ビーズでたどるホモ・サピエンス史 の商品レビュー
図書館で借りた本。先に借りて読んでいた『アイヌのビーズ』と多少ネタかぶりがありつつも、図版などはこちらの方が多いような? ただし本文の図版は白黒。 翡翠ビーズ遺跡出土分布図は産地と生産遺跡も載ってて良かったです。 ヨーロッパとアフリカを繋いだトレードビーズ、子供の成長の無事を祈っ...
図書館で借りた本。先に借りて読んでいた『アイヌのビーズ』と多少ネタかぶりがありつつも、図版などはこちらの方が多いような? ただし本文の図版は白黒。 翡翠ビーズ遺跡出土分布図は産地と生産遺跡も載ってて良かったです。 ヨーロッパとアフリカを繋いだトレードビーズ、子供の成長の無事を祈ったお守りとしてのビーズ、貝貨としてのビーズ、台湾のオオスズメバチの頭部を使った護符…。 クック船長がオセアニアの島々を航海しつつビーズなどと交換で食料を得ていた記録では、島やその中の社会階級によってビーズの価値がかなり違ってくるのが興味深いところ。 ニューカレドニアでは鉄は欲しがられたけど、ビーズの評価は低かったと書かれていて、流石戦闘民族と。 現代の日本のビーズについてはさらっとしか触れられてなくて残念。 ビーズバッグはなんかもう今は昔って感じですしねぇ。
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