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女性ホルモンは賢い の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2021/08/15

女性ホルモンに振り回されっぱなしな私。 敵を知るつもりで読み始めたけど 敵と思った相手は味方でした。 こういう分野の本にしては とっても読みやすく書かれていると思う。 あんまり考えたことなかったけど もっと女性というものを知りたくなる。 実は昨年に献本企画でいただいた本、、、...

女性ホルモンに振り回されっぱなしな私。 敵を知るつもりで読み始めたけど 敵と思った相手は味方でした。 こういう分野の本にしては とっても読みやすく書かれていると思う。 あんまり考えたことなかったけど もっと女性というものを知りたくなる。 実は昨年に献本企画でいただいた本、、、 今更になって本当にごめんなさい。 ありがとうございました!

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2020/07/26

献本企画で頂きました。ありがとうございます。 女性ホルモンの本は数多くありますが、この本は医学というよりは生物学寄りの科学的な本であるように感じました。 パートナー選びなどの行動に、女性ホルモンが「知性」として関わっている…あまり聞いたことのない内容で、興味深く読み進めまし...

献本企画で頂きました。ありがとうございます。 女性ホルモンの本は数多くありますが、この本は医学というよりは生物学寄りの科学的な本であるように感じました。 パートナー選びなどの行動に、女性ホルモンが「知性」として関わっている…あまり聞いたことのない内容で、興味深く読み進めました。 ホルモン周期に心身の調子が振り回されている気がしていたけれど、生物として生き延びるためにプログラムされたものと考えたほうがいくらか気分は楽になる…かな? ? 翻訳本なので、多少の読みづらさがあります。

Posted byブクログ

2020/06/01

私事ですが、妊娠初期の頃、男性の上司に「俺、嫁で経験してるんだけど、妊娠しているときってホルモンバランスの変化でちょっとおかしくなるじゃない。だからお前がイライラしたときは俺を奴隷だと思って何でも言ってくれ!」と言われたことがあります。 この「女はホルモンでおかしくなる」という...

私事ですが、妊娠初期の頃、男性の上司に「俺、嫁で経験してるんだけど、妊娠しているときってホルモンバランスの変化でちょっとおかしくなるじゃない。だからお前がイライラしたときは俺を奴隷だと思って何でも言ってくれ!」と言われたことがあります。 この「女はホルモンでおかしくなる」という言葉が、私はあまり好きになれませんでした。 確かにホルモンバランスの変化によって女性は情緒不安定気味に見えるかもしれない。しかしこれは子どもを無事出産するために起こる、必要な変化なのではないか?と思っていたからです。 また、男性上司の言葉の裏に「コンディションが常に安定している男性、不安定な女性」という意味合いが含まれており、女性よりも男性の方が優れているという思想を感じたからです。 この男性上司に限らず、多くの男性が(そして女性も)、女性ホルモンは「悪さ」をする、と思っているようです。 そんな価値観に対して、この本は、女性ホルモンは「知性」であるということを様々な心理学の実験を通して明らかにするものです。 女性ホルモンは確かに女性の色々な行動に影響をおよぼしていますが、それは人類の進化の中で得られた「英知」であり、決して「不具合」ではないというのが著者の主張です。つまり、女性ホルモンの働きは、女性に生き物として合理的な行動が出来るように促している、ということになります。   伴侶を探し、子どもを授かり、産み育てていく中で、自分は女性ホルモンに導かれるように生きていると思う瞬間が数多くあります。その結果時には社会(というか多くの男性)が求める「いつも穏やかで笑みを称えた控えめな女性」像から大きく逸脱してしまうことも多々ありますが、いち動物である自分は、生き物として真っ当に生きているんだな!と納得がいきました。

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2020/05/31

「生理だから、ごめんね」この言葉を日常生活で数回聞いたことがあると思います。例えばカップルで喧嘩して仲直りをするときに「ごめん、生理が近くてイライラしてたの」という状況です。男性からしてみると「生理って大変だな、お腹痛くなるんだ。」、「何か買ってこようか?」などと気を遣っては相...

「生理だから、ごめんね」この言葉を日常生活で数回聞いたことがあると思います。例えばカップルで喧嘩して仲直りをするときに「ごめん、生理が近くてイライラしてたの」という状況です。男性からしてみると「生理って大変だな、お腹痛くなるんだ。」、「何か買ってこようか?」などと気を遣っては相手の機嫌を損ねるのが常です。  そんな“アンタッチャブル”な問題に関して私たちはどのくらい理解しているでしょう。そして“女性ホルモン”は女性の行動や選択にどのくらい影響しているのでしょうか。女性ホルモンに対する正しい知識は人生のどの段階でも最良の決断ができることに繋がります。「女性は気分屋」と勘違いしている人がいるならば、本書はその人のために書かれたものです。  女性はホルモン周期に導かれて生活しています。ホルモンからの指令の源と働きをよく理解すればするほど喜びの多い人生になることでしょう。見当違いのホルモンのステレオタイプに影響を受けてはいけません。そして女性は決して“めちゃくちゃな気分屋”では無いことを本書で理解してください。モテますよ。

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2020/06/04

ブクログ献本企画ありがとうございます!! 通俗的に「女性ホルモンの影響」と、女性身体に起るあらゆる事象をひっくるめていたメタ・データを、生物学的、進化論的な視点から紐解いていく試み。 著者曰く「新たなダーウィン的フェミニズム」という。 女性の悩み、気分障害の原因として女性ホルモ...

ブクログ献本企画ありがとうございます!! 通俗的に「女性ホルモンの影響」と、女性身体に起るあらゆる事象をひっくるめていたメタ・データを、生物学的、進化論的な視点から紐解いていく試み。 著者曰く「新たなダーウィン的フェミニズム」という。 女性の悩み、気分障害の原因として女性ホルモンを語る本は数多あれど、生物学的な進化の視点から見た本はこの本が初めてではないだろうか? 「女性ホルモンの影響」という言葉だけで、本能を超えたのが人間なのに退化したあるいは女性が男性に劣っているという意味か(女性差別か!)という反論がある。 そうではなく、生物の進化、その延長にある人間という存在が、どのようなホルモン影響の進化を遂げ、社会生活を築いたかを紐解いてゆく。 俗説に科学的な裏付けをもって、検証・反証をしてゆく。 生物として無視できないホルモンの影響。 他の生物におけるホルモンの作用と、人間のホルモンの作用を比較して、進化の中で戦略として引き継がれているものと、人間は時にそれに依拠しない行動をとることを示してゆく。 それは女性が、ひいては男性も含めて人間が、「ホルモンによる本能を、人間は動物とは違い理性で抑えている」という通俗説を否定するものではないだろうか? 欲を言えば、この本の中での「女性ホルモン」とは、エストロゲンなのか、プロゲステロンなのか、読んでいてどちらか影響しているのか混乱する。そのあたりをもっと明確にしても良かったのではないか? そして女性ホルモンの影響は、年齢と共に変化もする。 人間の発情期はあるのか?大半の哺乳類にある周期的な発情期を持たない「理由」は?そこに端を発し、ホルモンの影響は周期を持ちながら、実に戦略的な理由があって行われている可能性があった。 セックスをし、子供を産み、育てる―― 女性にとって悩ましくもあるこの事象の負担の大きさ。 それ故に女性は異性を戦略的に選ぶように、ホルモンが作用している。 「良い遺伝子を残す」ために、健康的な男性(イケメンマッチョ、セクシー)を求める一方で「子を育てる」ために、育児に参加できる協調性のある男性を求める…… 女性の複雑な人生設計ゆえに、女性ホルモンが複雑な作用することを示していた。 内容は生物学的・社会文化的な分野に及ぶ。 同時に、フェミニズム運動の問題点にも切り込んでゆく。 男女平等を声高に叫んだは良いが、男女の“違い”を否定しまったこと。 最近、薬学の分野でも、男女で服薬の影響に差がでてきている事が注目されている。この本でも、雌マウスを使った場合、女性ホルモンの影響による個体差を「雑音」として省いていたことにも起因することを指摘していた。 この本で度々言及されている通り、「まだ研究ははじまったばかり」であり、不明な点が多い。 女性ホルモンを知れば知るほど、実は男性ホルモンの事もよくわかっていないことが仄めかされる。

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2020/05/25

女性ホルモンというものを女性にしてあまり知らない。どういう機能を果たしているかなどとほとんど知らない。 生理前にイライラする為に検索して知ったPMSという単語ぐらいで男女の違いについて生物の授業で習って以来、日常生活を送る上ではぼんやりとしたテーマだった。 だが、この本を読んで...

女性ホルモンというものを女性にしてあまり知らない。どういう機能を果たしているかなどとほとんど知らない。 生理前にイライラする為に検索して知ったPMSという単語ぐらいで男女の違いについて生物の授業で習って以来、日常生活を送る上ではぼんやりとしたテーマだった。 だが、この本を読んで、なぜこういう考えに至るのか、どうしてこうなるかというのが見事に解決された。専門用語のような単語は多々出てくるが、詳しく分かりやすく書かれているので素人でも楽しく読むことができる。 書内の 妊娠可能な期間の女性は左右対称の容貌を持つ男性に惹かれる傾向がある。 という一文。 普段なんの考えもなく相手を見つめている時に、そんなところを見ていたのかと驚かされた。 題名通り、「女性ホルモンは賢い」。 私はホルモンの言いなりだ。

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2020/05/19

女心と秋の空。女性は感情や行動が変わりやすいというのは本当か? ホルモンの視点から女性の行動を解析する本。女性の行動の影に潜む、ホルモンの深い知恵を科学的に探求する。 他の動物と比較したヒトの女性の持つ多くの特性。たとえば周囲から気づかれるような顕著な発情期がなく行動様式はあ...

女心と秋の空。女性は感情や行動が変わりやすいというのは本当か? ホルモンの視点から女性の行動を解析する本。女性の行動の影に潜む、ホルモンの深い知恵を科学的に探求する。 他の動物と比較したヒトの女性の持つ多くの特性。たとえば周囲から気づかれるような顕著な発情期がなく行動様式はあまり変わらないこと。基本一人のパートナー、つがい関係を続けること。出産可能期を過ぎてからも相当な期間長生きすること。 こんなことを多くの調査と他の哺乳類との比較から解明していく。 将来のパートナー選びなど月の周期の中で好みが変わったり妊娠することでつわり等行動が変化すること、その理由を推測していく。 調査の期間や対象数が少なく、あくまでも推論の域を出てはいないが、中には光る仮説が多い。 人類の進化の600万年の歴史。一見無駄のように思えるホルモンによる感情と行動の変化。だが適者生存。一つ一つに未だ人知の及ばぬ理由があるのだろう。 ステレオタイプな女性感、グラスシーリング。本書の筆者は女性に関する偏見を無くすべく、また男性ばかりの研究界に一石を投じようとしている。 女性視点から非常に前向きな視点からのホルモン研究。より女性が賢く生きるために、本書は貴重な視点を与えてくれる。

Posted byブクログ