エドワード・ゴーリーの世界 改訂増補新版 の商品レビュー
2024.10.6日曜美術館で展覧会が開かれている、という画面で初めて知る。 「特別展 エドワード・ゴーリーをめぐる旅」奈良県立美術館 2024.9.14~11.10 https://www.pref.nara.jp/67154.htm 図書館でゴーリーの絵本を何冊か借りてき...
2024.10.6日曜美術館で展覧会が開かれている、という画面で初めて知る。 「特別展 エドワード・ゴーリーをめぐる旅」奈良県立美術館 2024.9.14~11.10 https://www.pref.nara.jp/67154.htm 図書館でゴーリーの絵本を何冊か借りてきたが、訳は全部、柴田元幸氏だった。この本も柴田氏と江國香織、濱中利信氏の対談が載っている。 扉にはTV番組やミュージカルのポスター、立体絵本、ぬいぐるみ、マグカップ、トートバッグ、Tシャツなどのゴーリー氏のキャラクターグッズがカラーで紹介されている。 次に、本の紹介。主著が発表順に表紙がカラーで紹介。全122点。 次に、他の作家の作品にイラストレーターとして挿絵などを提供した作品として、これも年代順にカラーで表紙が紹介。全82点。 カラーページ最後は、豪華本の紹介。私家版や限定版など。ドイツ語訳された44冊がなぜか33冊セットで箱入りになったもの。これいいなあ。また豆本2点も。ブックデザイナーとしても活躍したとあった。 エドワード・ゴーリー: 1925.2.22 アメリカで生まれる。父は新聞記者。一人っ子。 ※出生地は書いてないが、「うろんな客」の年表によるとシカゴ生まれとある。幼少期は引っ越しが多かったとある。 1937 12才 地元シカゴのフランシス・W・パーカースクールに入学。 1938 13才 シカゴ・アート・インスティチュートで半年間美術を学ぶ。 1942 17才 従軍し工兵隊員としてユタ州の基地に配属される。本人いわく「毒ガスのテストに従事した」 1943 18才 兵役を終えハーバード大に入学。フランス文学専攻。 1950 25才 大学を卒業し書店でアルバイトをしながらイラストを描く。メリル・ムーアの詩集「不規則なソネット」の見返しのイラストが初の商業出版の仕事となる。 1951 26才 友人オハラらとケンブリッジに「詩人たちの劇場」を立ち上げる。初の舞台の仕事としてオハラ作の舞台「Try Try」のセットデザインを担当 1953 28才 ニューヨークに移り、出版社ダブルデイ社に入りブックデザイナーとして働く。エドワードゴーリー名義の初の絵本「弦のないハープ または、イアブラス氏小説を書く」出版。 1960 35才 ダブルデイ社をやめランダム・ハウス社の古典児童文学のハードカバー版を出版する部門ルッキング・3グラス・ライブラリーに職を得る。 1962 37才 自分で出版社「ファントッド・プレス」をおこす。 1963 38才 ルッキング・グラスライブラリーを辞め、ボブス・メリル社に勤務するが短期間でやめ以後フリーランスの作家となる。 2000.4.15 心臓発作のため死去。 濱中利信:1961生まれ。1976、初めてゴーリー作品と出会う。以後コレクションを始める。ヴァニラ画廊で2013.12.3-12.28まで「濱中利信コレクション エドワード・ゴーリーの世界」として日本で初めてゴーリー展が開催された。 第三回 2020.6.13-7.17 ヴァニラ画廊 https://www.vanilla-gallery.com/archives/2020/20200415ab.html 2002.8.30初版 2020.4.30改訂増補版初版発行 図書館
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エドワード・ゴーリー ヘンリー・トゥリダーノ p100 ゴーリーの本は読者に所有されることを強く求める。 p103 彼は無力な人々に深い共感を持っていた。 p164 「あおいしあお 。」は、見本刷りで「印刷止めるから」と言われたんです(笑)。 国内ではまだ翻訳されてい...
エドワード・ゴーリー ヘンリー・トゥリダーノ p100 ゴーリーの本は読者に所有されることを強く求める。 p103 彼は無力な人々に深い共感を持っていた。 p164 「あおいしあお 。」は、見本刷りで「印刷止めるから」と言われたんです(笑)。 国内ではまだ翻訳されていない(もしかしたら翻訳されることのない)作品の情報や冊子の写真などがあり、興味深かったです。 座談会?は貴重な話もありつつ、和気藹々でやや物足りなさも感じつつ読了。もっと翻訳本が充実することを願ってます。
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詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1954.html 本書を読むより前に、ゴーリーの作品について調べると、好みでないとわかり、途中までで読むのをやめました。
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いいファンブックでした。絵自体が白黒な分、本の表紙を一気に紹介するコーナーは色つきのデザインバリエーションが映えていた。奥さんが仕事のために替わってコメントを寄せた人(イラストレーター)がすごい強力なゴーリーエピソードを出してきたのも面白かったです。
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日本におけるゴーリーファンのパイオニア、濱中利信編のゴーリーガイドブック。 ゴーリー 歴3年のビギナーなので知らないことも多く楽しく読みました。 全作品の書影がカラーで見られるのは嬉しい。まだ邦訳されていない作品がこんなにあるのかとワクワクもさせられる。
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読者に解釈を委ねるゴーリーの世界観が大好きで 暗い、悲しい、だけじゃない 言葉のおもしろさが発見できる。 全ての絵本を集めるのが夢。
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対談面白かった。「〜略〜出来上がったいまとなったら、厳然と、ただ「ある」。〜略〜」←この表現されるものすごくよく判る。完成度が高い程自然に在り意味だのメッセージ性だのが無くなる。
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