コミック版 逆説の日本史 江戸大改革編 の商品レビュー
『逆説の日本史』のコミック化。 戦国から江戸時代、教科書では分からないポイントを解説。 江戸期を理解するためのキーワードは、朱子学。 ここが分からないと、江戸時代の実像が見えてきません。 田沼意次が、賄賂の帝王、悪として伝えられているのはなぜか。 商業改革や貿易によって、財政を立...
『逆説の日本史』のコミック化。 戦国から江戸時代、教科書では分からないポイントを解説。 江戸期を理解するためのキーワードは、朱子学。 ここが分からないと、江戸時代の実像が見えてきません。 田沼意次が、賄賂の帝王、悪として伝えられているのはなぜか。 商業改革や貿易によって、財政を立て直そうとする田沼は、朱子学狂信者達によって失脚させられました。 そして、蝦夷地開拓や対露外交の好機は、「名君」松平定信によって潰されました。 今なお「田沼政治」と記されている、決して「改革」と呼ばれないのは、現代の歴史教科書にも朱子学的偏見が影響を与えているからです。 家康が幕府体制を盤石にするために導入したはずの朱子学が、討幕の原動力となってしまったという皮肉。 これを読まずして、江戸時代は分かりません。
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