After GAFA の商品レビュー
2024年8月4日読了。2020年刊、「フラット化する世界」の幻想が崩れGAFAに支配された現代の「その次」を、「分散化」の技術・思想を手掛かりに読み解く本。非常に刺激的でわかりやすい本で面白かった、ブロックチェーンは「改ざん困難な証明を提供する技術」にとどまらず、「中央集権的な...
2024年8月4日読了。2020年刊、「フラット化する世界」の幻想が崩れGAFAに支配された現代の「その次」を、「分散化」の技術・思想を手掛かりに読み解く本。非常に刺激的でわかりやすい本で面白かった、ブロックチェーンは「改ざん困難な証明を提供する技術」にとどまらず、「中央集権的な管理体制なし・人間の善性への依拠なしに信頼性を担保できる仕組み」であるところに希望があり、各種のテクノロジーも参加者が分散して参加しつつ必要なリソースを社会に提供しあう、という方向性に動きつつある・それはすでに発生しつつある変化である、ということか…。危機感・変革への意思がなければ淘汰されてしまうということ、自分も心がけねばな。
Posted by
帯が気になって購入した本。 中央集権的なGAFAを越えて行くのは、分散化された価値の共有かもしれない。 それを実現するのに必要なのがブロックチェーン技術。GAFAも全力でブロックチェーンのプラットフォームになろうとしてくるだろう。 中身としては少し期待外れ。 引用が多く、それで...
帯が気になって購入した本。 中央集権的なGAFAを越えて行くのは、分散化された価値の共有かもしれない。 それを実現するのに必要なのがブロックチェーン技術。GAFAも全力でブロックチェーンのプラットフォームになろうとしてくるだろう。 中身としては少し期待外れ。 引用が多く、それで?っという印象。 第6章『重ねる革命』の章は具体的なイメージを持って読めた。 2回目読むと腹落ちするのかもしれない。
Posted by
富と技術が過集中した4巨大企業に対する批判が起きているということから始まるIT世界と今後の潮流について述べられた本。正直なところ読了しても詳細に100パーセント理解しているかまだ分からない。 ブロックチェーンというと仮想通貨のことぐらいの結びつきの認識しかなかったのでトークンの新...
富と技術が過集中した4巨大企業に対する批判が起きているということから始まるIT世界と今後の潮流について述べられた本。正直なところ読了しても詳細に100パーセント理解しているかまだ分からない。 ブロックチェーンというと仮想通貨のことぐらいの結びつきの認識しかなかったのでトークンの新たな価値については刺激的でもある。量子コンピューターの発達によることで安全性に揺らぎが出そうなのが気にはなるけど。 チャレンジャーバンクN26についても知らなかったので勉強になった。 日本は課題先進国だからこそ活路があるという筆者のメッセージは熱く素晴らしいと思う。既存の価値にしがみつくのでなく独自性を個人個人が磨いて世の中に提示することがAIには出来ない「人間」としての強さだとしたら自分はどうしていけば良いのか。改めて考えさせられた。
Posted by
・スマホなどのデバイスの分散化からGAFAへの中央集権化→ブロックチェーン ・WEB3.0のキーワードはトラスト(信頼) ・インターネットの課題である信頼を取り戻す事がブロックチェーンの意義 ・世の中は中央集権化と分散化を繰り返している。中央集権は効率的だが形骸化する・腐敗の温床...
・スマホなどのデバイスの分散化からGAFAへの中央集権化→ブロックチェーン ・WEB3.0のキーワードはトラスト(信頼) ・インターネットの課題である信頼を取り戻す事がブロックチェーンの意義 ・世の中は中央集権化と分散化を繰り返している。中央集権は効率的だが形骸化する・腐敗の温床になる、分散化は個人の自由度が増すが負担がかかる ・テクノロジーが変化してきたことで社会のフォーマットをリフレームする時期 ・こどもという概念は中世から ・学校にいく、会社にいく、ピラミッド組織などは産業革命から200年経ってない
Posted by
「internetでビジネスしたい人にとっての教科書」として2冊上げるなら、20年上半期でこの本と「ネットビジネス進化論(尾原さん)」になると思う。
Posted by
インターネットはフラット化する世界だったはず。 しかしインターネットが世に出てから20~30年。 世界が予想したものとは大きく異なる様相となってしまった。 誰にでも開かれた世界がインターネットではなかったのか? それが、実際にはGAFAがネットの世界を牛耳り、国家の力よりも強大と...
インターネットはフラット化する世界だったはず。 しかしインターネットが世に出てから20~30年。 世界が予想したものとは大きく異なる様相となってしまった。 誰にでも開かれた世界がインターネットではなかったのか? それが、実際にはGAFAがネットの世界を牛耳り、国家の力よりも強大となってしまった。 今ではインターネットの世界でGAFAを外して生きていくことなど出来ない。 つまり我々はGAFAに完全に人生を握られている。 そんな閉じた世界が今のインターネットなのだ。 そうした中で、ネット世界では大きく格差が広がってしまった。 GAFAに対抗するように欧州各国ではAfter GAFAを目指し戦っている。 GDPRの法施行は一つの例だ。 ベンチャー企業の金儲け主義からの脱却もしかり。 社会にとって役に立つ事業の創出。 分散型のブロックチェーンを活用した、中央集権型からの開放。 この辺の人間の尊厳を大切にする辺りが欧州らしい。 欧州の中でも国によっても特徴的だ。 ドイツやエストニア、スイス、そしてイギリスなどが特に活発だ。 (本書では、フランスやイタリア、スペインなどの例は出て来なかった) かねてより歴史は中央集権が起これば、次は反動で民主化という分散方向に行く。 分散がひと段落すると、また中央集権に収縮していく。 積み上げた業態は、いつか制度疲労を起こし、新業態によって駆逐されるのが常だ。 しかし完全に破壊されて駆逐されるのか。 あくまで旧業態を土台として、層のように積みあがって行くのか。 要は時代の状況を見ていく中で、日本の舵取りはどうするのか? 答えは当然に一つではない。 ただ今の状態と同じでないことは確かだ。 何らかの大きな変化は必ず起こる。 それも天地がひっくり返るくらいの大きな変化だ。 (もしGAFAが消えてなくなったら、それは確かにひっくり返るような話だ) 我々に出来ることは、状況を早く正確に把握すること。 そして、速やかに正しく対応することだ。 そのためには、もっと普段から情報感度を上げて、日々対応力を養うために準備するしかない。 正解が常に変化していく世界に対応するしかないのだ。 (2020/8/11)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
GAFAほかプラットフォーマーの企業倫理 ギグワーカー=フリーランス シェアリングではなくただのエコノミー ヘルステック スタートアップ失敗ランキング2018 datavase.io 1位Theranos 13億6850万ドル 小型診断機「エジソン」詐欺 アルゴリズムによるユーザー嗜好の先鋭化の問題点、検証の不足 「エルサゲート」Youtube 「編集合戦」ウィキペディア 「リツイート」=弾をこめた銃 2006年 2000年前後 readからwriteへ WEB2.0 2005年 リアルタイム化 PubSubHubbub 2007年 iPhone、Android Eyeball driven=目玉の数でおカネが生まれる スタートアップの「上がり」はプラットフォームへの買収 acqhire =優秀人材確保目的の買収 アジャイルに動く:まずサービスインして修正していく、自分たちが正義 テクノクラシー =テクノロジーによる民主主義 瞬時の対応 時間の浸食 マイクロ遮断 ーー ブロックチェーン 公開鍵暗号 ハッシュ関数 SHA-2 2001年 量子コンピュータ ハッシュ化された暗号の解読 →格子暗号の誕生 ーー FinTech 銀行のオープンAPI 2018年 日本 改正銀行法 チャレンジャーバンク N26「世界一愛される銀行」 KYC=Know You Customer GAFAに勝る銀行の顧客本人の身元確認技術 ID2020 全ての人へ法的アイデンティティー ;SDGs 生体認証とブロックチェーンで実現? InsureTech 保険を互助のしくみに戻す 平安保険(中国)1988年 取引コストが低いほど小規模事業者が市場開拓できる トレーサビリティ 偽物判定 ブロックチェーンにタグ,ID情報書き込み ワインICタグ付きコルク ダイヤモンドIDレーザ加工 デーティングアプリ 経歴詐称 アート ーー デジタルのピーク2017年 驚きがない デジタルで十分 →自分だけの体験へ 時間のかかる手の込んだこと、一周して昔に戻る 中央集権化の歪と分散化のコミュニティ 合意形成 社会のフォーマットを「リフレーム」 行うことの枠組みを考えなおす。 ユーザーとは? 監視資本主義 インターネットのビジネスモデル 「物販」・「広告」・「課金」 新たな価値「信頼」? 見えない触れないintangible資産の証券(トークン)化 TRUST/2030 日立+Method 信頼の方向性 1.特定の企業に集中 2.分散化と透明化 3.独自のコミュニティ ーー 「課題先進国 日本」 バックヤードの刷新 自社にしか導き出せない解 体験的豊かさ 黒字リストラ オルタナティブな生き方 インターオペラビリティ 相互運用性の標準化 転覆ではなく、重ねる革命へ
Posted by
2020年47冊目。満足度★★★☆☆ タイトルのイメージと中身が合っていないので、私が読みたいものとは違った。ところどころ、メモしておくべき箇所はあったので姉妹ブログにメモを残す。
Posted by
After GAFA、ポストデジタルを単なる希望や嫉妬だと思っていたが考えが変わった 通信やオイルメジャーなど同様に、産業が生まれ・成熟する過程におてい起こる必然なのだと思った そして、After GAFAにおけるブロックチェーンのポテンシャルがよく理解できた さらに、イノベーシ...
After GAFA、ポストデジタルを単なる希望や嫉妬だと思っていたが考えが変わった 通信やオイルメジャーなど同様に、産業が生まれ・成熟する過程におてい起こる必然なのだと思った そして、After GAFAにおけるブロックチェーンのポテンシャルがよく理解できた さらに、イノベーションの拠点がシリコンバレーや深センから香港やベルリンなどに移りゆく可能性を感じた Before having read, I thought "After GAFA" or "Post Digital" is just buzzword. But after, I changed my recognition. I believe "after GAFA" is inevitable phenomena like a telecom indusry or Oil indusry had experienced. And I deeply understood the potential of block-chain "after GAFA" era. I felt the central are of innovation is being shifted to Hong, Berlin... from silicon valley.
Posted by
GAFAはプラットフォームビジネスであり、集客ありきの錬金術によって時価総額を上げている。大切なのは中央集権的な体制ではなく、トラスト(信頼)。ビットコインに代表されるブロックチェーンの技術はフィンテックや保険、引いてはマッチングアプリの世界でも利用されている。ブロックチェーンは...
GAFAはプラットフォームビジネスであり、集客ありきの錬金術によって時価総額を上げている。大切なのは中央集権的な体制ではなく、トラスト(信頼)。ビットコインに代表されるブロックチェーンの技術はフィンテックや保険、引いてはマッチングアプリの世界でも利用されている。ブロックチェーンは各国が標準化に動いているが、信頼できる第三者を必要としないという時点で破綻している。インターネットに変わる可能性がある。 ネットの社会はリアルをコピーしたデジタル。 「いまや、全世界で共通に使われている唯一のプロトコルは「いいね!」です」がクスッときました。GAFAと呼ばれる巨大な組織。創業当時は当然、夢見る成長企業。企業もひとも時代にフィットしたものだけが生き残っていく。
Posted by
- 1
- 2