方。自然の中では、何をしても釣れる状況から、何をしても釣れない状況へ急に変わることがある。そのとき、どのように自然へのアプローチを変えていくか。局面を読み解き推察しながら、試行錯誤する過程はとても面白い。 本著者である藤原氏の本の読み方の中には、同一テーマの本を複数読むという営みは書かれていない。これは「調べもの」という観点では有効だと思うのだが、氏の定義する「読書」に合致しないのだろうか。一度、聞いてみたい。提唱されてきるのは、作家縛り、ジャケ読み、献本、書評、アマゾンリコメンド、知人からの紹介だ。どちらかというと、乱読による未知との出会いや作家ごとの知の拡張を意識している気がする。 本好きの子を育てたければ、その子のそばで本を読む大人を置け。これも、個人的な経験に合致する。父母は読書好きで、よく読んでいた。 ★巻末のおすすめ本50選は内容が多岐にわたり面白い。端から読んでみたい。 ピーターの法則 ジェフベゾスはてなき野望 貧困のない世界をつくる 最高の授業を世界の果てまで届けよう 心が喜ぶ働き方を見つけよう 昭和史 日本の戦争力 あの戦争は何だったのか いつか、すべての子供たちに 頭の良い子が育つ家 ペコロスの母の玉手箱 ペテン師と天才 14歳からの哲学 死体とご遺体 ともだちがいないと不安だ症候群に効く薬 ろけっこさとござる バーバパパのいえさがし ずーっとずっとだいすきだよ ぐりとぐら いちねんせい おしいれのぼうけん おふろだいすき あめふり だるまちゃんと、かみなりちゃん
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『本を読んだほうがいい』という人に薦められる説得力が身につけられるような著書だった。特にもし子供が出来たらなら、自分の子に読書習慣を付けていて欲しいなと思った。読書を通して得られる産物は無限大だ
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著者の考え方、人生や環境に対するものの捉え方に大きく共感。成熟社会の中、自分で考える、情報収集力ではなく情報編集力が大事になる。その中で、自分で考える力、は、自らの経験によって培われることがもちろんベースになるが、他人が一生かかって得られた知見を凝縮した本によって追体験(脳のカケ...
著者の考え方、人生や環境に対するものの捉え方に大きく共感。成熟社会の中、自分で考える、情報収集力ではなく情報編集力が大事になる。その中で、自分で考える力、は、自らの経験によって培われることがもちろんベースになるが、他人が一生かかって得られた知見を凝縮した本によって追体験(脳のカケラをリンクする)ことで、その幅や深さを広げられる。乱読は息をするように習慣化できるよう、自分にも子供にもできるようにしよう。
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俺自身、本を読むことは好きだからさ。本を読むっていいぞ、って話は好きなんだよね。なんか惹かれてしまう。この本もそのような関心で手に取って、面白く読んだ。同時になにか違和感を感じたんだよなぁ。それが何なのかが気になる。気になるとは思うんだけど、わからない。成功している人へのひがみだ...
俺自身、本を読むことは好きだからさ。本を読むっていいぞ、って話は好きなんだよね。なんか惹かれてしまう。この本もそのような関心で手に取って、面白く読んだ。同時になにか違和感を感じたんだよなぁ。それが何なのかが気になる。気になるとは思うんだけど、わからない。成功している人へのひがみだろうか、なんてことも思ったが、そこまでのひがみや自分への不遇感持ってるわけじゃないからなぁ。 それが何なのかは、読み終わってもよくわからない。 自分を深めたり、プライベートなものである読書、本を読んで広がる視界を、ビジネスと結び付けられていることへの違和感だろうか。そこまでビジネス、ビジネスといっているわけじゃないんだけど。 紹介されている本は、いくつかぜんぜん知らなくて読んでみたいと思うものがあった。ハラリの本に関しては、アフターコロナでどこまで説得力があるのか、少し疑問はあるけどね。
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「読書をするだけでほぼ10人に1人の人材になれる」 「読書によって身につく、よのなかを生きる力」「本を読むことは誰かの人生を生きること」 「読書は人生のステージを上げる」
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「勉強なんて将来使わないし何の意味があるの?」 に、明確に答えてくれる。 私も将来子供に聞かれたら、これを引用しよう... SNSを見て過ごした1時間と 本を読んで過ごした1時間とでは 頭の使い方が違うんだよ というのは感覚的にわかっていても ついそれを忘れてSNS沼にハマ...
「勉強なんて将来使わないし何の意味があるの?」 に、明確に答えてくれる。 私も将来子供に聞かれたら、これを引用しよう... SNSを見て過ごした1時間と 本を読んで過ごした1時間とでは 頭の使い方が違うんだよ というのは感覚的にわかっていても ついそれを忘れてSNS沼にハマってしまう、 そんな最近の自分をしっかり戒めてくれました。
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本を読む人だけが手にするもの 藤原先生の本はどれ読んでも面白いですねぇ〜 私は小学生の頃から地元の本屋に入り浸っていて、たまたま本屋さんが親戚で、僕に優しかったのが幸いして、気がつけば本屋にある漫画という漫画を立ち読みしている子供でした。小説を読む様になったのは中学生くらいからだ...
本を読む人だけが手にするもの 藤原先生の本はどれ読んでも面白いですねぇ〜 私は小学生の頃から地元の本屋に入り浸っていて、たまたま本屋さんが親戚で、僕に優しかったのが幸いして、気がつけば本屋にある漫画という漫画を立ち読みしている子供でした。小説を読む様になったのは中学生くらいからだと思う。最初は赤川次郎さんとかの読み易いミステリーとかだった。夏休みの期間中で二十数冊読んで一気にハマった。同じ頃、映画にもハマって、当時はビデオなんてない時代だったから、お小遣い貯めて映画館で…が当たり前で、中学の時に貯めた小遣いで二日連続で神戸まで遊びに出て上映時間を計算しておいて映画館をハシゴしながら5作品を鑑賞する様な子供になっていました(笑) 「読書と映画は体験」だからって自分の子供にも勧めました。息子は小学生の頃から自然と読書を始めていたので、彼が中学生だった頃に面白かったからって渡した本が「村上龍の五分後の世界」。後年、息子から「中学生にあんな本渡すかぁ」って言われた時は思わず笑った思い出があります。ウチは父も母も読書する人だったから、20代前半の頃、面白く読んだ本が父親の書架にも並んでるのを見て驚いたと同時に嬉しかった思い出があります。親子で感想を共有することは有りませんでしたが、息子とは共有出来たこともありました。それはすごく嬉しかったですね。 私は最初から終わりまで読まないと気が済まないタイプなので面白い本の時はなんでもないですが、難解で読み辛い本の時はほんと苦行ですね(笑)それでも最期まで読んで「嗚呼、しんどかった」って言うのが好きです。いつもそれはもう辞めようと思います… 子供の頃からずっと読書は続けていますが、自分が本を読む人で良かったと今でもよく思います。自分以外の人の考えや全く知らない知識や経験、想像も出来ないあり得ないレベルの物語…読書を通していろんな体験が出来ることが50を過ぎた今でも楽しい。映画も全く同じです。本も映画も読了/観了した後、レビューを書いてネット上の自分の書架に記録として残すことも始めてから10年になりました。登録数も2100タイトルを超えました。昔読んだ本や映画を再読した時にレビューを読み返したりすると当時の読み方や感じ方、考え方までいろいろ違っていることに気づきます。その時代時代で自分の経験や体験がその違いを生み出している様に思います。とても良い振り返りが出来るので僕は読書も映画も自分の記録を付けることをお勧めしたいです。どんな作品が素晴らしいか、どんな作品が面白いか、その時その年齢その時代で全然違うんです。だからあの時こうだったとか、その時はこんな事してたとかを振り返りつつ、また新しい体験として映画や本を見直すってのも面白い楽しみ方だと思います。読書や映画鑑賞をすれば頭良くなるとか、考え方が豊富になるとか、そんな風に言う気は有りませんが、映画も読書も体験だと思うので、いろんな体験をして見るのは本当に良いことじゃないかと思っています。 本書を読んで共感できる部分は多かったです。あくまでも趣味の領域だと思うので、読書するしないで人を図る様なことはありませんが、読書する人とは共感する部分があるって思います。藤原先生のオススメ本も今後読んでみようと思います。良い一冊でした。オススメします。
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読書のモチベーションのためというモチベーションで読んだ。 読んだあとのためのメモ •専門書はだれでも読む •自分から引き出すために読む •集中力、バランス力 •視点 •引き寄せる •脳のかけら •みかた •クレジット •純文学、よんでる? •俺はさあ、本を読んでいない人とは付き...
読書のモチベーションのためというモチベーションで読んだ。 読んだあとのためのメモ •専門書はだれでも読む •自分から引き出すために読む •集中力、バランス力 •視点 •引き寄せる •脳のかけら •みかた •クレジット •純文学、よんでる? •俺はさあ、本を読んでいない人とは付き合う気がしないんだよ •コミュニティ •3年で300冊のブレイクスルー •SNSが削ぐ •情報編集力 •見えない学力 •推理小説は予測が趣味 •クリティカルシンキング •旅 •乱読 本 •サピエンス全史 •ホモ・デウス •もし高校野球の…
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約三か月前から読書に対する意識を「趣味の読書」から「学びのための読書」に切り替えた自分にとっては、とても参考になる本だった。読書のモチベーションも上がり、50冊の紹介もありがたく享受した。今年は1日1冊を目標に乱読し、1人でも多くの著者の「脳のかけら」を自分の脳に繋げていきたい。
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