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本を読む人だけが手にするもの の商品レビュー

4.1

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

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2021/04/04

読書する意味、大切さについて書かれた本。ジグソーパズル的な思考から、レゴブロックの思考に時代が変化していると言う点が共感できた。2015年に書かれた本だが、スマホが1人1台の時代となり、まさに著者が描いている通りの未来になっている。今後も読書を続けていきたいと思った。

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2021/04/03

本当に自分に必要な本と出会いたいと思う人には、習慣化した「乱読」が必須。 男が正気になるためには、病気になって死ぬ目に遭うか、独房に入って沈黙思考して哲学するか、戦争に行くか。 情報編集力→今までの知識、情報を自分でクリエティブに創造することが求められる21世紀。 読書をす...

本当に自分に必要な本と出会いたいと思う人には、習慣化した「乱読」が必須。 男が正気になるためには、病気になって死ぬ目に遭うか、独房に入って沈黙思考して哲学するか、戦争に行くか。 情報編集力→今までの知識、情報を自分でクリエティブに創造することが求められる21世紀。 読書をすることは、やはり自分の感性と著書の感性を繋げてさらに磨きをかける行為なのだと思う。

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2021/03/21

読書をすることで2つの“みかた”が 増えるという。一つは物事のものの見方 もう一つは価値観を共有し共感できる味方。 自分の読書モチベーションはこれかなと思う。

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2021/03/11

前半部分が面白いと感じた。21世紀がどんな時代なのか、を学び読書がなぜ大切かわかった。後半の部分は、池上彰の教養を学ぶことや東大読書と被っているところがあったので、面白さは感じなかった。ただ、東大読書では読書の質を書いていたが、藤原さんはまず、乱読すべきという点で違いが出てて興味...

前半部分が面白いと感じた。21世紀がどんな時代なのか、を学び読書がなぜ大切かわかった。後半の部分は、池上彰の教養を学ぶことや東大読書と被っているところがあったので、面白さは感じなかった。ただ、東大読書では読書の質を書いていたが、藤原さんはまず、乱読すべきという点で違いが出てて興味深かった。私はとりあえず読書術をやりながら乱読していこうと思う。目標であった、読書のモチベーションを上げることはそこまで出来なかったが、読書の知識を得ることができた。

Posted byブクログ

2021/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本を読む人だけが手にするもの 日本は、20世紀型の成長社会から21世紀型の成熟社会へ移行した。これを分かりやすくいうと、ジグソーパズル型思考からレゴ型思考への転換と言い換えることができる。みんな一緒で正解が決まっていた成長社会は終わり、これからは、自分自身で世の中を把握し、人生の幸福のためのテーマ(人生観、世界観)を持ち、どういうベクトルに向かって進んでいくかを考える必要がある。 そのためには、自分の意見(考え方)を持つことが必要となるが、自分なりの考え方を持つためには読書を通じて知識のインプットを蓄積していかなければならない。だからこそ読書をする必要がある。 1.読書とは「他人の脳のかけら」をつなげること (1)他人の脳とつながる 本(作品)は作家の脳のかけらである。その脳のかけらを、読者は本を読むことで自分の脳につなげることが出来る。 (2)「みかた」を増やす 他人の脳のかけらとつながるというのは、「みかた」を増やすことにある。「みかた」には2つの意味があり、1つ目は見方、もう1つは味方。 ①見方を増やす 本を読むことは、著者が獲得した知恵を読者の脳につなげる行為である。自分の脳を著者の「脳のかけら」とつなげることで、自分の脳が拡張される。世界を見るための視点や知恵を獲得することで、読者は世界の見方を広げ多面的かつ複眼的に思考できるようになる。 ②味方を増やす たくさんの著者の脳のかけらを自分の脳につなげることで見方が拡張されると、さまざまな脳(人)との交流が可能となる。そうすることで、他者と世界観を共有する(味方にする)ことにつながる。 結果的に、本を読む人と読まない人の間には、大きな差が産まれる。味方を増やすことで、夢を実現するときに他者から共感や信頼を得られるようになる。周囲から信頼や共感が得られれば、大人として信任されたこととなり、この信任が高まると自由度が上がり夢や目標が実現しやすくなる。自分を取り巻く他人や組織の信頼や共感が厚くなると、多くのチャンスが巡ってくるし、夢を実現させるためのサポートも得られる。 【感想・疑問】 ・「この本が言いたいことは、これからの時代は正解が決まっていない。だから、自分の意見を持つ必要がある。自分の意見を持つためには、読書を通じて他人の脳とつながり、脳を拡張し、インプットを蓄積していくしかない」ということで、読書をすることで自分の意見を持てるという考え方は、読書革命の「思考の軸を持つ」というものと少し似ているように思える。 読書の技術的な読み方が書かれていないのは、著者が他書で紹介されているような能動的な読書(ツッコミ読み、要するに読み)を自然と行っていることと、読み方を指示されることをウザイと感じているからだろう。 ・著者は乱読を進めている。それは他人の脳と繋がり、その経験を共有出来ている人が増えることを目的としているから。教養書、科学書については著者の言う通り乱読一択であろう。これは「外資系コンサルが教える読書を仕事につなげる技術」でいう教養書の部分とも一致する。 ビジネス書については、著者によって考え方に違いがあるので、まずは「外資系コンサルが教える読書を仕事につなげる技術」で紹介されていたビジネス書マンダラに載っている古典を優先的に読み、それ以外は教養書感覚で読もう。

Posted byブクログ

2021/02/19

読書とは? 私自身、中学、高校、大学となにか強制的に読む機会がなければ読んでいなかった。 なんの意味があるのか、、、? この問いに疑問を持ちつつ普段読書をして通勤している人、友人をよく見ていた。 そんな私が手に取ってみたこの本には、読書をするだけでなんとこの世の中8人のうちの...

読書とは? 私自身、中学、高校、大学となにか強制的に読む機会がなければ読んでいなかった。 なんの意味があるのか、、、? この問いに疑問を持ちつつ普段読書をして通勤している人、友人をよく見ていた。 そんな私が手に取ってみたこの本には、読書をするだけでなんとこの世の中8人のうちの1人の希少性を持てることになる。というものだった。 「他人の脳のカケラ(他人の考え)」「他人が生きて感じてきた経験」を一冊から学び取ることができる。 それこそ、もう亡くなって会えない、有名すぎて話すら聞くことができない人とも本の中では会うことができるのだ。 何人もの本(考え)に触れることで、自らの考えを明確化し、今の成熟社会で必要な情報編集力(レゴブロックのような考え)を養うことができると、著者藤原さんは、伝えてくれている。

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2021/01/10

読書家にとっては読み応えのある一冊。読書嫌いにとっても手にとってほしい一冊。 読書というとインプットと思われがちだが、「自分の中からどれだけ引き出せるか」という営み。小説で言うならば情景を想像できるか。心象風景に想いを馳せられるか。ビジネス書で言うならば、別の例示を挙げられるか...

読書家にとっては読み応えのある一冊。読書嫌いにとっても手にとってほしい一冊。 読書というとインプットと思われがちだが、「自分の中からどれだけ引き出せるか」という営み。小説で言うならば情景を想像できるか。心象風景に想いを馳せられるか。ビジネス書で言うならば、別の例示を挙げられるか。別の角度からの意見を出せるか。読んでも何も自分の中から出てこなければ、タイミングが合わなかったか、自分がからっぽだったのだろう。著者に相槌を打ったり、疑問を呈したりと、著者と読書に双方向のやり取りがあると、読書はグッと面白い。 成熟社会の到来により、ロールモデルが喪失する話も興味深い。ジグソーパズルのように正解を目指して生きていく社会ではなく、レゴブロックのように個々で理想を組み上げる社会の例え話は秀逸。最近なりたい大人がいないと思ったのは、そもそも自分の中から組み上げなくてはならなくなっているのかもしれない。 脳が外部刺激をキャッチするためのフック…受容体は、複雑であればあるほど様々な事象をキャッチするという。つまり、受容体が多い人ほどキャッチできる情報が多いわけだ。読めば読むだけ、心に響くものがあるだろう。ただ、この受容体が複雑であればあるほど、脳は脆くなるのではないだろうか。どんな時代でも、強力な欲求物や仕組みはなんだってシンプルなのではないか。ある意味、太宰のように何度も異性と入水自殺をしかけた人は受容体が多すぎたのではないだろうか。 未来を予測するのに一番いい方法は、自分でやり始めることだ。アラン・ケイ。 読書は一人の営みだと捉えられがちだが、一人でやってももったいない。読者の数だけ受容体や引っ掛かりポイントは異なるはずなので、相手の意見も受け止めつつ、自分だったらどう思うか話しても良いだろう。これは大人になるとなかなか実現しにくい取り組みだが、家族単位ならできそうだ。見た映画の感想をカフェで交わし合うように、本の感想も家庭で交わしあえたら素敵だ。 遊びは意図したように進むともはや遊びではなくなる状況が目まぐるしく変わる中で、自分の出方を修正する能力がたのしいのだ。筑摩書房。情報編集力。松岡正剛。 確かに、これはまさに、魚釣りにも通じる考え方。自然の中では、何をしても釣れる状況から、何をしても釣れない状況へ急に変わることがある。そのとき、どのように自然へのアプローチを変えていくか。局面を読み解き推察しながら、試行錯誤する過程はとても面白い。 本著者である藤原氏の本の読み方の中には、同一テーマの本を複数読むという営みは書かれていない。これは「調べもの」という観点では有効だと思うのだが、氏の定義する「読書」に合致しないのだろうか。一度、聞いてみたい。提唱されてきるのは、作家縛り、ジャケ読み、献本、書評、アマゾンリコメンド、知人からの紹介だ。どちらかというと、乱読による未知との出会いや作家ごとの知の拡張を意識している気がする。 本好きの子を育てたければ、その子のそばで本を読む大人を置け。これも、個人的な経験に合致する。父母は読書好きで、よく読んでいた。 ★巻末のおすすめ本50選は内容が多岐にわたり面白い。端から読んでみたい。 ピーターの法則 ジェフベゾスはてなき野望 貧困のない世界をつくる 最高の授業を世界の果てまで届けよう 心が喜ぶ働き方を見つけよう 昭和史 日本の戦争力 あの戦争は何だったのか いつか、すべての子供たちに 頭の良い子が育つ家 ペコロスの母の玉手箱 ペテン師と天才 14歳からの哲学 死体とご遺体 ともだちがいないと不安だ症候群に効く薬 ろけっこさとござる バーバパパのいえさがし ずーっとずっとだいすきだよ ぐりとぐら いちねんせい おしいれのぼうけん おふろだいすき あめふり だるまちゃんと、かみなりちゃん

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2021/01/06

『本を読んだほうがいい』という人に薦められる説得力が身につけられるような著書だった。特にもし子供が出来たらなら、自分の子に読書習慣を付けていて欲しいなと思った。読書を通して得られる産物は無限大だ

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2021/01/02

著者の考え方、人生や環境に対するものの捉え方に大きく共感。成熟社会の中、自分で考える、情報収集力ではなく情報編集力が大事になる。その中で、自分で考える力、は、自らの経験によって培われることがもちろんベースになるが、他人が一生かかって得られた知見を凝縮した本によって追体験(脳のカケ...

著者の考え方、人生や環境に対するものの捉え方に大きく共感。成熟社会の中、自分で考える、情報収集力ではなく情報編集力が大事になる。その中で、自分で考える力、は、自らの経験によって培われることがもちろんベースになるが、他人が一生かかって得られた知見を凝縮した本によって追体験(脳のカケラをリンクする)ことで、その幅や深さを広げられる。乱読は息をするように習慣化できるよう、自分にも子供にもできるようにしよう。

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2020/11/11

俺自身、本を読むことは好きだからさ。本を読むっていいぞ、って話は好きなんだよね。なんか惹かれてしまう。この本もそのような関心で手に取って、面白く読んだ。同時になにか違和感を感じたんだよなぁ。それが何なのかが気になる。気になるとは思うんだけど、わからない。成功している人へのひがみだ...

俺自身、本を読むことは好きだからさ。本を読むっていいぞ、って話は好きなんだよね。なんか惹かれてしまう。この本もそのような関心で手に取って、面白く読んだ。同時になにか違和感を感じたんだよなぁ。それが何なのかが気になる。気になるとは思うんだけど、わからない。成功している人へのひがみだろうか、なんてことも思ったが、そこまでのひがみや自分への不遇感持ってるわけじゃないからなぁ。 それが何なのかは、読み終わってもよくわからない。 自分を深めたり、プライベートなものである読書、本を読んで広がる視界を、ビジネスと結び付けられていることへの違和感だろうか。そこまでビジネス、ビジネスといっているわけじゃないんだけど。 紹介されている本は、いくつかぜんぜん知らなくて読んでみたいと思うものがあった。ハラリの本に関しては、アフターコロナでどこまで説得力があるのか、少し疑問はあるけどね。

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