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できることならスティードで の商品レビュー

4.3

30件のお客様レビュー

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2024/02/28

全編通して情景が目に浮かぶようなエッセイなのですが、まるで自分もその場にいるような、頭の中でキョロキョロとしてしまうような場面もあり、楽しく読ませていただきました。 「岡山」と「浄土」がずっと心に残っています。 自分の中にある(あった)えも言われぬような気持ちを、この人だったら...

全編通して情景が目に浮かぶようなエッセイなのですが、まるで自分もその場にいるような、頭の中でキョロキョロとしてしまうような場面もあり、楽しく読ませていただきました。 「岡山」と「浄土」がずっと心に残っています。 自分の中にある(あった)えも言われぬような気持ちを、この人だったら言葉にできるのかなあ、なんて。

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2023/10/13

2023年10月10日読了。加藤シゲアキ氏による旅とエッセイ、小文など。「二月の勝者」のドラマに出ていた、というくらいしか著者のことを知らなかったが、なるほどいいセンスがありいい文章を書く人なのだ、ということを認識。祖父や両親に向けて書いた文章は読ませるし、「自分の故郷がない」感...

2023年10月10日読了。加藤シゲアキ氏による旅とエッセイ、小文など。「二月の勝者」のドラマに出ていた、というくらいしか著者のことを知らなかったが、なるほどいいセンスがありいい文章を書く人なのだ、ということを認識。祖父や両親に向けて書いた文章は読ませるし、「自分の故郷がない」感覚については「確かに僕もそう思っていた、よく言ってくれた」という共感を強く持った。この人の書いた小説も読んでみたいね…!なお亡くなった当時のジャニー喜多川氏に寄せる文章は、渦中の今読むとなんとも色々深読みしてしまい、平静な気持ちで読むことは難しい…。

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2023/01/26

テレビで紹介されていたのを見て購入しました。 筆者であるNEWS 加藤シゲアキさんが実際に行った場所で体験・経験した事が書かれてあるエッセイです。 とても読みやすく、コロナ禍である現在だからこそ読んでみるとまるで現地に訪れたような感覚になりますす。今までえっせいを読んだ事がな...

テレビで紹介されていたのを見て購入しました。 筆者であるNEWS 加藤シゲアキさんが実際に行った場所で体験・経験した事が書かれてあるエッセイです。 とても読みやすく、コロナ禍である現在だからこそ読んでみるとまるで現地に訪れたような感覚になりますす。今までえっせいを読んだ事がない人はまずこの本から始めてみて下さい♪

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2023/01/05

旅と釣りと身近な人の不幸を柱にしたエッセイ集。 ニヤリと笑えるところもあり、著者の深い思考が垣間見えるところもあり、付箋をたくさんの箇所に貼りました。 加藤シゲアキのエッセイ、もっと読みたいです。

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2022/10/02

旅に行けなくなった2020年に購入し、本棚に並べていました。旅の気分を自宅で味わることに虚しさを感じるのではないかと思うようになり、手を伸ばせずにいました。 配慮は必要ですが、以前と比べて旅行に行きやすい時代になりました。 私の10日後の用事に気合と準備と勇気が必要で、ふと読...

旅に行けなくなった2020年に購入し、本棚に並べていました。旅の気分を自宅で味わることに虚しさを感じるのではないかと思うようになり、手を伸ばせずにいました。 配慮は必要ですが、以前と比べて旅行に行きやすい時代になりました。 私の10日後の用事に気合と準備と勇気が必要で、ふと読んでみたくなり手を伸ばしました。 過去に別の小説を拝読したことがあり、その時にも感じたことですが、加藤さんの文章は情景説明が写真のようです。あるがままを言葉にしているものの、説明的すぎず、自分のファインダーに見える視界のように連ねられています。 そして、行間がゆったりとしており、読む人のペースをかき乱すことなく、スムーズに読了できます。 (加藤さんはハッセルを使っていらっしゃるようで、本の差し写真はご自身の写真でした) ご自身の旅の経験と短編小説が交互に登場し、構成がリズミカルでした。 一番心に残ったtripは12「無心」でした。「成りきる」と「成る」は根本的に違う、「成りきる」は自分を捨てなさすぎるのかもと教えられた気がします。 trip13「浄土」も感慨深かったです。 記憶の生をどうつなぐのか、それにはユーモアが必要だと仰っているように感じました。 ユーモアは人と人とをつなぐ温度なのかもしれません。

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2022/04/25

シゲの初エッセイ。 著者本人、そんなにさまざまな場所へ旅へ行っていたこと知らなかった。 文章はややカッコつけてるように感じるかもしれないけど、 シゲらしいというか、可愛いと思っちゃう。 エッセイのため、当時感じたことなどが素直に描写されている。 シゲの純粋さや幼さが描かれ...

シゲの初エッセイ。 著者本人、そんなにさまざまな場所へ旅へ行っていたこと知らなかった。 文章はややカッコつけてるように感じるかもしれないけど、 シゲらしいというか、可愛いと思っちゃう。 エッセイのため、当時感じたことなどが素直に描写されている。 シゲの純粋さや幼さが描かれていてよかった。 他の作品を読んでても思うけど、シゲの色気の感じ方や、性にまつわる衝動の感じるポイント独特でウケる

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2022/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

エッセイ15編、短編3編 あこがれのキューバやスリランカが印象深い。写真もいい感じです。 短編全体のキーになる南京錠がとても洒落た選択で良かった。

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2021/10/18

加藤シゲアキさんの文章をはじめて読んだが、文章から表現や語彙が豊かでとても知性を感じさせるエッセイであった。色々な国の旅の話も面白かったが、故ジャニー喜多川氏との別れのお話は感慨深いものがあった。

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2021/09/07

エッセイが出てるのを知らなかったのでやっと手に取りましたが、エッセイもいい作品書くんだねー。なんか祖父が亡くなったエピソードはわたしまで泣いてしまったし、ジャニーさんが亡くなった最期も寂しくなったり。始まりのエッセイがキューバだったのもよかった!私もキューバ同じ時期に行った。 そ...

エッセイが出てるのを知らなかったのでやっと手に取りましたが、エッセイもいい作品書くんだねー。なんか祖父が亡くなったエピソードはわたしまで泣いてしまったし、ジャニーさんが亡くなった最期も寂しくなったり。始まりのエッセイがキューバだったのもよかった!私もキューバ同じ時期に行った。 それとところどころにある四つの南京錠にまつわる短編からの終わりにが、またオシャレ。かっこいいエッセイ、すごく好き。 こちらは図書館で借りたのですが…914.6じゃないんだね、それにちょっとびっくりしたくらい、わたしの中では加藤くんは作家さん。作家がアイドルやってると思ってるから767.8で芸能にあるとびっくりでした。

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2021/04/06

シゲアキの内面に触れられる日記のような小説。 (小説というよりエッセイか..) 自分の心情を事細かに、物語的に文章に書けるのはシゲの才能なのか作家全員にいえる才能なのか.. 自分では文章にできないような心情をうまく言葉にしていてすごいと感じた 日記のような間に関連した、フィク...

シゲアキの内面に触れられる日記のような小説。 (小説というよりエッセイか..) 自分の心情を事細かに、物語的に文章に書けるのはシゲの才能なのか作家全員にいえる才能なのか.. 自分では文章にできないような心情をうまく言葉にしていてすごいと感じた 日記のような間に関連した、フィクションもはいっていて..最後のエッセイは伏線回収ではないのかもしれないが、すっきりさと驚き、また心が暖かくなった。 シゲの本の中ではとても読みやすい方にはいると思う。 ファンとしてはこんな風に推しの内面を読むことができるのは幸せだと思う。 【心に残ったフレーズ】 ・キューバとは思えないほどファッショナブルな空間だった。昨晩よりも自由度の高いジャズと前衛的で勢いのあるアートは僕の感性を十分に刺激した。 ・彼らが活き活きとしている限り、僕のなかにあるこの国への憧憬が霞むことはない。 ・面白いじゃないか、そう想像するだけで ・そうでもしなければ、僕はこの激しかった夏に引っ張られ続けてしまう気がした。 ・その禁忌的とも思える一連が妙な官能性を感じさせているのではないか。ホルモン。 ・食事というのはもっとも身近な旅と言える。 ・グラミー賞授賞式で僕が受け取ったものは、重く、苦しく、燻んだ「現在」ではあったが、 磨けばやがて虹色に輝く「未来」の原石だという可能性を信じたい。 ・憎しみは憎しみによって止むことはなく、愛によって止む ・それは『生き物を殺さないこと』『盗まないこと』『嘘をつかないこと』『酒を飲まないこと』『好きになりすぎないこと』 ・そんなことを口にせずともどこかで確かめ合っている気がした。 ・ひとつひとつに囚われず、己の内のみにフォーカスし、やがて己から離れて無心になる。

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