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僕が殺した人と僕を殺した人 の商品レビュー

4

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2024/11/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

は?異国すぎて地名なのか人名なのか意味不明 読むのやめよかな 真ん中過ぎたあたりから面白い 相変わらず地名なのか人名なのか分かんないのあるけど 毒蛇と葛藤してるの笑えた 青春が切ない〜ユン〜安らかにな〜 なんで子供殺したのかよく分かんなかったけど

Posted byブクログ

2024/08/16

チャプターズ書店のYouTubeで知った一冊。 2015年冬、アメリカを震撼させた連続殺人鬼”サックマン”が逮捕される。 彼の担当弁護士は、30年前の台湾でともに少年時代を過ごしていた。 私はカタカナを覚えるのが苦手で、 登場人物がを覚えきれない時があるので、 本書も不安でし...

チャプターズ書店のYouTubeで知った一冊。 2015年冬、アメリカを震撼させた連続殺人鬼”サックマン”が逮捕される。 彼の担当弁護士は、30年前の台湾でともに少年時代を過ごしていた。 私はカタカナを覚えるのが苦手で、 登場人物がを覚えきれない時があるので、 本書も不安でしたが、今回は大丈夫でした! 舞台は1984~1985年で、 ちょうど私が生まれた年だったので、 そこも含めて、こんな世界だったのかと読み進めました。 本書のほとんどは、 台湾で過ごした少年時代が描かれるのですが、 暑くて湿度が高く、 緑やアスファルトなど 不衛生なものも含めて、 独特なにおいが立ち上って来る。 今の季節にぴったりでした。 途中で差し込まれる現在(2015年)は、 冬の寂れた街で、色もなく、 吹きすさぶ風と、時折舞い散る雪が対照的で。 少年時代のユンとアガンとジェイ。 彼らはそれぞれに家庭に問題を抱えている。 13歳の彼らだけでは、どうしようもない現実。 個人的に驚いたのは、 何かあると解決策として仲間同士で喧嘩して 殴り合いして、そのあと友達に戻れること。 すごいなあと。 喧嘩、窃盗、煙草、 夜の植物園でブレイクダンスを踊る。 時代という言葉で片づけたくないけど、 何もかもが混沌としていて、 自身のコミュニティでは限られた情報しかなく、 世界はそこにしかない。 抜け出す術もないなら、消すしかない。 終盤に向かい、どこに着地するのか、救いはあるのか、 何故そんな犯行を犯してしまったのか、 明らかになっていきます。 読後は…何度か戻ってページをめくり、読み返しました。 必至に生き抜いた少年時代から、再会するまで。 思い返せば思い返すほど言葉もなくただ切なかったです。 この夏に読めて良かったと思える一冊でした。

Posted byブクログ

2024/02/28

登場人物と共に台北の路地を駆け抜けた日々からの結末に、衝撃が大きすぎて、心が揺さぶられ続け、読後は何も手につかないです。 あの瞬間の1つの発言が、1つの選択が、ちょっとしたノリが、振り返れば大きく人生に影響を与えていく衝撃。 切なくて、でも若い頃の勢いってそういうものだったりす...

登場人物と共に台北の路地を駆け抜けた日々からの結末に、衝撃が大きすぎて、心が揺さぶられ続け、読後は何も手につかないです。 あの瞬間の1つの発言が、1つの選択が、ちょっとしたノリが、振り返れば大きく人生に影響を与えていく衝撃。 切なくて、でも若い頃の勢いってそういうものだったりするよね。 台湾行きたい。

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2023/09/25

面白かった。ストーリーも良かったけど、1984年あたりの台湾の雰囲気が知れる。毒蛇や龍山寺が出てくるあたりが特に。日本の長屋みたいな感じだったのかな。近所の家に上がり込んで勝手に冷蔵庫のもの食べるとか、信じられない距離感。

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2023/05/20

私には合わなかった。 淡々と読んでしまった。驚き・哀しみもなければ、登場人物に思いを馳せることもなく。

Posted byブクログ

2023/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2015年、アメリカ。少年ばかりを狙って惨殺する連続殺人鬼<サックマン>が逮捕された。 彼の弁護を担当することになった国際弁護士の「わたし」は、30年前台湾で過ごしていた少年時代を思い出す。「わたし」は<サックマン>のことを確かに知っていた。 1984年の台湾と2015年のアメリカを舞台に、家庭的な不幸に振り回される少年たちの姿を描いた青春ミステリ。 解説が小川洋子さんだったので手に取った初読の作家さんの本だったのですが、とても良かったです。 1984年の台湾、当時13歳中学1年生だった3人の少年の物語。喧嘩や万引きなどをしつつも、ブレイクダンスの練習に興じ、困ったときには助け合ってきた3人の関係は、それぞれの家庭の問題によって崩れていきます。 1人は兄の死によって母親が精神を病み、1人は継父から日常的に凄惨な暴行を受け、1人は母が浮気相手と出奔したことにより家庭が崩壊し……。追い詰められた3人が選んだ選択が、結果的に後のアメリカの連続殺人事件へ繋がる事に。 ほんの13歳という子どもが選んだ選択肢を考えると、少年らしい頑なさと残酷さに眩暈がします。彼らには、周囲の大人に頼れる人間がいなかったと考えるとさらに。 「誰」が「誰」を殺し、殺されたのか。物語中盤で明らかになるシーンは淡々としていながらもパッと風景が変わるようで印象的です。 台湾での少年時代とは全く変わってしまった関係ですが、それでも少年時代の思い出は痛々しくきらめいています。死者の思い出に生者が敵わないように、死んでしまった思い出にしか放てない輝きがあるようでした。 ヘビが物語上重要なアイテムとして登場するので、物語の構成もありウロボロスを連想しました。自らの尾を食むヘビは円環となり、死と再生や永続性の象徴でもあります。物語の終末は冒頭へ還り、痛ましくも楽しかった少年時代へともどっていく……というのをイメージしているのかな、と。考えすぎかもしれませんが。

Posted byブクログ

2023/01/28

流が面白かったので。流の脇役たちもところどころ登場。「おまえがおれたちを思い出さないかぎり、おれたちはおまえといっしょにいられない」で涙が出そうになった。これは誰なのか、想像しながら読むのも楽しかった。

Posted byブクログ

2022/12/26

東アジアのスタンドバイミー。ストーリーは痛々しいけど、人類愛というか優しい眼差しがあって、心穏やかに読み進められました。 台湾行ったことないけど、情景の描写がとにかく良くて、街の喧騒、匂い、蒸し暑さ、空の高さ、少年たちの走り回る足音などなどが活字から立ち上ってきて最高だった。

Posted byブクログ

2022/12/15

 東山彰良さんの講演会に参加した後に図書館で借りて読んだ。中盤まで物語はゆっくり進むが、終盤から一気に加速していく。面白かった。

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2022/10/13

台湾が舞台の話で、聞きなれない名前や生活環境に初めは面食らいましたが、主人公の好きな日本の漫画が「AKIRA」である事に強く惹かれてw一気に読み終わりました。 連続殺人犯の現在と、子供の力ではどうにも出来ない境遇でもがく子供達の様子が上手いこと並行して進んでいきます。 ただのミス...

台湾が舞台の話で、聞きなれない名前や生活環境に初めは面食らいましたが、主人公の好きな日本の漫画が「AKIRA」である事に強く惹かれてw一気に読み終わりました。 連続殺人犯の現在と、子供の力ではどうにも出来ない境遇でもがく子供達の様子が上手いこと並行して進んでいきます。 ただのミステリーでなく、青春ドラマでなく、全部盛り

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