月の光 現代中国SFアンソロジー の商品レビュー
翻訳がとても良いです。歴史観やお国柄など勝手に思いこんでいた中国とは違っていてとても新鮮でした。金色昔日/宝樹など展開自体はよくあるラブストーリーですが、時代背景をうまく使って読ませるものでした。よき!
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収録作家と作品は以下の通り。 ●夏茄(シア・ジア) ・おやすみなさい、メランコリー ●張冉(ジャン・ラン) ・晋陽の雪 ●糖匪(タン・フェイ) ・壊れた星 ●韓松(ハン・ソン) ・潜水艇 ・サリンジャーと朝鮮人 ●程婧波(チョン・ジンボー) ・さかさまの空 ...
収録作家と作品は以下の通り。 ●夏茄(シア・ジア) ・おやすみなさい、メランコリー ●張冉(ジャン・ラン) ・晋陽の雪 ●糖匪(タン・フェイ) ・壊れた星 ●韓松(ハン・ソン) ・潜水艇 ・サリンジャーと朝鮮人 ●程婧波(チョン・ジンボー) ・さかさまの空 ●宝樹(バオシュー) ・金色昔日 ●郝景芳(ハオ・ジンファン) ・正月列車 ●飛氘(フェイダオ) ・ほら吹きロボット ●劉慈欣(リウ・ツーシン) ・月の光 ●吴霜(アンナ・ウー) ・宇宙の果てのレストラン──臘八粥 ●馬伯庸(マー・ボーヨン) ・始皇帝の休日 ●顧適(グー・シー) ・鏡 ●王侃瑜(レジーナ・カンユー・ワン) ・ブレインボックス ●陳楸帆(チェン・チウファン) ・開光 ・未来病史 <エッセイ> ・中国SFとファンダムへのささやかな手引き / 王侃瑜(レジーナ・カンユー・ワン) ・中国研究者にとっての新大陸:中国SF研究 / 宋明煒(ソン・ミンウェイ) ・サイエンス・フィクション:もう恥じることはない / 飛氘(フェイダオ)
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三体の興奮のままに読み始めたが、思ったより玉石混交な感じだった。金色昔日(宝樹)が傑作。月の光(劉慈欣)もさすがの完成度。
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潜水艇が特に印象深い。ラピュタで海賊団が乗っている飛行艇の巨大版を想像する。 一番ぎょっとしたのは未来病理。
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2021年10月29日読了。ケン・リュウ編の中国現代SFアンソロジーの第2弾。第1弾の『折りたたみ北京』には全編匂ってくるような「中国の、今の社会の問題意識」が感じられたが、こちらはよりバラエティ豊かで、「面白い新鮮なSFを読んだ!」という満足感があってよかった。とは言え中国の歴...
2021年10月29日読了。ケン・リュウ編の中国現代SFアンソロジーの第2弾。第1弾の『折りたたみ北京』には全編匂ってくるような「中国の、今の社会の問題意識」が感じられたが、こちらはよりバラエティ豊かで、「面白い新鮮なSFを読んだ!」という満足感があってよかった。とは言え中国の歴史やインターネットスラングやら現代中国社会の理解がある方がもっと楽しめるものなのだろう…こればっかりは仕方ない、ケン・リュウ氏には「訳して紹介してくれてありがとう」という他ない。「古代中国に時間旅行者が紛れ込み騒動を起こしたら?」「秦の始皇帝がゲームマニアだったら?」みたいな想像力には「中国人も日本人も考えることは同じだなー」とニヤリとさせられる。なお劉慈欣による表題作はディック的というか藤子F不二雄的なSFで非常に楽しい。
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まさか、高校の頃ちゃんと漢文やっとけばよかったなんて後悔を、中国のSFを読むようになってから覚えるとは、当時は想像もできなかった。 というか、向こうも翻訳でシェイクスピアを読む人間に言われたかないだろうが、この辺り英語でどうやって訳してんだろ。 感想としては、折りたたみ北京に匹...
まさか、高校の頃ちゃんと漢文やっとけばよかったなんて後悔を、中国のSFを読むようになってから覚えるとは、当時は想像もできなかった。 というか、向こうも翻訳でシェイクスピアを読む人間に言われたかないだろうが、この辺り英語でどうやって訳してんだろ。 感想としては、折りたたみ北京に匹敵するような短編はひとつもなかった。SFとしてワクワクしない。 「おまえ、小さくまとまるなよ」と言う感じだ。 あと、「SFアンソロジー」の後書きではなく本文中に、特に付記せずSF評論を入れるなと言いたい。 端的に言って、常連が内輪ノリでまわしている居酒屋に入りたいのか?というハナシだ。 ところでこれ、英語版の表題はBroken starsとのことで、収録されてる糖匪の短編から採られたものだと思うのだが、これSFなんだろうか。 「消えた少年たち」を読んだ時以来の困惑だ。 ただ、焚盤坑ゲって単語は現在でも正しいってことを含めて面白かった。 あと、これはマジな話なんだが、クソゲーオブザイヤーの総評を中国語に翻訳したら相当売れるのではなかろうか。
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ケン・リュウ編による中国SFアンソロジーの第2巻。14人もの作家の短篇が収録されていて、作品に広がりがあって読み応え十分。面白いと思ったのは糖匪「壊れた星」、劉慈欣「月の光」、顧適「鏡」。馬伯庸「始皇帝の休日」は始皇帝が休日をゲーム三昧で過ごすという内容が馬鹿馬鹿しくて最高に面白...
ケン・リュウ編による中国SFアンソロジーの第2巻。14人もの作家の短篇が収録されていて、作品に広がりがあって読み応え十分。面白いと思ったのは糖匪「壊れた星」、劉慈欣「月の光」、顧適「鏡」。馬伯庸「始皇帝の休日」は始皇帝が休日をゲーム三昧で過ごすという内容が馬鹿馬鹿しくて最高に面白い。宝樹「金色昔日」は歴史が逆行して進んでいくという発想が面白いが、歴史に翻弄される人達の心情の描き方が素晴らしく、このアンソロジーで特にお気に入りの作品だった。
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「折りたたみ北京」の方がわかりやすい話が多く、中国SF入門には向いてるかも。本書で気に入ったのは「お休みなさい、メランコリー」「潜水艇」「月の光」「始皇帝の休日」「鏡」。夏茄の情緒的な作風好きだなあ。「月の光」は雰囲気は違うけど星新一が書いてても違和感がない印象。ところで、どんど...
「折りたたみ北京」の方がわかりやすい話が多く、中国SF入門には向いてるかも。本書で気に入ったのは「お休みなさい、メランコリー」「潜水艇」「月の光」「始皇帝の休日」「鏡」。夏茄の情緒的な作風好きだなあ。「月の光」は雰囲気は違うけど星新一が書いてても違和感がない印象。ところで、どんどん「三体」シリーズが読みたくなってきて困ります。
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SFマガジン12月号掲載の宝樹「我らの科幻世界」に感動したので、こちらも読んでみる。 目当ての「金色昔日」を読んでいて、自分の中国現代史の無知ぶりに気付き、慌てて調べてから読書を再開した。 子供時代は遠い昔のようだし、その頃おこった大事件も、化石みたいに歴史として既に固定されてい...
SFマガジン12月号掲載の宝樹「我らの科幻世界」に感動したので、こちらも読んでみる。 目当ての「金色昔日」を読んでいて、自分の中国現代史の無知ぶりに気付き、慌てて調べてから読書を再開した。 子供時代は遠い昔のようだし、その頃おこった大事件も、化石みたいに歴史として既に固定されているような気になる。だけど本当は、事実の重みは時の流れに左右されるものではないのかも、と考えさせられる。 「さかさまの空」「壊れた星」も好き。
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宝樹「金色昔日」がとてもいい! 時代が遡る様子も読む手を止めるほどの違和感無く、主人公の半世紀をかけたラブストーリーを見事に短編に納めた。 更に「文明と進歩」をサルトルと哲学するSFのおまけ付き…。 アンソロジーであることから、作品ごとに好き嫌いの第一印象が分かれることは、しょ...
宝樹「金色昔日」がとてもいい! 時代が遡る様子も読む手を止めるほどの違和感無く、主人公の半世紀をかけたラブストーリーを見事に短編に納めた。 更に「文明と進歩」をサルトルと哲学するSFのおまけ付き…。 アンソロジーであることから、作品ごとに好き嫌いの第一印象が分かれることは、しょうがない。特に良かった話があると他を比べてしまうから…。 最初の印象があまりよくない物も再読してみると変わることもあるので、また試してみると良いかも。 「未来では無く、いま、この時に希望を持つこと」…人生はおそらく「いま」の連続だから…。
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