いつでも母と の商品レビュー
恒産なき者は恒心なし(きちんとした仕事と安定した収入のないものは精神の安定を保つのが難しい。)孟子の言葉。 確かに。 介護や見取りの話はとても個人的なもので興味がある。ひっそりと行われるから、中々人の目には触れない。でもいつかは自分にも訪れること。全く同じにはならないが、ふわっ...
恒産なき者は恒心なし(きちんとした仕事と安定した収入のないものは精神の安定を保つのが難しい。)孟子の言葉。 確かに。 介護や見取りの話はとても個人的なもので興味がある。ひっそりと行われるから、中々人の目には触れない。でもいつかは自分にも訪れること。全く同じにはならないが、ふわっと知識で入れておきたかった。 最愛の母と言えど、イライラが募ると些細なことで暴言を吐いてしまうことも。それを後悔したり、昔の姿と比べてイライラしたり、悲しくなったり。余命を宣告されて気持ちがジェットコースターの様に乱高下したり。自分もそうなるだろうと、重ねて読むことができた。 余命を知ってからは排泄さえもありがたく思えるようになるとは。
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2019年1月18日、享年91歳のお母様を自宅で看取った山口恵以子さんのエッセイ。 ご自身でマザコンを公言されている程、お母さんとは親密なご関係。 ずっと独身で60年間同じ屋根の下で暮らして来た二人の悲喜こもごも、認知症発症から介護、衰えて行く母をそばで見守り続ける娘、全てが...
2019年1月18日、享年91歳のお母様を自宅で看取った山口恵以子さんのエッセイ。 ご自身でマザコンを公言されている程、お母さんとは親密なご関係。 ずっと独身で60年間同じ屋根の下で暮らして来た二人の悲喜こもごも、認知症発症から介護、衰えて行く母をそばで見守り続ける娘、全てが事実ゆえ、当然ながら圧倒的なリアルで胸が締め付けられる。 葬儀を終えたばかりの振り込め詐欺事件や家族葬のピンキリなど勉強になる部分も多々ある。 お母様が亡くなる時に発した最後の言葉に、これ以上ない温かさを感じ、幸せな幕切れを思い涙が溢れた。
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著者の作品をよく読んでいる。 美味しい料理に人情味あふれるストーリー。 そんな著者がお母様を在宅で看取ったとしり、どんなものなのか?を知りたくて読んでみた。 読んだら。。 なんだか、色々と共通点がありすぎて。。 自分はどうだろう?と、考えてしまうことが多々あった。 著者とお母...
著者の作品をよく読んでいる。 美味しい料理に人情味あふれるストーリー。 そんな著者がお母様を在宅で看取ったとしり、どんなものなのか?を知りたくて読んでみた。 読んだら。。 なんだか、色々と共通点がありすぎて。。 自分はどうだろう?と、考えてしまうことが多々あった。 著者とお母様の年齢差と、自分と母の年齢差はきっちり一緒。 そして、未婚であること、共依存に近いので、そこも一緒だと思う。 まあ、「ママ」とは呼ばないが。 看取りの過程はもちろん、最後の最後、自分の時。のことに、考えが飛ぶ。 自分も一人だし、自分の頃は超高齢化社会で、多死社会。 いったい、どつなっているのだろうか。。と。 やはり、ピンピンコロリが1番だよな。。と思うとともに、それと同時にいなくなった後のこともきっちり考えておかないと、一人だからこそ、周りに迷惑をかけるよな。。と思ってしまった。。 考えすぎか?
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親の老い、死 ってものを考えさせられた。 映画や本で死に触れることはあるけど、 生と死の境を考えさせられたのは初めてかもしれない。 私は会社員だし、母親のことをママと呼ばないし、 共依存(作者が書いてた)ではないと思うし、 比較的母親も昭和な考え方ではないので、 生活とか共...
親の老い、死 ってものを考えさせられた。 映画や本で死に触れることはあるけど、 生と死の境を考えさせられたのは初めてかもしれない。 私は会社員だし、母親のことをママと呼ばないし、 共依存(作者が書いてた)ではないと思うし、 比較的母親も昭和な考え方ではないので、 生活とか共感できるわけではなかったけど(むしろ、疑問を抱くところもあった) なんだか親との今後の生き方を考えてしまった。 いつでも母と というタイトル通り、生きてる時も お亡くなりになってからも いつでも母と居るんだな。 家族に会いたい。 みんなそろって、ご飯が食べたいよ。
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朝倉世界一さんの可愛らしい母娘の表紙イラストに引かれて読んでみた。 結婚していない私は、作者と母娘関係が似ているように感じ、引き込まれた。私の母は田舎で一人暮らしている。私は独り身で東京に住んでいる。この本の内容は、これから私が経験することなのかもしれない。私もこの本の作者のよう...
朝倉世界一さんの可愛らしい母娘の表紙イラストに引かれて読んでみた。 結婚していない私は、作者と母娘関係が似ているように感じ、引き込まれた。私の母は田舎で一人暮らしている。私は独り身で東京に住んでいる。この本の内容は、これから私が経験することなのかもしれない。私もこの本の作者のように母を送りたいと思った。とても貴重な体験を形に残していただきありがたい。
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私の中で、健康・生き方というカテゴリに。 死に方は生き方で、生きていることはいつか死ぬことで、 死は怖いけど、毎日眠りにつくことは怖くない。 きっと、安らかに眠るように家の布団で死ぬことも可能なはず。 そんなふうに思える本だった。 作中に紹介されている「なんとめでたいご臨終」も...
私の中で、健康・生き方というカテゴリに。 死に方は生き方で、生きていることはいつか死ぬことで、 死は怖いけど、毎日眠りにつくことは怖くない。 きっと、安らかに眠るように家の布団で死ぬことも可能なはず。 そんなふうに思える本だった。 作中に紹介されている「なんとめでたいご臨終」も読んだが、病院ではなく、自然なカタチで旅立ちたいなぁ まぁ、生まれてくる時と同じで自分にはどうしようもないかもだけど。 山口さん母娘、よいお別れで羨ましい。
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やっぱり山口先生の本は好きです。 お母様は幸せな最後でしたね。 私は母が大嫌いです。 そんな私にも相性の問題、と言い切ってくれます。 すごく安心できる言葉でした。
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山口恵以子さんが最愛のお母様と過ごした最期の日々を綴ったエッセイ集。 いつでも娘の味方。 お二人は強い信頼関係で結ばれていたのだと思う。 P266〈私には分かる。母は病院ではなく、家で死にたいのだ〉 お母様も最愛の子供たちに見守られ幸せだったのではないだろうか。 それでもよく診て...
山口恵以子さんが最愛のお母様と過ごした最期の日々を綴ったエッセイ集。 いつでも娘の味方。 お二人は強い信頼関係で結ばれていたのだと思う。 P266〈私には分かる。母は病院ではなく、家で死にたいのだ〉 お母様も最愛の子供たちに見守られ幸せだったのではないだろうか。 それでもよく診ていらっしゃるなと感心するばかり。 山口さんの目標は 〈丈夫で長生き、突然死〉。 ピンピンコロリといきたいものだ。
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還暦過ぎて独身の筆者と兄。 日本は、本当に生涯独身の方が多いのが当たり前になったのだなと思う 筆者の母親は娘に看取られたが、筆者自身は誰も世話になる人がいない これは、周りを見てもこれから多くある状況なんだろうなと感じた 自分も子供に世話になれるとは思ってないし、これからの老人は...
還暦過ぎて独身の筆者と兄。 日本は、本当に生涯独身の方が多いのが当たり前になったのだなと思う 筆者の母親は娘に看取られたが、筆者自身は誰も世話になる人がいない これは、周りを見てもこれから多くある状況なんだろうなと感じた 自分も子供に世話になれるとは思ってないし、これからの老人は大変だ
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