教養として知りたい日本酒 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
八木・ボン・秀峰「教養としての日本酒」、2020.3発行、50銘柄が紹介されています。私が愛飲した(してる)のは: 北の誉(小樽)、千歳鶴(札幌)、大平山・高清水(秋田)、南部美人(二戸)、一ノ蔵(大崎)、神亀(蓮田)、万両(岩槻)、文楽(上尾)、丸眞正宗(赤羽)、澤乃井(青梅)、真澄(諏訪)、〆張鶴(村上)、立山(砺波)、黒龍(永平寺)、玉乃光(京都)、沢の鶴(兵庫)、玉鋼・隠岐誉(島根)、賀茂鶴(西條)、酔心(三原)、梅錦(愛媛)、美少年(熊本)他色々w。
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2019年度の清酒輸出総額は約234億円(前年比5.3%増)で、10年連続で過去最高を更新したと発表しているように、日本酒は小さいながらも数少ない伸びている産業。その現在地がわかる。 詳細は下記。 https://note.com/t06901ky/n/nd20571b608...
2019年度の清酒輸出総額は約234億円(前年比5.3%増)で、10年連続で過去最高を更新したと発表しているように、日本酒は小さいながらも数少ない伸びている産業。その現在地がわかる。 詳細は下記。 https://note.com/t06901ky/n/nd20571b60820
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水・米・製法などの観点から、筆者が勧める銘柄とともに日本酒を解説。 お酒好きでなくとも、誰もが教養として学んで損はない内容だ。 ▼米 米の表面付近には、雑味になりやすい成分が含まれており、一般的に削る割合が大きいほどクリアな酒になると言われている。 ・食用米の場合90%程度 ...
水・米・製法などの観点から、筆者が勧める銘柄とともに日本酒を解説。 お酒好きでなくとも、誰もが教養として学んで損はない内容だ。 ▼米 米の表面付近には、雑味になりやすい成分が含まれており、一般的に削る割合が大きいほどクリアな酒になると言われている。 ・食用米の場合90%程度 ・酒造りに使う米は少なくとも70% ・吟醸酒…60% ・大吟醸酒…50%以上削った米から造られている ▼水 日本酒の約8割は水分 軟水では口当たりの軟らかい甘口 ミネラルが豊富に含まれる硬水ではどっしりした辛口 日本の水は軟水が主(ただし一部のカルスト地域や沖縄県は硬水が多い) 降った雨が地下に染み込んで地下水となり、地下で土壌や岩盤に接することで硬度の正体であるミネラルが溶け、地下水は硬度を増します。 しかし、日本の場合は急峻な地形のため、地下に水がとどまる時間が短く、地下を流れる水にミネラルが溶ける機会は少なくなります。また、たとえば『南アルプスの天然水』の採水地(甲斐駒ケ岳一帯の花崗岩質)のように、ほとんどミネラルを地下水に溶出しない地質もあります。日本の水に軟水が多いのはこのためです。 一方、ヨーロッパの水は硬水が主です。その理由はいくつかありますが、ヨーロッパの地形はなだらかで、降った雨の水は地下に染み込むとゆっくり移動して、その間に様々なミネラル、イオンが水に溶け出す時間があるためです
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5年ほど前から飲みに行った際に地酒がメニューにあればよく飲むようになった。それからは有名な銘柄を飲んで見たり、あれば必ずオーダーするお気に入りの地酒なんかも出来た。ただ、如何せん日本酒に関する知識がない。もっと知りたい学びたいと思いながら過ごしてきた。 そんな時に本書のことを知り...
5年ほど前から飲みに行った際に地酒がメニューにあればよく飲むようになった。それからは有名な銘柄を飲んで見たり、あれば必ずオーダーするお気に入りの地酒なんかも出来た。ただ、如何せん日本酒に関する知識がない。もっと知りたい学びたいと思いながら過ごしてきた。 そんな時に本書のことを知り読んでみることにした。 「ビジネスエリートが大注目」などのタイトルからはただ売らんかなの中身のないハウツーものかも、と思っていたが、いい意味で裏切ってくれた良書だった。 著者のお気に入りの50銘柄の紹介が主な中身だが、各銘柄の紹介の中にはさり気なく日本酒のことが学べる解説がされており教養書と呼べる内容となっており、これが教養となっている。秀逸と言える書、たくさん学ばせてもらいました。 来年には「JOY OF SAKE東京」に万難を排して参加しようと決意笑 酒蔵にも行ってみよう!
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日本酒の潜むポテンシャル、企業の努力が非常に伺える一冊だった。歴史や有名銘柄にも掘り下げてある。 クラフトSAKEは1番興味深かった。改めて日本食と共に、海外でも流行らせていきたい文化である。
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日本酒だけではなく、数代続いた各酒蔵が時代にあった経営を模索している模様を俯瞰し、またNYという地で飲食業を展開する筆者の経営哲学に触れるという一種の経営学を学ぶ本とも言えます。
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