量子論 の商品レビュー

和田純夫

2024/05/23

正直、最強に面白い！！
謳い文句までのレベルに届かない私のレベルが恥ずかしい。これだけわかり易くまとめてあって分からん
悲しささえ覚える。更に精進してまいります！

2022/04/01

物理を全く勉強してこなかった僕からするとわかりやすく面白かった。本当にざっくりとした説明で、イラストが大きく読んでいて飽きない。
以前から気になっていたけれど、いまいちわからなかったシュレーディンガーの猫についてわかったような気がする！

2022/02/04

物理は苦手で量子論とか全然勉強してこなかったけど、わかりやすいイラストと解説で楽しく読めた。
楽しく読めたけど理解できた訳ではないのが残念だけど。

でも、量子論って、哲学のようで、禅問答のようで、SFのようで、面白いなぁと思った。実際、哲学とかの素養のある学者さんも多そうだし（シュレーディンガーとか）。

2021/09/26

高校物理のおさらいから、量子論の入口に、わかりやすい例えを用いて連れて行ってくれる。
入口から覗き込む。

◯自然界の二大理論
・相対性理論：時間や空間という自然界の「舞台」の理論
・量子論：電車などの「舞台」に立つ「役者」の理論

◯量子論の重要事項：波と粒子の二面性、状態の共存

・量子コンピュータは「状態の共存（重ね合わせ）」を利用

2020/10/04

「面白さを求めて量子論を知ろう」という人向けではなく、「量子論はすでに面白いと思っているけど分かりやすく理解したい」という人向けの本だと思いました。私は後者です。

というのも、これは量子論に限ったことではありませんが、こうした専門的な分野の内容というのはある程度の前知識や分野全体に共通する考え方、姿勢が要求されるからです。特に量子論や物理に興味がない人が読んでも、「で？何が最強に面白いの？」となってしまうように思います。

私はすでに他の本で量子論の考え方に触れたうえで、もっと分かりやすい概略はないのかと探して本書に辿り着いたので、むしろ筆者の「分かりやすく伝えよう」という意図が感じられて大変面白く読めました。そもそもミクロの世界というのは常識が通じない（というより人間が思っている常識なぞ初めから限定された常識に過ぎなかった）わけですから、まずそのあたりの認識を改める必要を感じました。私も書いてあることを完全に理解できたわけではありませんでしたが、むしろどうすればもっと理解できるのかという意欲が湧いたという点で、まさに本書は入門書としての役割をしっかり果たしてくれたと思います。物理の本は小難しい公式や言い回し、文字ばかりの説明が普通ですが、本書はその近寄りがたい傾向を打ち破ってくれました。非常に意義のある本だと思います。