本屋を守れ の商品レビュー
本なんて時代遅れ、今は電子書籍でどうのこうので は?馬鹿もの!本をなんだと思っている。読書とは日本文化の最高峰だ!わかったなら本屋へ行きやがれクソガキ! そんな説教をしっかりと受け止め日本人の誇りにかけても守るべき文化を我々現代人に教えてくれるありがたい話。著書は2020年頃発...
本なんて時代遅れ、今は電子書籍でどうのこうので は?馬鹿もの!本をなんだと思っている。読書とは日本文化の最高峰だ!わかったなら本屋へ行きやがれクソガキ! そんな説教をしっかりと受け止め日本人の誇りにかけても守るべき文化を我々現代人に教えてくれるありがたい話。著書は2020年頃発行でまだコロナ前のドナルド・トランプ大統領が成立したばかりの内容にはなっているが、四年経った今でも知るべき内容です。特に日本と世界を比べ、我々の見方が世界に傾きつつあり、それは同時に沈みゆくタイタニック号に乗り込んでいると言わざるをえないといえるでしょう。日本は沈みゆく船ではなく氷山の一角にあるべきだとこの本を読むたびに思います。タイタニック号を沈めたのは氷山であるようにこの国はまさに氷山になれると思います。 それが今では地球温暖化のように世界からの競争に負けじと容易く世界からの熱に晒されてその原型を留められていません。だからこそ今できることは読書にある教養だと言えます。
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インタビュー形式の本でした。本の読むことが大切さはわかりました。しかし他の国への発言など共感しづらいところもかなりありました。
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作者の主義主張にはこだわりがあり、同意できない部分もあったが、全体的な大意には賛同。 ただし、テクノロジーの進化を止めることはできないので、スマホの使い方などは、もっと共存できる余地を探すべきなのではないかと思った。 情緒を磨かないと大局観をそもそも見誤る。そもそも出発点を間違...
作者の主義主張にはこだわりがあり、同意できない部分もあったが、全体的な大意には賛同。 ただし、テクノロジーの進化を止めることはできないので、スマホの使い方などは、もっと共存できる余地を探すべきなのではないかと思った。 情緒を磨かないと大局観をそもそも見誤る。そもそも出発点を間違える。適正に選択されない情報はいくらあっても無価値。情緒が情報の選択を正しい方へ導いてくれる。 この考え方は今までの私にはなかったので、新鮮だった。きっと今後もずっと心に響き続けると思う。 思考は言語で行なっている。基本的には母国語。語彙が貧弱だと思考も貧弱。これはいろんな人が言っているし、私もその通りだと思う。子どもたちにはたくさんの言葉に触れてもらい、語彙を増やし、思考を楽しんでもらいたいと思う。 最後になるが、本のタイトルと内容が合っていない気がするのは私だけだろうか?本を読む、日本語を学ぶ、日本語を大切にすることと、本屋を守ることはイコールではないはずで、違和感があった。本屋を守れというタイトルが極端だなと思う。本屋を守りたい気持ちは私も同じだが。
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駅前の個人経営の書店を守る、と書かれていたのですが、守るためには大型チェーンにばかりベストセラーや新刊を流す出版社を何とかしなければならないと思いました。流通経路についての言及が全くなかった。 そして本屋に関する記載はごく一部で、とにかく読書が大事だという、本屋というより読書に関...
駅前の個人経営の書店を守る、と書かれていたのですが、守るためには大型チェーンにばかりベストセラーや新刊を流す出版社を何とかしなければならないと思いました。流通経路についての言及が全くなかった。 そして本屋に関する記載はごく一部で、とにかく読書が大事だという、本屋というより読書に関する記載が大半でした。
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◆数学者、数学より国語の大切さを語る 著者は、2006年のベストセラー1位『国家の品格』で有名な数学者・エッセイスト。 しかし、数学者でありながら、「数学を学んでも、論理的思考力は育たない、国語でこそ、論理的思考は培われる」と断言。 そのために、「読書が大切であり、読書とは...
◆数学者、数学より国語の大切さを語る 著者は、2006年のベストセラー1位『国家の品格』で有名な数学者・エッセイスト。 しかし、数学者でありながら、「数学を学んでも、論理的思考力は育たない、国語でこそ、論理的思考は培われる」と断言。 そのために、「読書が大切であり、読書とは国力、読書こそ国防、だから本屋を守れ」となる訳です。 著者の思想は、個人的には違和感があるのですが、この点に関しては激しく同意。 さすが、新田次郎、藤原ていという、両親とも作家の息子だけはあります。なぜ数学者になったのかは、わかりませんが。
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現在、TUTAYAが次々と閉店していく中、私は寂しさを感じながらも、 読書を試みました。 この本の内容は、「本を読もう!」というメッセージでした。 著者は、小学生に対して「英語の勉強もいいけれど、本を読もう!」と 訴えています。 今の世の中はグローバル化が進んでいますが、私は...
現在、TUTAYAが次々と閉店していく中、私は寂しさを感じながらも、 読書を試みました。 この本の内容は、「本を読もう!」というメッセージでした。 著者は、小学生に対して「英語の勉強もいいけれど、本を読もう!」と 訴えています。 今の世の中はグローバル化が進んでいますが、私は日本が素晴らしい国であり、 日本人が素晴らしい民族だと思います。 本を通じて、日本人らしさ(教養があり、思慮深く、謙虚であること)を 深めたいと感じました。 また、買い物は選択であり、自分の好きなものにお金を使うことが 大切だと思いました。
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やっぱ本です。紙の本です。 私個人は戦争アレルギーだ。科学を学ぶこと。科学と社会との関わりを学者として引き受けること。これもノブレスオブリージュと感じる。 本を自分で手に取る人間。私はおかげさまでそんな人間になれた。私の父も本代は無限にくれた。貧乏など自覚すらさせてもらっていなか...
やっぱ本です。紙の本です。 私個人は戦争アレルギーだ。科学を学ぶこと。科学と社会との関わりを学者として引き受けること。これもノブレスオブリージュと感じる。 本を自分で手に取る人間。私はおかげさまでそんな人間になれた。私の父も本代は無限にくれた。貧乏など自覚すらさせてもらっていなかった。今ならわかる。今でしかわからない。そんな体験を、娘や息子、あるいは全ての次世代に残す番だ。 小学生の頃。町の本屋で立ち読み。間違えてそのまま読みながら本屋を出てしまい、家に着く頃に「うわっ!しまった!!」と気づき、もう真っ青になって本屋に戻りながら、途中で警察に捕まるんじゃないかとか、ちゃんと謝って返したらかえって許してもらえないじゃないかとか、こっそり返したらわざとしたと思われるんじゃないかとか、で結局、誠実でないのは卑怯だと心を強く持って、入り口のレジで謝る勇気を振り絞ったこととかを、ぶわ~っと思い出しました。
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読書の大切さについて説かれていて、強く共感した。論理的な思考には優れているとされる理系であっても、その多くが読書量が足りないがために大局観に欠け、国の指導者としては不向きである、といったことや、移民政策がいかに国を危うくするかということまで、藤原氏らしく分かりやすく説明されていた...
読書の大切さについて説かれていて、強く共感した。論理的な思考には優れているとされる理系であっても、その多くが読書量が足りないがために大局観に欠け、国の指導者としては不向きである、といったことや、移民政策がいかに国を危うくするかということまで、藤原氏らしく分かりやすく説明されていた。多くの人に読んでもらいたいと思う一冊だ。
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ゆとり、個性、創造性等が大切だと''個性尊重''の教育方針で育った子供達は、周りに合わせる事を学び目立った行動を控えて考え方も画一的になった。本を読んで思考を高め教養を養う事が大切だが学生の読者好は''変人'...
ゆとり、個性、創造性等が大切だと''個性尊重''の教育方針で育った子供達は、周りに合わせる事を学び目立った行動を控えて考え方も画一的になった。本を読んで思考を高め教養を養う事が大切だが学生の読者好は''変人''で読まない方が''普通''らしい。 教養は、文学・思想・歴史・芸術で実用には必要ないものだがそこから精神が生まれる。大局観が生まれる。 読者しなくなったのは、孤独な時間をスマホやネットに変わったから。スマホでのメールやり取りは単なる反応の繰り返しでネット情報は単なる情報であって知識や教養では無い。著者は高校生までの子供のスマホには電話機能以外は作動させないようにするや、ネットでの本販売は、送料実費にする等、読書をする大切な時間を捻出する事、教養を醸成させる環境を作る事が大切だと訴える。 また、自己顕示は卑しい人間のする事で謙虚さが大切だと。 理学博士で''国家の品格''でベストセラーとなった著者ですが、相変わらず鋭い切り口と独特の感性に共感します。紙の本を読む事は教養、情緒、大局観を養う上で大切だと。電子書籍では記憶に残らない、一目では何の書籍か判断出来ない、感覚が残らない等、本屋で購入し読む事を勧める。本を一日に1ページも読まない人はケダモノだと喝破します。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
対話形式。論理的思考のみでは大局を見通せない。広い視野で物事を考えられるようにするなら、ICT教育や英語教育より、読書で文化や教養を身につけるほうが先でしょう、という考えに頷いてしまう。歯切れのよい語り口で、紙の活字本派に響く内容だった。本屋を守る方策に関しては、サラッとしか触れていないので、そのあたりは別の本を読んだほうがよい。本屋の存在を意識しつつ、日本がどうあるべきかを考える一冊。
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