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禁じられた楽園 新装版 の商品レビュー

3.1

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2022/01/23

人の内部の狂気を引き出す美術品。それを制作した人も狂気に捕らわれているのか?ここでは、才能と狂気の境目が曖昧だ。 捕らわれた人を助けるには、外からの助けが必要ですね。常に外側から内を観ることができるようにしなくては。

Posted byブクログ

2022/01/17

実際に、インスタレーションを見て、平衡感覚がなくなったり不安な気持ちになることがある。烏山の芸術はそんな感覚を思い出させ、登場人物それぞれの封印してきた過去の幻影と繋がる。吸い込まれるように読み進めたが、最後は捲し立てられるように夢か誠かのファンタジー感で私もよく分からなくなった...

実際に、インスタレーションを見て、平衡感覚がなくなったり不安な気持ちになることがある。烏山の芸術はそんな感覚を思い出させ、登場人物それぞれの封印してきた過去の幻影と繋がる。吸い込まれるように読み進めたが、最後は捲し立てられるように夢か誠かのファンタジー感で私もよく分からなくなった…。それも狙いなら、まんまと引っかかったわけだ。

Posted byブクログ

2022/05/15

幻想ホラー… 幻想シーンが代わる代わる書かれてるんだけど 誰かと誰かの幻想が交わるのでもなく なかなかスムーズに読み進めなかった 後半、少しペースアップして読み進められたが 最後の姉香織でうーん?となってしまった 初めからところどころ、 香織の本質について云々が描かれていたけれ...

幻想ホラー… 幻想シーンが代わる代わる書かれてるんだけど 誰かと誰かの幻想が交わるのでもなく なかなかスムーズに読み進めなかった 後半、少しペースアップして読み進められたが 最後の姉香織でうーん?となってしまった 初めからところどころ、 香織の本質について云々が描かれていたけれど 結末としては希薄な感じがした

Posted byブクログ

2021/07/19

展開がすごく気になって、一気読みした。 どうなるんだろう、ページをめくるたび、ドキドキする展開。 最後、結末は、あれ?…??? はてなマークが頭に。

Posted byブクログ

2021/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大学生でありながら、世界的な天才美術家烏山響一。 彼に惹かれながら怖れる捷(さとし)と律子。 突然姿を消してしまった婚約者・黒瀬淳(あつし)を捜す婚約者の夏海と大学時代の友人である和繁。 ふたつの人間関係が、熊野で一つになる。 地元の名家・烏山家の持つ個人的な野外ミュージアムを舞台に、おぞましいほどのイメージの奔流が、読む手を止めることを阻む。 どういうこと? なんでこんな目に合わなきゃならないの? とにかく烏山響一が恐ろしい。 出てくるだけで不穏な気配に圧倒される。 多くの人は彼のまとう負のオーラに気づかない。 気付く者こそが、彼に招待されるのだ。 そして芸術家を多数生み出す烏山家の謎。 昔からの名家でありながら、広大な敷地を高い塀で囲った中にある烏山家。 何かある…はず。 恩田陸の作品に多々あるとおり、最後の落としどころがするっといきすぎて物足りないけれど、捷が、律子が、取り込まれそうになるところまでは手に汗握って読みました。 鍵を握る人物は最初からわかっていたので、いつ姿を現わすのか、どう現わすのかと思っていただけに、ああ、そうきてしまったのね…という感じ。 結果として私は「至上の愛」ってトラウマになりそうだけど、それは間違った読み方であることに自覚もある。 ただ、香織の婚約者の洞察力の根拠と、橘のその後(助かったの?)を知りたいです。

Posted byブクログ

2020/11/21

主人公達が烏山響一の世界観に引き摺り込まれていくように、読み進めるうちに小説の世界観にどっぷり引き摺り込まれた。 気味の悪さがずっと続くが、最後はスッキリとした読後感があった。

Posted byブクログ

2020/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

烏山響一と黒瀬淳の二人が焦点となる話。 イメージ映像合戦でエンドゲームを思い出した。 失踪した黒瀬淳を追う話はサスペンスで引き込まれるし、烏山響一のほうの捷と律子は何が起きるのかというワクワクで面白かった。 特に何億何十億と巨大な資産を投じた山の中の美術館のシーンは面白かった。ゲストハウスのカラクリはきっと地震体験の家のようなものなんだろうな。 記者の橘とその弟、首無し死体についてはよくわからない。弟が首無し死体になったのか?橘がそうなるには時系列的に合わないし。 作者自ら〈バリバリ邪悪路線の男〉と言われた烏山響一については、その評価に笑うが、自分はあまり邪悪さを感じなかった。置き去りにするし負のエネルギー蓄えようとするし無償の愛を信じてないし理解できないけど、彼の描写について薄くて、あんまりなあっていう印象。 黒瀬についてもそう。 夏海さんがガラリと態度を変えたというか、あれ演技なのかよ!っていうのがショック。絶対後付けでしょ。態度を変えられてよくわからなかった。 最後は姉のおかげで助かるけど、姉よくたどりついたな。『ロミオとロミオは永遠に』並みにすごくない? あんましこの作品のオチは…って言われてたので覚悟してたけど、夢オチのような、終わり方で笑った。ホラー映画のような…まあそれに近いしな。 またあのインスタレーションを味わいたくなったら読むと思う。

Posted byブクログ

2020/09/08

前半は先が気になってどんどん読み進んだけど、インスタレーションに入ったところから情景が今ひとつ浮かんでこなくてスピードダウン。最後もあ〜やっぱりこの人が出てくるんだ〜って予想通りでちょっと期待値より下だったかな〜

Posted byブクログ

2020/08/15

就寝前に読むと悪夢をみそうだったが、思わず引き込まれて止まらなかった。 陰と陽のパワーは、世界に溢れてる。そして、人の中にも。どちらを引き出すかは、自分自身によるのかな。

Posted byブクログ

2020/08/13

気になって一気に読んだけど、私の読解力がないせいか???が沢山残った。もう一度読み返した方が良いのかなって思うけど気力がない

Posted byブクログ