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最初のテロリスト カラコーゾフ の商品レビュー

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2020/07/22

1866年4月4日にロシア皇帝アレクサンドル2世を暗殺しようとしたカラコーゾフという人物とその背景に組織があったのかどうかなどを詳細に論じていく。期待と違って「カラマーゾフ」には全く触れられることがなく、むしろ「罪と罰」のラスコーリニコフとの共通点が語られる。しかし、犯行時点では...

1866年4月4日にロシア皇帝アレクサンドル2世を暗殺しようとしたカラコーゾフという人物とその背景に組織があったのかどうかなどを詳細に論じていく。期待と違って「カラマーゾフ」には全く触れられることがなく、むしろ「罪と罰」のラスコーリニコフとの共通点が語られる。しかし、犯行時点では既に、「罪と罰」は執筆されていたという。狂人とされたカラコーゾフの声明文は示唆に富む。「わたしは皇帝という悪党を亡き者にし、わが愛する民族の為にいのちを捨てることにした。…たとえ成功しなかったとしても、私は私のあとを継いでくれる人々が出てくると信じる。私が成功しなくても、彼らはきっと成功する。私の死は彼らへの実例と掲示になるだろう。…アレクサンドル2世であろうと、それ以降の皇帝であっても、同じことだ。」約50年後のロシア革命があったことを先取りしていたとも思える。この人物は無神論者であったが、処刑時には神を信じていたかのような記録も。実に興味深い。1865年がリンカーン暗殺。この頃にビスマルク暗殺未遂事件もあったとのこと。2年後に明治維新という時代である。

Posted byブクログ

2020/04/04
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※このレビューにはネタバレを含みます

ロシア皇帝アレクサンドル2世を銃撃した犯人を軸にしたノンフィクション。 本書の中で一番印象に残ったのは、犯人であるカラコーゾフの『邪魔をした』、つまり『皇帝の命を救った』とされる人物にフォーカスしたくだりだった。一瞬で英雄に祭り上げられ、天狗になって落ちぶれる……って、一発屋の芸能人みたいな奴って何時の世にもいたんだなぁ……。

Posted byブクログ