合唱 岬洋介の帰還 の商品レビュー
大変面白く読めました。演奏シーンはなし(残念)、真犯人は間違いなくこの人だろう?でも、という状況からの逆転の鮮やかさ。残念なのは、中山七里のこのシリーズだけを読み進めてしまったため、登場人物が楽しめなかったこと。愚か者達をこれから追いかけます。岬洋介の予想外の仕事に、そういう例外...
大変面白く読めました。演奏シーンはなし(残念)、真犯人は間違いなくこの人だろう?でも、という状況からの逆転の鮮やかさ。残念なのは、中山七里のこのシリーズだけを読み進めてしまったため、登場人物が楽しめなかったこと。愚か者達をこれから追いかけます。岬洋介の予想外の仕事に、そういう例外もあるんだ、とか、色々法律的にも面白かったです。
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もはや音楽要素がない! 今回は音楽家名もタイトルに入ってないし、岬先生シリーズってだけで検事と弁護士の法廷ものだね。 合唱って中山七里作品オールスターズってことなのか、他シリーズの主要登場人物がどんどん出てくる~。 そしてついには法廷の場で父親と対峙して叩きのめすまでやってのけ...
もはや音楽要素がない! 今回は音楽家名もタイトルに入ってないし、岬先生シリーズってだけで検事と弁護士の法廷ものだね。 合唱って中山七里作品オールスターズってことなのか、他シリーズの主要登場人物がどんどん出てくる~。 そしてついには法廷の場で父親と対峙して叩きのめすまでやってのけたので、次作からはまた音楽ミステリーに戻りそうかな。 事件のほうは、責任能力の有無はどうにももやもやするので、読んでいてもほんともやもやした。 報復殺人で加害者以外を殺すのもあかんやろって思うけど、罪を犯した張本人が心神耗弱やらで不起訴になったらどうしたらいいんやろ。 やりきれないね。
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岬洋介の今までの話と演奏の描写がほぼ無いが言葉の至る所での音楽の台詞など音楽が重要でありながらも人を助けている所など言動に人柄が出ていて良かった。
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岬先生は弁護士資格がないので法廷には立てないと思っていたがそうきたか!中山先生は私の知らないところへいつも連れて行ってくれる!シリーズ全部読まないと。
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幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した〈平成最悪の凶悪犯〉仙街不比等。彼の担当検事になった天生は、刑法第39条によって仙街に無罪判決が下ることを恐れ、検事調べで仙街の殺意が立証できないかと苦慮する。しかし取り調べ中に突如意識を失ってしまい、目を覚ましたとき、目の前に...
幼稚園で幼児らを惨殺した直後、自らに覚醒剤を注射した〈平成最悪の凶悪犯〉仙街不比等。彼の担当検事になった天生は、刑法第39条によって仙街に無罪判決が下ることを恐れ、検事調べで仙街の殺意が立証できないかと苦慮する。しかし取り調べ中に突如意識を失ってしまい、目を覚ましたとき、目の前には仙街の銃殺死体があった。指紋や硝煙反応が検出され、身に覚えのない殺害容疑で逮捕されてしまう天生。そんな彼を救うため、あの男が帰還する! 岬洋介シリーズ七冊目(要介護探偵含め)いよいよもってオールスターキャスト。今回のタイトルが作曲家シリーズじゃないのはそういう意味での特別編なのかな?能面検事も含めて中山先生の本を読んできた読者へのボーナストラック感。なので事件そのものはあっさり。溜めて溜めて解決が早いのはいつものことだけども。今まで洋介の人物像がはっきりしなくて毎回ぼんやり超人仙人みたいな印象だったんだけど、やっと為人が見えてきた。ネットの海には登場人物の年齢含めた相関図と事件年表転がってるかな。次回がいよいよ最終回っぽいし、いったん整理したい。
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岬洋介シリーズ。 「岬洋介の帰還」という副題の通り、今作は岬洋介シリーズではありますが、中山七里作品でお馴染みのキャストが勢揃いで何とも贅沢な作品となっています。前作の「もういちどベートーヴェン」で交わされた天生検事との約束が実現する展開も胸熱だし、あの人もこの人もと七里作品の...
岬洋介シリーズ。 「岬洋介の帰還」という副題の通り、今作は岬洋介シリーズではありますが、中山七里作品でお馴染みのキャストが勢揃いで何とも贅沢な作品となっています。前作の「もういちどベートーヴェン」で交わされた天生検事との約束が実現する展開も胸熱だし、あの人もこの人もと七里作品のキャストが次々に洋介と邂逅する場面は楽しくて仕方ない。もう見ることは無いだろうと思われた岬の法廷現場も見れてお腹いっぱいです。ただ、事件の方はトリックはともかく真犯人は絞られているので、あまりどんでん返し感はなかったかな。とりあえず、今回はオールキャストを楽しむ作品だと思うので、これはこれでアリ。次作の予告もあって、岬洋介の更なる活躍に期待しかないわ。
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懐かしい人たちがたくさん出てきました。音楽は冒頭近くに第九の第1楽章がイヤホンから流れただけ。最近話題になった上級国民の暴走ひき逃げ事件なども登場します。重苦しい本が続いていたので良い気分転換になりました。
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久々の中山七里さん。 私の好きな岬洋介シリーズの最新作。 この作品は、七里さんファンへのサービス精神も感じる一冊だ。 何故なら、岬洋介はもちろん、天生検事、御子柴弁護士、古手川刑事、渡瀬警部、犬飼刑事、光崎教授、真琴先生…。 七里作品お馴染みの面々が大集結してるのだ...
久々の中山七里さん。 私の好きな岬洋介シリーズの最新作。 この作品は、七里さんファンへのサービス精神も感じる一冊だ。 何故なら、岬洋介はもちろん、天生検事、御子柴弁護士、古手川刑事、渡瀬警部、犬飼刑事、光崎教授、真琴先生…。 七里作品お馴染みの面々が大集結してるのだ。 ファンならもうニンマリしてしまうだろう。 そして、七里先生はグロい描写が多いが、この作品は残虐なシーンはほぼ皆無。なので、七里先生ビギナーの方にも読みやすくお勧めできる一冊だ。 (ちなみにグロいのがお好きな方は、若かりし頃の古手川刑事が主人公のカエル殺人事件シリーズがオススメです。再読はしたくないけど…) さて、内容の方はと言うと。 ある大量殺人の容疑者・仙街の担当検事となった天生。 しかし、取り調べの最中、天生は気を失い、目覚めると仙街が銃に撃たれて死んでいた。たちまち容疑者とされてしまう天生。 しかも担当検事はあの優秀な岬次席。絶対絶命の天生。 そんな中、海外でピアニストとして活躍する、かつての研修時代の友人でもある岬洋介が帰還し、天生を助けると言い出す。 そして洋介が用意した弁護士はあの悪徳弁護士、御子柴だ。 もうここからは豪華キャストの競演に胸が躍りまくる! 古手川、御子柴、犬飼、光崎教授。 彼らが洋介の元に集い、事件のピースをつなげていく。 御子柴と岬次席の因縁の対決も見所。 そして岬次席と洋介、親子が対峙するシーンは緊張感が走る。 面白かった! なんだか最近は意図的にミステリーは避けてたんだけど、これは爽快! 疾走感もあるし、読後感も良い。 岬洋介、好きだなぁ。 個人的にピアノも好きなので、ベートーベンやクラシック曲を時折登場させてくれるのも嬉しい。 これからもこのシリーズ、続いていきそうだね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
古手川刑事・渡瀬刑事・犬養刑事・光崎教授・御子柴弁護士・岬洋介VS岬検事、中山七里版アベンジャーズ的な、仮面ライダー集合的な豪華作品。それぞれがそれぞれのパートで行動する、まさに合唱。
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