いきるりすく の商品レビュー
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この本は「しねるくすり」の続編で、自分は「しねるくすり」を読んでいなかったが充分楽しむことができた。総評として、確かに自殺者も多く安楽死が叫ばれているこの時代、飲んだだけで死ねる薬があったとしたら、社会に大きな影響を及ぼすだろうなとは感じた。その薬の持つ魔力や、警察の仕事などが事細かに描写されていたのは良いところだと思った。ただし、双子の入れ替わりや、最後主人公が薬の魔力に魅入られるシーンに関しては若干の唐突さというか無理矢理感は感じた。 しかしながら面白い作品であったことは変わりない。
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* 1年間休職した安西京香は復職日に、 女子高生の死の現場へ向かう。 事件からなぜ京香が休職に至ったのか 紐解かれていく。 そして京香の家族関係、事件の解明は 並行して話は進む。 死に関係する人たちは繋がっていく。
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前著『しねるくすり』を読んでいた方がより楽しめるかな。 「私たちは不完全な自分を受け入れながら前に進んで行くことしかできないのですね」...。一センチにも満たない大きさの白い球体に替わる何かを自分は持っているだろうかと考えさせられた。
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ストーリー自体は面白かったけど、双子の妹が姉のふりをして実際に自殺したのは姉の方だったところは無理があるんじゃないかと思ったり、夢の描写は分かりづらいところがあった。ラストは結局薬を持ってたの??っていう想像させる終わり方。
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刑事もの。実在する大崎警察署が舞台、その近辺もちらほら作中に登場します、北品川にある制服が有名な某女子校も。 う~ん、刑事ものにしてはちょっと迫力不足な印象です。主人公である京香の父や妹の死が作中に大きく横たわっていて、社会的な悪と戦うというよりも、個人的な怨恨があってそれに突...
刑事もの。実在する大崎警察署が舞台、その近辺もちらほら作中に登場します、北品川にある制服が有名な某女子校も。 う~ん、刑事ものにしてはちょっと迫力不足な印象です。主人公である京香の父や妹の死が作中に大きく横たわっていて、社会的な悪と戦うというよりも、個人的な怨恨があってそれに突き動かされているという点が前面に出ているせいでしょうか。 父の仕事や、その死にまつわる謎が京香が追う事件とつながっているというストーリーは物語としては悪くないのですが、その黒幕もなんだかスケールが小さいです。 京香をはじめとした登場人物も特段目立ったキャラはいませんし、あまりのめりこめるポイントがない作品でした。
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表紙を見る限りでは、ポップなエンタメ系な物語を想像していたのですが、それとは違い、ハードボイルドを匂わすような警察小説でしたので、良い意味で裏切られました。 主人公は、女刑事の安西京香。妹の死をきっかけに休職を余儀なくされた。復帰後最初に命じられたのは、ある自殺事件。そこから、...
表紙を見る限りでは、ポップなエンタメ系な物語を想像していたのですが、それとは違い、ハードボイルドを匂わすような警察小説でしたので、良い意味で裏切られました。 主人公は、女刑事の安西京香。妹の死をきっかけに休職を余儀なくされた。復帰後最初に命じられたのは、ある自殺事件。そこから、アイドルの自殺事件や父の死の真相など様々な事実が、連鎖のように明らかになっていきます。 「しねるくすり」の続編ということですが、単体として楽しめました。ちなみに「しねるくすり」は未読です。 次々とリズム良く出来事が発生するので、飽きさせような作りになっていました。あっと驚くような展開というわけではありませんが、しっかりとした構成で、色々な過去の真実が明らかになっていくので、多く楽しめました。 いかにも警察小説に出ているような登場人物達ばかりでしたが、それぞれ主人公を引き立たせていて、続編があってもいいんじゃないかと思いました。
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