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芸術的創造は脳のどこから産まれるか? の商品レビュー

3.7

14件のお客様レビュー

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2024/03/24

序盤で説明された脳のメカニズムを応用して芸術的創造について分かりやすく説明されていた。 情報を圧縮して生まれた空間で人は想像力を発揮できる

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2022/10/28

45 脳の自由エネルギー原理 「予測符号化」仮説の拡張 90 エントロピーの揺らぎ→創造性 125 拡散的、収束的思考

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2022/01/22

音楽への造詣が深いらしい研究者である著者が、数々の英語論文をもとに創造性に関してまとめた本。脳の仕組み、音楽と潜在記憶や創造性との話、発想力を身につけるための方法など。

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2021/06/05

大脳皮質の一次聴覚野まで来た音情報 腹側路(空間情報)と背側路(種類情報)の2つの経路をたどり前頭葉へ 即興演奏では前頭葉の実行機能が抑制されアルファ波が増加 短期記憶 いT度に覚えられる マジカルナンバー7±2   作業記憶 ワーキングメモリー  長期記憶 数十億 短期記憶が...

大脳皮質の一次聴覚野まで来た音情報 腹側路(空間情報)と背側路(種類情報)の2つの経路をたどり前頭葉へ 即興演奏では前頭葉の実行機能が抑制されアルファ波が増加 短期記憶 いT度に覚えられる マジカルナンバー7±2   作業記憶 ワーキングメモリー  長期記憶 数十億 短期記憶がリハーサルで長期記憶へ  睡眠中に新たな情報をシャットダウンして選別、海馬から大脳皮質へ   情報圧縮して余裕が生まれ、未知で不確かな情報から新たな発想が可能になる エントロピー  情報集合体から導き出される確率分布  音楽家は統計学習能力が高い →潜在記憶へ  意味記憶(フレーズ)→エピソード記憶(ストーリー)→    想像は知能との協力体制  準備期  :論理的・収束的思考  あたため期:潜在的・直観的思考:マインドワンダリング =心ここにあらず  ひらめき期:偶発的な答えのひらめき  検証期  :収束的思考 潜在学習  聴覚に刺激する  言語、音楽能力が高まる   コミュニケーションがモチベーション 孤独は死亡リスクになる 先入観や錯覚が人を天才にする

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2020/12/05

芸術をどう脳が認知しているかに始まり、クリエティブな考え、発想力を身につけるにはどうすれば良いかまで書かれた本。教育法についてが一番面白かった。

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2020/11/15

エピソード記憶と意味記憶の連鎖から生じる「新しいものをモデル化しようという意味記憶への欲求と(不確実性の低下)、まだモデル化されていない新しいエピソード記憶への追求(不確実性の増加)」のせめぎ合いこそが、人間らしさ、自我の認識、芸術思考といえるのかもしれません。このように、脳の進...

エピソード記憶と意味記憶の連鎖から生じる「新しいものをモデル化しようという意味記憶への欲求と(不確実性の低下)、まだモデル化されていない新しいエピソード記憶への追求(不確実性の増加)」のせめぎ合いこそが、人間らしさ、自我の認識、芸術思考といえるのかもしれません。このように、脳の進化的側面からみても「自我」という感覚は、人間が進化の過程で得た特有の機能なのかもしれません。 P92

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2020/11/04

わからないことって魅力的❤️ 今年一番面白かった本です。 作者の人間に対する愛を感じながら、楽しく読めました。2回読見ましたが、まだまだ繰り返し読みたいです。 ぼーっとする時間が大切であること、眠るとできるようになっているというのは感覚的にはわかっていましたが、科学的根拠があっ...

わからないことって魅力的❤️ 今年一番面白かった本です。 作者の人間に対する愛を感じながら、楽しく読めました。2回読見ましたが、まだまだ繰り返し読みたいです。 ぼーっとする時間が大切であること、眠るとできるようになっているというのは感覚的にはわかっていましたが、科学的根拠があったことを理解できてスッキリしました。 子供には、どういった教育を勧めていくのが良いかのヒントが見つかりました。これから、いろいろ工夫して探していきたいです。 面白かったのが、共感覚について。意外にもこの感覚を持っているものが身近におりました。脳科学に興味のある方は、必読です。

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2020/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 音楽の実践者による肌感覚を神経学という科学により読み解いた本である。  絵による「技」「創造」に挑戦しているがこの本は自分の身に置き換えられることが多く参考になった。  「ヒトの目、驚異の進化」において「未来予測ができる」で紹介されている脳の処理時間をキャンセルするための予測処理が音楽の場合には「うらぎり」による驚きを産み出すので音楽に集中するのだという話が面白かった。 【キーワードのメモ】 ・短期記憶と長期記憶 ・潜在記憶と顕在記憶 ・手続き記憶とプライミング記憶 ・意味記憶とエピソード記憶(高次) ・エントロピーと脳 ・音楽の数学的モデルの生成 ・拡散的思考(怖れを生みやすい)と収束的思考 ・内発性vs.外発性 ・ワォ!効果(最適化が余白を生み創造性を生む)  →データ圧縮されると内発的報酬となる ・不確実性と創造性 ・暇な時間/マインドワンダリング ・芸樹的才能・創造的思考 ・外国語はスポーツのように学ぶ ・潜在学習は言語習得の王道 ・マルチリンガルは潜在学習のエキスパート ・翻訳しない  などなど

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2020/08/23

皆で共有できるような規則性を見つける行為を「収束的な芸術(≒知能)」、そして規則性から脱しようとする行為を「拡散的な芸術(≒創造性)」とし、その"ゆらぎ"を「芸術性」と捉え、脳の芸術性の普遍的法則性を探究されている本。 詳細は下記。 https://note...

皆で共有できるような規則性を見つける行為を「収束的な芸術(≒知能)」、そして規則性から脱しようとする行為を「拡散的な芸術(≒創造性)」とし、その"ゆらぎ"を「芸術性」と捉え、脳の芸術性の普遍的法則性を探究されている本。 詳細は下記。 https://note.com/t06901ky/n/nbb87e7011583

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2020/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内発的報酬のところが特に印象に残りました。 「そして既に理解してしまった情報からは、これ以上の内発的報酬が得られないので飽きてしまいます。 そこで脳が次にとる行動は、まだ知らない、内発的報酬が期待できる不確実な情報に興味を持つのだと考えられます。」 「新しいことに寛容である人や、色んなタイプの人を受け入れる人は、単に器が広いというだけでなく、そこから何か新しい発見を得たいという、自分自身への内発的報酬に期待している結果なのかもしれません」

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