ぼくは犬や の商品レビュー
『あめだま』の犬が主役に。 人形で作った絵本だが、信じられないくらい表情が豊か。関西弁もこれ以外考えられないくらいにはまっている。
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本書の2年前に発表された『あめだま』では、男の子「ドンドン」家の飼い犬として登場していた、犬の「グスリ」が晴れて主役となった、前作同様、長谷川義史さんの人情味溢れる関西弁の訳も嬉しい絵本。 自称『人形いたずら作家』ペク・ヒナの、人形やセット作り、撮影を一人でこなすスタイルも...
本書の2年前に発表された『あめだま』では、男の子「ドンドン」家の飼い犬として登場していた、犬の「グスリ」が晴れて主役となった、前作同様、長谷川義史さんの人情味溢れる関西弁の訳も嬉しい絵本。 自称『人形いたずら作家』ペク・ヒナの、人形やセット作り、撮影を一人でこなすスタイルも、すっかり一つのジャンルとして確立された安定感があるようで、それは表紙や扉絵で絶妙な表情とポージングをしたグスリの存在感や、彼の母「パンウリ」の生んだ全部で29匹もの犬の人形を、ひとつひとつそれぞれに違った拘りの作り方をしている点からも感じられたことには、実際にポメラニアンのムンチと暮らす彼女の犬好きぶりも窺えるようであった。 また、撮影に於いては、まるで絵本から飛び出してくるような犬ならではのスピード感ある迫力満点の写真や、アップにしたときのグスリの顔に浮かぶ、動物ならではの野性味溢れる誇張気味な表情が印象的でありながら、昼と夜の同じベランダでのシーンに於ける、グスリの心理描写の対照性を描いていることにホロリとさせられたりと、人と人が織り成す庶民的な温かさは、犬と人でも変わらないことを教えてくれる。 そして、グスリの場合、忠犬ぶりというよりは自らの内から湧き出る気持ちへの素直さが魅力であることに今回初めて気付き、最初にドンドン家へやって来たときの可愛らしい無垢な姿から、皆出かけてしまった後、ただ一人玄関の上がり框に取り残された、何とも言えない後ろ姿に、散歩のときの外に出られる嬉しさが思い切り表情に表れた様子や、何年かぶりで母親に出会ったときの文字通り目をまん丸くした表情と、様々な彼の気持ちを感じ取ることができた。 それから、先に『あめだま』を読んでいる方には分かるような続編的要素も多く、しかも、それは単なる後日譚ではないからこそ心に残るものがあり、おばあちゃんが登場する嬉しさもあったが、私にはやはりドンドンとの友情が心に残り、ドンドン自身は決して器用な子どもではないものの、それでも大事なものはしっかりと持っていて、グスリは「ぼくが ずっと めんどう みたらな あかんか」とか思っているけれど、その後の彼の失態にはドンドンのことを偉そうに言えないどころか、寧ろどこまでも似た者同士だと感じられたことで、かつての『あめだま』での本音のやり取りが思い出されて、より胸に迫るものがあったのである。
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ドンドンや!と最後のなんできこえるん。がたまらなく好き。 実家の犬の小さい頃を思い出した。 あめだまに出てくるグスリのはなし。
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「あめだま」に出てくる犬のグズリの話。 パンウリというおかあちゃんから4番目に生まれて、人間の家族になった。 ドンドンは、めんどうをみないとだめなほどどんくさい。 おとうさんにはほえるなと言われる。 犬の気持ちがよくわかる絵本。 犬だって思うことはたくさんある。 人間と同じよ...
「あめだま」に出てくる犬のグズリの話。 パンウリというおかあちゃんから4番目に生まれて、人間の家族になった。 ドンドンは、めんどうをみないとだめなほどどんくさい。 おとうさんにはほえるなと言われる。 犬の気持ちがよくわかる絵本。 犬だって思うことはたくさんある。 人間と同じように話せないだけ。 「わん」だけしか言えないけどいっぱい気持ちが隠れている。
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いぬたちが生きているように生き生きと動き回っている。日本でいうひと昔前の日剃り跡のあるお父さんは韓国にもいる?いた?お父さんはこういうイメージなのかな?
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〝ひとはぼくを「グスリ」と呼ぶんや。パンウリというお母ちゃんから4番目に生まれたんが、ぼくや。オッパイから離れて、初めてご飯食べた時に、この家へ来たんや!
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『あめだま』を何度も読んでいたので、その絵本で飼い犬だったグスリの視点で描かれる日常は何とも犬好きには堪らない一冊。最高。 『あめだま』では亡くなっていたおばあちゃん。『あめだま』でドンドンに厳しかった愛情深いお父さん、やっぱり父子家庭やったんや。いろんな発見があり、最高のえほん...
『あめだま』を何度も読んでいたので、その絵本で飼い犬だったグスリの視点で描かれる日常は何とも犬好きには堪らない一冊。最高。 『あめだま』では亡くなっていたおばあちゃん。『あめだま』でドンドンに厳しかった愛情深いお父さん、やっぱり父子家庭やったんや。いろんな発見があり、最高のえほん。
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お祖母ちゃんとお父さんと小さな男の子ドンドンのうちに来たグスリという名前の雑種の犬のお話。 韓国の町並みやお家の中の様子もチャーミングですが、登場人物の表情が犬も含めて最高! ペク・ヒナさん天才。
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なんといっても犬のグスリの表情、そして色合いも光も構図も全部好き。 愛おしいグスリとドンドン。 天女銭湯が一番有名だと思うけど、『あめだま」に続く、この『ぼくは犬や』と『お月さんのシャーベット』が好きだな〜。
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『あめだま』に出てくる家族の、犬が主役の物語。 ペクヒナさんの作る犬が表情豊かで、興奮や寂しさが伝わって愛くるしいです。 ラストの温かいシーンにも癒されました。
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