清華大生が見た最先端社会、中国のリアル の商品レビュー
ようやく手に入れることができた本です。 清華大学を卒業した著者が、若者の視点から見た今の中国を解説してます。 今では東大よりも上 アジアナンバーワンの清華大学生の日本人で、中国に19年住んでいる著者の夏目さんが書くこの本は、 日本ではネガティブな面しか報道されない中国を、今の...
ようやく手に入れることができた本です。 清華大学を卒業した著者が、若者の視点から見た今の中国を解説してます。 今では東大よりも上 アジアナンバーワンの清華大学生の日本人で、中国に19年住んでいる著者の夏目さんが書くこの本は、 日本ではネガティブな面しか報道されない中国を、今の若者から見るリアルな中国を語ってくれます! 世界一ナンバーワンも現実味を帯びてきた中国の今をしっかりみましょう! ・90後とは、1990年代に生まれた世代のこと。 留学経験者が多く、文化や伝統をも吸収し、帰国後は企業や政府機関、起業という方法で社会に貢献している。 多くは幼少期に日本のアニメと共に育ち、成人後も日本のサブカルチャーをこよなく愛する人も多く、日本へ留学する人も少なくない。 彼らが今後社会の最前線に立った時、日中関係にも大きな変化をもたらすだろう。 彼らは今までの日本人が描く中国人とは全く違う。 ・中国では英語に次、日本語は2番目に多く学ばれている外国語。 日本のサブカルチャーを通して、日本を好きになる若者が多い。 清華大学や北京大学といった中国のトップクラスの大学では単独で日本語学科が設定されている。 ・Tik Tok アメリカが騒いでいるテックトック。 中国国内向けと海外のものでは中身が全く違うそうです。 日本では動画が盛れるって事が若者に人気だけど、中国では単に盛れるだけじゃなく、ストーリーラインビジネスにも使える事ができるし、政府や警察も使用して、ユーモアのあるコンテンツに合わせ、しっかり犯罪、安全知識の普及を行なっていて、中国一フォロワー数が多い行政機関のアカウントになっているそうです。 どうやらアップされている動画の中身もストーリー性があり、かなりレベルが高くないとイイねが付かないらしいです。 ・中国の大学のキャンパスライフは日本とだいぶ違う。 ほぼ全学生が大学の寮に入る。 基本4人一部屋。 学術交流が盛んに行われる。 全寮制は起業や、イノベーションの創造に役立つ。 キャンパスが一つの街になっていて、清華大学は、東京ドーム84個分の面積に、幼稚園から高校、銀行、派出所、病院、郵便局、工場、食堂、ホテル、博物館などが揃う学園都市となっていて、基本大学から外出することはない。 学生会が主催するイベントも、学生団体というレベルを超えている。 コンサート、タレントショー、音楽フェスなど、メディアに報じられるほどの規模のイベントを主催している。 こういった学生活動はとても重視されている。 ・パスポートを持っている日本人人口はわずか23% 海外に出ずに自分の国のことを知る、または評価することは不可能だし、自国で革新を起こす事は困難。 海外の現状を知り、世界と切磋琢磨した海亀たちは紛れもなく中国のエリートである。 ・中国では昼寝の習慣がある。 会社によって昼休みが2時間もあるので、昼寝する人が多い。 いあなぁ… 中国の一部が垣間見れた感じがしました。 読んでよかった!
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中国で最も入学が難しい大学である清華大学を卒業した日本人の著者が、今の中国の実態をアリババ、テンセントなどの大企業から教育面、文化面、政策面など多角的に解説している本です。 まず衝撃だったのが、1900年の中国の思想家の 「若者が賢ければ国も賢く、若者が裕福であれば国も裕福、若...
中国で最も入学が難しい大学である清華大学を卒業した日本人の著者が、今の中国の実態をアリババ、テンセントなどの大企業から教育面、文化面、政策面など多角的に解説している本です。 まず衝撃だったのが、1900年の中国の思想家の 「若者が賢ければ国も賢く、若者が裕福であれば国も裕福、若者が強ければ国も強く、若者が自立すれば国も自立し、若者が自由であれば国も自由、若者が進歩すれば国も進歩する」 という言葉です(直訳)。チャイナユースは常に向上心を保ちながら、社会を変えたいという一心でひたむきに頑張っているのだそうです。 今の日本では政治家が選挙の票を持っている年配者の方を向いた政策を多く実行し、衰退していく日本に若者は希望を持ちづらく、自分で日本を進歩させよう、というほどの気概を持つ若者は少ないのではないでしょうか。ここに国としての進歩の勢いや可能性に大きな差を見た気がします。 価値観が多様化している成熟国において、BLM運動やコロナ禍に対して各国の政治家が舵取りに苦労しているように感じます。人権や少数の社会的弱者にまで目を向けなければならない民主主義の政治ではどうしてもあらゆる点で共産主義国と競争するには難しいと思います。つまり日本と中国の国力の差はこれからも開き続けるのが明らかだと感じます。 中国とは切っても切れない関係であり続けるでしょうし日本に住む現役世代は皆読むべき本だと思います。 正直とても面白く今年読んだ30冊くらいの本の中ではダントツに読んで良かった本でした。著者に感謝です。
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前半部分に、アリババ系とテンセント系についてかかれていたため、本書の前半部分しか読まなかったが面白かった。 アリババ系の強み、テンセント系の強みや、WeChatの凄さなどが伝わる良書であった。 中国のIT技術の凄さをまじまじと感じました。
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中国の現在の大学事情についての章は非常に興味深く読んだ。コロナが収束したら、中国の大学を訪問調査してみたい。
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今の中国から日本は学ぶことが多くある。日本・中国・韓国は三国志の魏、呉、蜀のように競争し合う関係ではなく、協力し合い学び合う時代になった。 梁啓超 1900年に少年中国説 若者が賢ければ国も賢く、若者が裕福であれば国も裕福、若者が強ければ国も強く、若者が自立すれば国も自立し、若...
今の中国から日本は学ぶことが多くある。日本・中国・韓国は三国志の魏、呉、蜀のように競争し合う関係ではなく、協力し合い学び合う時代になった。 梁啓超 1900年に少年中国説 若者が賢ければ国も賢く、若者が裕福であれば国も裕福、若者が強ければ国も強く、若者が自立すれば国も自立し、若者が自由であれば国も自由、若者が進歩すれば国も進歩する 若者は国の未来の縮図であり、今後の社会を背負う人々 チャイナユースは常に向上心を持ちながら、社会を変えたいという一心でひたむきに頑張っています。 80後バーリンホウ→1980年代生まれ 90後ジウリウホウ→1990年代生まれ 1982年計画生育=一人っ子政策 80後は鄧小平の改革解放で多くの学生が留学→苦労知らず、身勝手、わがまま→最も利己的な世代 DJI、ByteDance、DiDi 90後→富二代(フーアルダイ)一台で富を築いたことで二世への皮肉を込めて 海亀(ハイグイ)留学経験者 挑戦意欲が高く、気骨精神溢れる、今までの日本人が描く中国人と違う人々 自強不息、厚徳載物(自らを向上させるこよを怠らず、人徳を高く持ち物事を成し遂げる。 蟻族(イーズ)家賃節約のためルームシェアする若者、賢く向上心もあり社会的地位は低い 親の七光りや人脈がある若者以外は競争に参加しなければ低欲望社会でも生き抜くことは至難の技。競争原理が常に働いている中国では努力をしなければ失職と常に隣り合わせの社会であり、時には非人道的に見えることもあります。 カナダの渡航ビザにもセサミクレジットが使われている。ジャックマーがカナダの首相に働きかけた。 テンセントもユーザーの急拡大で二度の経営難 テンセントのウィーチャットペイは後発だった。アリペイの後に出てきたサービス。紅包(ホンパオ)旧暦の正月である春節のお年玉、個人間の送金や割り勘、 中国人留学生70万 日本人留学生6万 海外組が活躍できる土壌と待遇の準備 ウォールストリートジャーナルの発行先→ダウ・ジョーンズ→infoseek →百度を創業 海亀として中国の発展に寄与したいというインセンティブが働く Having the world’s most powerful passport is lost on japan.(世界で最も強力なパスポートは日本で失われている)パスポートを持っている日本人は人口の僅か23%、G7では最下位。海外を出ずに自分の国を知ること、評価することは不可能。イノベーションの創出においても自国で革命を起こすのは困難。
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