画家とモデル の商品レビュー
18人の画家とそのモデルについての章にわかれている。それぞれ、画家の人生について語られることは多いが、この本ではモデルの人生、それが画家の人生と交わったかが語られていて、とても面白かった。
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“レンピッカ色に染める”と“過酷な運命の少女を見つめて”が好き。「描く」「表現する」という行為の素晴らしい知性と、おぞましいまでの暴力を改めて考えさせる。
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ぶらぶら美術・博物館の中野京子さんの特集を見て、気になっていて、図書館からやっと届いて、読了。 こういう本を読んだら、芸術が身近になって、本当に面白くなるはず‼️ #Bura_Bi @Bura_Bi #中野京子
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たまに美術館で肖像画を見ると モデルから醸し出す雰囲気や 視線が柔らかく優しい絵だなぁと 感じることがあります。 このモデルは画家を心から信頼してるんだな、 そして画家はモデルに魅了されているんだろうな、と。 この本はとても良かったです。 画家とモデルの心の繋がりを 生い立ちや時...
たまに美術館で肖像画を見ると モデルから醸し出す雰囲気や 視線が柔らかく優しい絵だなぁと 感じることがあります。 このモデルは画家を心から信頼してるんだな、 そして画家はモデルに魅了されているんだろうな、と。 この本はとても良かったです。 画家とモデルの心の繋がりを 生い立ちや時代背景から や中野京子の主観からの解説もなるほど、なるほどと思いながら 読み進めました。 サージェントの想いの人のヌードだったりゴヤとアルバ女の子公爵だったり ワイエスとヘルガだったり。 『美しき諍い女』を観たときも思いましたが (オチは違うけど) 肖像画は画家とモデルの共同作品であり信頼関係で傑作が生まれるということ。
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詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1521.html 途中から面白くて一気に読みました。 個別のことは記憶できなかったかも。 名前や絵を知ってる画家についても詳し...
詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1521.html 途中から面白くて一気に読みました。 個別のことは記憶できなかったかも。 名前や絵を知ってる画家についても詳しいことは知らなかったので、読んでよかった。
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[図書館] 読了:2020/8/28 サージェント、メンツェル、ロートレック、トニーナ、ジャンヌ・エビュテルヌ、ヘンドリッキエ…人に言えない懊悩を抱えた人の描写が相変わらずすごく上手いなぁ。 p. 43 ベラスケスの父方の祖父がポルトガルから来たコンベルソ(改宗ユダヤ人)であ...
[図書館] 読了:2020/8/28 サージェント、メンツェル、ロートレック、トニーナ、ジャンヌ・エビュテルヌ、ヘンドリッキエ…人に言えない懊悩を抱えた人の描写が相変わらずすごく上手いなぁ。 p. 43 ベラスケスの父方の祖父がポルトガルから来たコンベルソ(改宗ユダヤ人)であったことを隠し、自分と家族を守るために、異端審問所が手を出しにくいところ(王宮配室長)まで出世した、という見方は面白いな。 p. 31 マネの絵筆、及び数々の写真が伝えるモリゾはスリムなプロポーションの黒目黒髪、きりりとした美女だが、女らしさを武器にするには知的すぎ、プライドが高すぎる、といった印象である。これと決めたら梃子でも動かない強さも感じられる。陽気に笑う姿は想像しにくい。事実、彼女は口数が少なく、めったに笑わず、感情表現は苦手で、他人の作品に対する批評は辛辣だった。現代にも見られる「生きにくい性格の女性」というべきか。努力家で、志が高く、常に不満なのは、理想に達していないという自己否定からきていよう。
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感性のない私に感性だけが絵の楽しみではないと教えてくれた著者。今回は画家抱いたモデルにへの想い。表紙はワイルドの描いたヘルガ。美しくも若くもないモデルの作品を245点も残していた話の驚き。多毛症の少女の愛らしい肖像。描いたファンターナと交わした会話は。エレベータボーイの黒人モデル...
感性のない私に感性だけが絵の楽しみではないと教えてくれた著者。今回は画家抱いたモデルにへの想い。表紙はワイルドの描いたヘルガ。美しくも若くもないモデルの作品を245点も残していた話の驚き。多毛症の少女の愛らしい肖像。描いたファンターナと交わした会話は。エレベータボーイの黒人モデルのヌードを描いたサージェント。息子の友人と恋に落ちたヴァラドン。宗教改革者ルターと二人三脚で生きたクラーナハ。調べてもつきない、考えてもつきない、18の物語。
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中野先生の著書は全て読んでるが、今回は画家と無名かもしれないモデルを通して作風等を論じてるのが革新的だった。絵画を読み解きながら歴史の流れを今更の様に学べた。
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絵画も視点によってすごく興味深いものになる。 知らない画家さんも新たに知ることが出来たり(タマラ・ド・レピッカとかサージェント)。ワイエスのヘルガシリーズは、ヘルガの良さが理解できないのと奥さんの立場になるとけしからんと思ってしまったり。 美術館がやってないのでこの本で芸術を楽し...
絵画も視点によってすごく興味深いものになる。 知らない画家さんも新たに知ることが出来たり(タマラ・ド・レピッカとかサージェント)。ワイエスのヘルガシリーズは、ヘルガの良さが理解できないのと奥さんの立場になるとけしからんと思ってしまったり。 美術館がやってないのでこの本で芸術を楽しみました。
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これを読んでしまうと絵画の鑑賞が一味違うものに。18人の画家とモデルとの出会い。それが現在、未来へと絵の形で流れている。文も読みやすくとてもいい。
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