新敬語「マジヤバイっす」 の商品レビュー
日本語では「親しさ」と「丁寧さ」を合わせた表現が難しいという話は本当に共感。 それぞれがなんとなくデスマスとダを混ぜたりスを使ったりして相手との距離や自分のアイデンティティを表現しているけど、形成過程にあるその「なんとなくのルール、イメージ」を明確にしようとする本。 著者の主張...
日本語では「親しさ」と「丁寧さ」を合わせた表現が難しいという話は本当に共感。 それぞれがなんとなくデスマスとダを混ぜたりスを使ったりして相手との距離や自分のアイデンティティを表現しているけど、形成過程にあるその「なんとなくのルール、イメージ」を明確にしようとする本。 著者の主張全てに同意する訳では無いけど、同意できるかどうかといい本かどうかは別なので。 (個人的には久々に社会学の文章を読んで「あー、この自明のことを回りくどく分かりにくく説明する感じ大好き」ってなった)
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観点としては面白かった。 全体的に分析が主観的に進み、客観的な裏付けのないまま事例紹介が進むため、その結論づけの信憑性はどうなんだ?と思う場面が多かった。 # 気になったこと - p57〜のあたり 基本的に論文等の内容をもとに議論を展開しているのに、時折特定の事象の解釈に恣...
観点としては面白かった。 全体的に分析が主観的に進み、客観的な裏付けのないまま事例紹介が進むため、その結論づけの信憑性はどうなんだ?と思う場面が多かった。 # 気になったこと - p57〜のあたり 基本的に論文等の内容をもとに議論を展開しているのに、時折特定の事象の解釈に恣意性を感じる 仮設レベルの話が結論としてまとめられてるのがもやる - 先輩が後輩に質問をすることが「対面を脅かす行為」に本当に当たるのか、「す」ではない「です」の選択がそれを防ぐ役割を担っているのか、「す」が本当に親しさの表現に貢献しているのか、等、最終的な結論には感覚的な納得感はあれど、引用した割に繋がりが弱い感じ - 主張を和らげるのとこもそう - p94〜5 「搭載された」白人ヒップホップ英語は、彼らが否応なく提示している、人種の境界を越えるという問題を緩和する働きをしている…なんでそうなった? - p176 寒かったっす は普通に寒かったですしかないからでは?
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たぶん、2020年に読んだ本。呼んだ記憶があり、内容も覚えているのだが、読書ノートにも、ブクログにも記録が無い。そのため、改めての登録。図書館ではプライバシー保護のため、履歴を残さないようにしている。たとえ自分が読んだ本でも教えてくれない。
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思ったよりも専門的な内容で、半分以上飛ばしてよみました。 まあまあおもしろかったです。 60代前半女性ですが、ス体を使います。親しい先輩には敬意をもって使っています。 これもやがては普通に使われるようになると思うっす!
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20年ほど前に職場でアルバイト男子学生(いたって真面目)から「これマジやばいっすよ、食います!?」とお菓子を薦められて驚いたことを思い出す。当時はヤバい=ダメだと思っていたし、食いますに至っては食う+ますとはなんぞや!?と大混乱に陥った。彼なりに親しみを込めた丁寧語であると認識し...
20年ほど前に職場でアルバイト男子学生(いたって真面目)から「これマジやばいっすよ、食います!?」とお菓子を薦められて驚いたことを思い出す。当時はヤバい=ダメだと思っていたし、食いますに至っては食う+ますとはなんぞや!?と大混乱に陥った。彼なりに親しみを込めた丁寧語であると認識して苦笑したものだった。
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体育会系を連想させる「〜っす」という言葉、 「〜です」を縮めて言った言葉であることは 誰もが想像できると思います。 ん?となると「〜っす」は敬語であり、目上 の人に使う言葉として適切なのでしょうか。 という疑問が生まれます。 実際にネットで「〜っす」は丁寧語ですよね と投稿...
体育会系を連想させる「〜っす」という言葉、 「〜です」を縮めて言った言葉であることは 誰もが想像できると思います。 ん?となると「〜っす」は敬語であり、目上 の人に使う言葉として適切なのでしょうか。 という疑問が生まれます。 実際にネットで「〜っす」は丁寧語ですよね と投稿して炎上に近い状態になった事例もあ るらしいです。 丸々一冊を使って「〜っす」という言葉は、 どう生まれて、どういう位置づけで、人々の 間で使われているのかを考察した本です。 一つの結論としては、やや親しくなった人に 対して「です」を使い続けることは「あなた とはこれ以上親しくなる気はない」という意 味を伝えかねないと言われます。 そこで「です」の距離感を縮める方法の一つ として「です」を「っす」に言葉も縮めたの ではないという説があります。 なんとなく納得しませんか。
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珍しい視点から論じたのが今回の本だ。「そうっすね」など、ヤンキー系、ガテン系、体育会系の若者ことばと言われる「っす」言葉に注目している。 著者は、自分あるいは人との関係を表す上での働きをする「○○ことば」の1つとして「ス体」と名付けて注目している。 単なる若者言葉の...
珍しい視点から論じたのが今回の本だ。「そうっすね」など、ヤンキー系、ガテン系、体育会系の若者ことばと言われる「っす」言葉に注目している。 著者は、自分あるいは人との関係を表す上での働きをする「○○ことば」の1つとして「ス体」と名付けて注目している。 単なる若者言葉の1つではなく、どのような意味で普段使われているのか、メディアで使われているのかことでの変化、さらにジェンダーや敬語にも「ス体」がもたらす影響について分析している。 そう言えばテレビ東京の「モヤモヤサマーズ」のナレーションを聞いているとよく「ッス」が目立つなあ。 「ス体」についていろいろ知ることが出来たっす。
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本文にも同様の記載があるっすけど、要するに 目上の人間に対して敬意と親しみを両立させたいときに、 「~です」ではなく「~ッス」を使う という、子供にでもわかるようなことを、余計な注釈を加えてわかりづらく長々と書いてあるだけっす。 終章のみ、筆者お得意の女性言葉について少しだ...
本文にも同様の記載があるっすけど、要するに 目上の人間に対して敬意と親しみを両立させたいときに、 「~です」ではなく「~ッス」を使う という、子供にでもわかるようなことを、余計な注釈を加えてわかりづらく長々と書いてあるだけっす。 終章のみ、筆者お得意の女性言葉について少しだけ触れてあり、そちらは着眼点は面白いもののほぼ主観で根拠に欠けるっす。ページ数も少ないので読みごたえは全然ないっす。全体的にバランス悪いっす。
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●若者ことばと言われる「っす」言葉、これは敬語と呼べるのか。副題にあるように、社会言語学の見地から分析していく。「マジヤバイっす」をまじめに研究するってのが面白い。
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読みたかったのは「マジやばい」の方だたったのだが、ッスの方を本当に学術的に真面目に論じる本だった。 それはそれで良いんだが、タイトルが軽くて、それはそれでどうなんだろう。
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