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掟上今日子の設計図 の商品レビュー

3.8

37件のお客様レビュー

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2021/02/16
  • ネタバレ

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珍しい!長編・と言っても1冊完結だけど~社用車が駐められている立体駐車場が爆破され、爆発元が冤罪体質の隠館厄介のバンであることが監視カメラに映っていたが、スキーウエアを着けていた犯人は學藝員9010を名乗り、美術館爆破を予告するビデオメッセージをアップしていた。厄介は忘却探偵を呼び出し、無罪が明らかになったが、白バイを借り受けることで引き続き捜査に就くことになった。予告時刻は午後八時。美術館は収蔵品を持ち出そうとする館長側と避難を優先すべきだとする警察側に分かれ、盲目の爆弾処理班エーズの扉井あざなは盲導犬と火薬探知犬を従えている故に、入館を拒否されていた。館長室でニセ爆弾が発見され、それを機として中には入れたが、爆弾は見つからない。今日子は収蔵庫だと目星を付け、あざなは犯人が原木巡査だと目星を付け、収蔵庫に入った後で二人とも有機溶剤で眠らされてしまった。あざなこそが9010、動機は復讐ではなくて、父親が設計した駐車場の丈夫さと落選した美術館の設計の拙さを証明するためだったが、爆弾はどこか?よく路線図と時刻表を見てみると、地下鉄が美術館の真下を午後八時に通過する…~タイトルで気が付くべきだったね

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2020/12/30

忘却探偵シリーズ12作目。 犯人が明らかになって以降の展開が面白くて一気に読んでしまった。 シリーズの中でもだいぶ好き。 厄介さんとのコンビ、安定感あって個人的には1番落ち着く。 次の五線譜も楽しみ。

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2020/11/21
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置手紙シリーズは短編だったり語り部が隠館厄介だったり刑事さんだったりと色々だけど、今回は1つの事件を追っていく王道なパターン。 優良警部も固そうにみえて融通がきくし、原木巡査もさりげなく有能だし、小気味良く読んで行ける。厄介も出すぎると鬱陶しくなるのでほどいい塩梅。 「略)過去を忘れることと、過去を改竄されることは、まったく違います。(略」 作品紹介・あらすじ 『學藝員9010』と称する人物が、ウェブ上に爆破予告を投稿した。猶予は9時間。火薬探知犬と盲導犬を左右に司どる爆弾処理班のエース『両犬あざな』こと扉井あざなが捜査を進める中、容疑者となった隠館厄介の依頼により、忘却探偵・掟上今日子も参戦するが―ー。 忘却探偵の最速の推理をもってしても、このタイムリミットには間に合わない!?

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2020/11/10
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立体駐車場を爆破し、さらに美術館爆破を予告する動画がYouTubeにアップされた。投稿者の名は「學藝員9010」冤罪体質全開な厄介は駐車場爆破の犯人と何時ものように疑われて拘束され事件の解決を今日子さんに依頼。投稿者の正体は?そして午後8時と宣言された美術館爆破は止められるのか?今回は一気に真相に迫るのではなく推論の上に推論をきちんと重ねていく感じで読ませる。要所要所の閃きやぎりぎりまで迫った爆破をどう止めるのか、も偶然と思わせて実は…が上手い。締めの明るさや今日子さんの見せ場も充分でとても面白かった。

Posted byブクログ

2020/08/30

このシリーズは、もはや惰性で読んでるようなものであり、あまり期待もしていなかったですが、本作は個人的に当たりでした。 何冊かに一回は当たりがあるので、たぶん今後も出版されたら読んでしまうことでしょう。

Posted byブクログ

2020/08/19
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堂々の長編で、内容的には、本格派ミステリーでもおかしくないものでした。記述は、いつもの忘却探偵なのでつい騙されてしまいますが、この作家さんは、やっぱりすごいです。

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2020/08/09
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忘却探偵シリーズ12冊目。 今回はなんと爆破予告した動画サイトにアップされることから始まる。 相も変わらず冤罪体質の厄介が警察に捕まったことで、この事件にかかわってくる。 何度読んでもテンポをつかめないけれど、今回は最後だけで全部気持ちを持っていかれてしまった。 なので久々の☆5。 美術館に久しくいってないなと。 久々にゴッホのひまわりでも見に行こうかな(もちろん爆破予告がないときに)

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2020/07/26

久々〜な感じ。 相変わらず冤罪体質な隠舘さん…(笑) 犯人が誰かは少し意外でした。 結末もハラハラさせられました。 続きが気になってどんどん読めました(*^^*)

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2020/07/22
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無理のある展開でなく、推理は外れるが、展開を楽しめた。シリーズ上位のできであろう。學藝員9010 その番号の意味を作者は拾っていない。「9010」ってどんな意味?もやもや・・このような取りこぼしは、西尾氏の作品に多い。

Posted byブクログ

2020/07/17

厄介はすぐに呼べる探偵やら弁護士やらが何人いるんだろう。恐るべし。今日子さんは他人の服も構わずお着替えするのね。相変わらずで面白かった。

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