それでも読書はやめられない の商品レビュー
勢古氏の老後読書本ということで・・立ち読みで済むような気もしたが、購入。なんだか自分もこういう風に読書と感想文の老後を過ごすのかな、という思いもあり。
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読書は面白ければ良い。守破離の末に筆者が辿り着いた老境ともいえる心境。読書体験と昨今の読書家への容赦ない斬りこみが楽しい読書論。 読書論的な本は数多くある。だがたいていは格式ばっていてつまらないものだ。本書はあえて理論を語るのでなく、筆者の読書体験にテーマを絞っているところが楽...
読書は面白ければ良い。守破離の末に筆者が辿り着いた老境ともいえる心境。読書体験と昨今の読書家への容赦ない斬りこみが楽しい読書論。 読書論的な本は数多くある。だがたいていは格式ばっていてつまらないものだ。本書はあえて理論を語るのでなく、筆者の読書体験にテーマを絞っているところが楽しい。多くの名著に挑戦し途中で挫折したり理解できなかったり、人間味というか共感を持てるところが何より良い。 本書の中では「第5章読書家たちの読書論を読む」が圧巻。立花隆、丹羽宇一郎、出口治明、齋藤孝、佐藤優、森博嗣、又吉直樹、斎藤美奈子など名だたる読書家に対する容赦ない批評が楽しめる。「東大読書」に対する評価は特に笑える。 筆者は73歳、そろそろ読書の終焉も考えている歳。ご高齢の方ならではの物事への批判的視点が良い方向に出ている。 他の読書論がつまらないと思う方にも本書はきっと楽しめることだろう。
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読書を楽しむのに理屈はいらない。 理解できないことを嘆くより、理解できた喜びやその先を目指したい、な。
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