勉強の哲学 増補版 の商品レビュー
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自分は体育を勉強している。 そして、行き詰まっている感がある。それは、体育に限らず全てに言えることだか、子どもが成長するとはどういうことか、教育の効果とはどういうことかわからなくなっているから。 目の前の子どもたちは千差万別で、何がいいかはそれぞれで違っていて、それでもやらなきゃならないことがあって、結果的に何人かはわからないまま切り捨てざるを得ない。そんななか体育とか図工は楽しむということにおいてはすべての子が達成できるようになんとか工夫しているつもり。 勉強ってなんだろう? 知識を注入する、されることではない。それは自己破壊で、あって出産である。 アイロニーとユーモア。決断主義ではなく中断。有限化。 ノリの悪いひとになる。それを突き進めれば来るべきバカになる。 空気ばかり読んでいたら、本当に空気になる。自分は空気ばかり読んでしまう。それは良くない。自分の思いを、それはひとの考えの借りパクなことが多いけど、それでもノリ悪く話していくこと。それから自分の自己破壊を始めようと思う。 京楽的に。 わからなくなったときこそ、中断。そして保留。その時にユーモアを。 自分の進むべき道が見えた。いやすでに見えていたことが、意識化されたと感じた。
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「答え」を決めつける態度に馴染めないのは臆病だからではなく、誠実だからだと勇気づけられる一冊。とはいえ「仮の足場」は必要で、そのための具体策まで提示するというのが本書の目論見。 「原理編」「実践編」それぞれに多くの学びがあったが、主眼である「仮の足場」を作ることに関しては直接的な...
「答え」を決めつける態度に馴染めないのは臆病だからではなく、誠実だからだと勇気づけられる一冊。とはいえ「仮の足場」は必要で、そのための具体策まで提示するというのが本書の目論見。 「原理編」「実践編」それぞれに多くの学びがあったが、主眼である「仮の足場」を作ることに関しては直接的な実践方法がないように感じた。欲望年表もEvernoteも有用だろうけれど、結局はそれぞれのやり方で「専門書を読み、書きながら考える」しかないのかもしれない。 大学2年生くらいの自分に読ませたい本。
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僕にとっては難しい内容でしたが、読後に訪れる新しく目線、本書にある勉強という今まで私が思っていた事とは違う、新しい定義の概念が、少しでも頭に入った模様で、また再度読んでみようと思います。
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人間は有限だが情報は無限に増えていく。有限化すること。 勉強することは、感情による共感、ノリを悪くすること。自由になること、今までの自分を壊すこと。再構成すること。辞典は言葉がどう使われてきたかの歴史書である。語源を知ることはどう言葉が生み出されてきたかを知る事ができる
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今、いろいろ勉強しているが、その行方を知れた気がする。そして、なぜ私がこのジャンルに興味があるかも理解できた。絶対的な根拠を求めないように注意したい(笑)
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実用に落とし込むまでにはかなり大変そうですが、勉強という概念を捉え直し、今後の人生で勉強とどう向き合うかという姿勢を考えるのに大変に役立つ本でした。 とても読みやすくわかりやすく解説されているし、図解も入るのでありがたい。途中専門家向けの章があってあまりの違いに驚きました。
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硬いタイトルだか、楽しみながらどんどん読み進められる。 「勉強する」とはノリが悪くなることである。という独特の切り口が心地よい。 人は深くは勉強しなくても生きていけます。深くは勉強しないというのは,周りに合わせて動く生き方です。状況にうまく「乗れる」つまり,ノリの良い生き方です。それは,周りに対して共感的な生き方であるとも言える。逆に,「深く」勉強することは流れの中で立ち止まることであり,それは言ってみれば,「ノリが悪くなる」ことなのです。
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p168 ハイデガー哲学入門 存在と時間を読む 講談社現代新書 哲学マップ ちくま新書 p183 難しい本を読むのが難しいのは、無理に納得しようとして読むからである p190 どこまでが他人が考えたことで、どこから自分の考えなのか、はっきり区別して意識しなければならない
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印象に残ったフレーズ、受け取ったこと ・決めつけてもダメだし、比較検討し続けていてもダメ。比較する→決める→比較する を繰り返す事が大切 ・勉強はいつ始めても良いし、いつ中断しても良い ・質の良い本を読む事は良い勉強につながる ・読書の仕方にルールはない
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勉強の仕方、ではないかも。 しかし私には為になった。 考えかたもそうだし自他というか 環境(自身の周りの雰囲気)を 少し分析しやすくなった気がした。 そのおかげで冷静さが身に付いた。 よく考える。 ということを大切にしたいと思う。
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