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合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 の商品レビュー

3.6

124件のお客様レビュー

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ミステリとしてはちょっと…。

2023年8月読了。 TVドラマを先に観ていたのだが、あまりにもドタバタが過ぎて、一体どんな原作なのかと調べたら、自分の大好きな「孤狼の血」の原作者!!! 勇んで読み始めた。 ドラマがつまらなかった理由は読後に直ぐ分かった。この短編集は、情緒や心理描写を極力省いた連...

2023年8月読了。 TVドラマを先に観ていたのだが、あまりにもドタバタが過ぎて、一体どんな原作なのかと調べたら、自分の大好きな「孤狼の血」の原作者!!! 勇んで読み始めた。 ドラマがつまらなかった理由は読後に直ぐ分かった。この短編集は、情緒や心理描写を極力省いた連作なので、映像化するには「今一つ華が無い」から、天海さんにあの様なコント的な演技をさせたのだろう…。 さて、原作自体の評価だが、正直「ミステリー」と言うより「推理クイズ」の様で、一直線に解答へ向かってしまう為、読み甲斐が無く、スーッと読んでしまい、キャラクターへの想いも没入しづらく、かなり「薄味」な読後感で残念だった。 ドラマを気に入った方なら楽しめるかもしれないが、推理小説としての評価はかなり残念だった。 打率10割の作家など居ないのだ……。

左衛門佐

2024/06/15

傷害事件により法曹資格を剥奪された上流水涼子(すごい名前だな…)が、探偵として活躍する短編集。 涼子の片腕であるIQ140の男・貴山も、大活躍。 これはドラマがすごくおもしろくて(地上波ドラマで面白いのって近年めずらしいんだけど、すごくよかった)、小説も読みたいなーって思ってた...

傷害事件により法曹資格を剥奪された上流水涼子(すごい名前だな…)が、探偵として活躍する短編集。 涼子の片腕であるIQ140の男・貴山も、大活躍。 これはドラマがすごくおもしろくて(地上波ドラマで面白いのって近年めずらしいんだけど、すごくよかった)、小説も読みたいなーって思ってた! 読んだ感想、ドラマの方がおもしろいかも。それだけドラマの完成度が高いってことか。レアケースでグッジョブです。 小説では、涼子は謎の美女、30代くらい?ってイメージで、天海祐希さんをキャスティングしたの英断だなと思った。男にモテそうな美女系が涼子(田中みなみとか)だったら、そもそもドラマ見なかった気がする。 貴山も、生きてて何か楽しいことあるのかな?と思うような無機質人間。 二人はダークヒーローのような、表立ってできない悪いこともする。 涼子が法曹資格を剥奪されたあとに貴山に言ったセリフがカッコよかったなぁ。 『世の中にあるのは、大きな声で助けを求められる問題だけじゃない。むしろ、人目を避け、内々に解決したい問題の方が多い。今までは前者が依頼者だったけど、こんどからは後者を依頼者にしようと思っている』 世の中、弁護士資格もないくせに弁護士の真似事をして非弁活動を堂々とやったり、おちぶれた弁護士を利用して名前を借りて非弁活動をする者たちに聞かせてやりたいですよ…。

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2024/06/01

ドラマを先に見てから読んだので、若干設定違うんだなと思って読み進めた。 ドラマでは仲村トオルさんが演じていたキーマンが小説だともっと年配の俳優さんの印象だったけど、これも原作と映像のいい意味での違いかな。

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2024/05/29

たまたまTVで見たドラマの原作本を見かけて、手に取った。 弁護士資格を剥奪され、探偵エージェンシーを営む上水流涼子と、頭脳明晰で多才な助手、貴山のコンビが持ち込まれる相談を解決していくストーリー。現実にはこんなに切れる探偵コンビはいないと思うが、カッコイイ。 弁護士資格を剥奪さ...

たまたまTVで見たドラマの原作本を見かけて、手に取った。 弁護士資格を剥奪され、探偵エージェンシーを営む上水流涼子と、頭脳明晰で多才な助手、貴山のコンビが持ち込まれる相談を解決していくストーリー。現実にはこんなに切れる探偵コンビはいないと思うが、カッコイイ。 弁護士資格を剥奪された状況と貴山が助手になった経緯も判明。

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2024/04/30

 柚月裕子の小説の中では、ちょっと異色。「虎狼の血シリーズ」や「佐方貞人(検事)シリーズ」から読み始めたので、そう思ったのかもしれない。2つのシリーズはかなり骨太だ。  軽快な痛快エンタメが読みたい人にはオススメ。また、連作短編(5篇)なので、読みやすい。

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2024/02/03

面白かった! どの話しもサクッと読めてスカッと! キレの良い1冊ですごく良かった。 映像化されてるようなのでそちらも見てみたくなる1冊

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2024/01/20

 ドラマにもなった「合理的にあり得ない」。 柚木裕子さんは山形市在住ということで気になっている作家。「慈雨」を読んで以来の読破であった。殺しと傷害以外は依頼を受けるクールな二人組男女のなんでも屋。連作短編で「○○的にありえない」が各章のタイトルで構成。弁護士資格を失った上水流涼子...

 ドラマにもなった「合理的にあり得ない」。 柚木裕子さんは山形市在住ということで気になっている作家。「慈雨」を読んで以来の読破であった。殺しと傷害以外は依頼を受けるクールな二人組男女のなんでも屋。連作短編で「○○的にありえない」が各章のタイトルで構成。弁護士資格を失った上水流涼子とIQ140の貴山。 どうして涼子が弁護士資格を失ったのか、貴山とどんな経緯でコンビを組んだのか、それもこの1冊でわかる。そう、この本は年末にブックオフのセールで購入した4冊のうちの1冊。やっと読み終えた。

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2024/01/08

すっごく映像しやすそうな話だなと思った 話も短編でまとまってるし男女バディものとしてさっくり読みやすかった

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2023/12/05

元弁護士の上水流涼子とIQ140の万能な貴山が様々な依頼を解決していく短編集。前に読んだ「狐狼の血」「最後の証人」とは全然違う小説で驚いた。軽く読めるのが良い。

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2023/12/01

かっこいい。 クールな二人組男女のなんでも屋。 殺しと傷害以外はやる。 連作短編といった形。○○的にありえない、が各章のタイトルになっている。 弁護士資格を失った涼子とIQ140の貴山。 どうして涼子が資格を失ったか、貴山と組んだのはどんな経緯か、それもこの1冊でわかる。 続編も...

かっこいい。 クールな二人組男女のなんでも屋。 殺しと傷害以外はやる。 連作短編といった形。○○的にありえない、が各章のタイトルになっている。 弁護士資格を失った涼子とIQ140の貴山。 どうして涼子が資格を失ったか、貴山と組んだのはどんな経緯か、それもこの1冊でわかる。 続編も出たらしいので読みたい。

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