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ロールズ政治哲学史講義(Ⅰ) の商品レビュー

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2020/05/18

タイトルの通り、ロールズが政治哲学史についての講義をまとめたものである。 政治哲学を、あのロールズが語ったものなのである。とてもロールズらしさが出ていていい内容だった。具体的にいうと、①政治哲学史における主要な思想を、一つ一つ丁寧に読み解いて整理しながら解説しているところ②ロール...

タイトルの通り、ロールズが政治哲学史についての講義をまとめたものである。 政治哲学を、あのロールズが語ったものなのである。とてもロールズらしさが出ていていい内容だった。具体的にいうと、①政治哲学史における主要な思想を、一つ一つ丁寧に読み解いて整理しながら解説しているところ②ロールズの主張や意見はあまり出さずに、正確に各人の思想を読み解こうとする姿勢がとても伝わってくるところだ。 ものすごい本だった。めちゃくちゃ深く書かれていた。それゆえに自分自身理解が及んでいないところは各所あるかもしれないが、それを差し引いてもとても内容が素晴らしく、勉強になる本だった。 また、訳も良かった。最初は直訳気味な訳文に多少は嫌気がさしたものの、読むにつれて逆にこの直訳気味な訳文が、逆説的に意訳せず丁寧な訳を心がけているということだと気づき、その価値に気付かされた。確かに直訳だと読みにくく感じるところもあるかもしれないが、その分ロールズの説明を正確に我々に伝えてくれることになる。そして、きっと直訳気味の中でもきっとわかりやすく訳してくれたのだと思う。 面白いものの、難しい内容が499ページにもわたったため、正直最後は気合いで読んでいた。下巻も先日購入したが、少し英気を養ってから読むこととしたい。

Posted byブクログ