金足農業、燃ゆ の商品レビュー
世間から20週遅れで金農フィーバーが起きておる こんなマンガみたいな人生を歩んでみたかった 吉田輝星くんがイケメンなとこもマンガ 3年生9人で戦い続けたとこもマンガ 決勝で大阪桐蔭にボコボコにされるとこもマンガ 甲子園第100回大会だったとこもマンガ 今は投球制限とか厳しくなって...
世間から20週遅れで金農フィーバーが起きておる こんなマンガみたいな人生を歩んでみたかった 吉田輝星くんがイケメンなとこもマンガ 3年生9人で戦い続けたとこもマンガ 決勝で大阪桐蔭にボコボコにされるとこもマンガ 甲子園第100回大会だったとこもマンガ 今は投球制限とか厳しくなってるし、これ以上の甲子園はもうないだろうな〜
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「高校野球のファンは物語に弱い。そこへいくと金足農業は物語の宝庫だった。」 初めて知ったけれど、金農はとんでもなく全時代的。練習も、指導も、何よりも部員がみんなどヤンキー。 決して真似できるものではないし、二度とこんなチームが出てくることもないと思う。 甲子園観ている時はと...
「高校野球のファンは物語に弱い。そこへいくと金足農業は物語の宝庫だった。」 初めて知ったけれど、金農はとんでもなく全時代的。練習も、指導も、何よりも部員がみんなどヤンキー。 決して真似できるものではないし、二度とこんなチームが出てくることもないと思う。 甲子園観ている時はとにかく爽やかで素敵なイメージだったのに… マウンドでみんな集まって文句の言い合いしてるなんて思わなかったわ… ただ、これだけ「自分が主役!」と言い切れる人たちがいたことに少し安心した。 今の若者は「いい子ちゃん」が多い。時代としても、暴力なんてもってのほか、褒めて伸ばすというスタンスが定着している。 勿論暴力は絶対にいけないけれど、反骨心のようなものが、どんどんなくなっているように思う。 訳の分からない理不尽さに耐えること。 意に背くものには、上下関係を無視しても徹底的に反対すること。 どれだけ非合理と言われても、多少は必要なのではないかと考えさせられる。 野球のルールはさっぱりなので斜め読みしたし、時間軸が行ったり来たりするので多少混乱するが、よくここまでうまくまとめられたものだと感心した。(上から目線になってごめんなさい。) 王道どストレートの正統派、キラキラした青春ストーリーが全てではない! とにかく全てに圧倒される一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あの秋田で、あのグラウンドで、あの雪の中で… 彼らの背景に想いを寄せながら見入った甲子園。 その思いがぶわっと思い起こされる本。 あの夏のことは忘れられない。 『佐賀北の夏』の著者だったんですね。 あちらも素晴らしい本でした。
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金足農業の躍進の原動力は何だったのかを丁寧に説明している。ただし、その一方でありきたりな筋書きである点は否めない。 コロナのために、甲子園大会が中止になった2020年。負けて高校野球生活を終えることができた年代は、幸せだったのかもしれない。
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コロナのために図書館にリクエストしていた本をずっと受け取れず。 昨日ようやく。そこでなぜかうるっとしてしまう。年のせいか? 高校野球。好きな人にはたまらないが、興味のない人にはどうでもいい、むしろ大騒ぎが理解出来ないもの。 自分はというと、すごく好きではないが、観始めると最後ま...
コロナのために図書館にリクエストしていた本をずっと受け取れず。 昨日ようやく。そこでなぜかうるっとしてしまう。年のせいか? 高校野球。好きな人にはたまらないが、興味のない人にはどうでもいい、むしろ大騒ぎが理解出来ないもの。 自分はというと、すごく好きではないが、観始めると最後まで観てしまう。(必ず東北以北を応援してしまう…出身故) 2018年の夏もそう。仕事もあり観る時間はなかったのだが、2回戦くらいになると東北勢がかなり少なくなるので、残っていた(というのも失礼か)秋田が気になり、チェック。最初に思ったのは「ピッチャー歯が白っ!」。マウスピースだった。 横浜戦。 さすがに無理でしょう(これも失礼か)と…が、しかし!! この頃からマスコミに金農旋風が巻き起こり始めたかと。 東北出身者としても完全に最後まで巻き込まれたのでした。周りに共感してくれる人がいなくて寂しかったけど。 実は読むまでは、あれから2年近く経つし、なぜ今?と思ったりもしたが、 今でもあの興奮を忘れていないことに気づいた。また、いろんなことを思い出させてくれたし、知らなかったこともたくさん教えてくれた。(金農パンケーキを思い出した) なんでこんな、たかが高校野球で胸熱になるのか、自分でもわからないのだけど。 どれも良かったけど、特にエピローグでは、泣いたり笑ったり忙しかった。 素晴らしい本にしてくださった中村計さんには感謝しかない。 でも…金農ロス再び。(涙)
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読了。 選手たちが甲子園の時のイメージと違い過ぎて笑ってしまう。 高校生らしく高校生でしかない。 ライターの中村氏の文章も読みやすく、野球を知らなくても楽しめる、ワルガキ達を見事に描き出している。
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2018年夏の甲子園で決勝まで勝ち上がった金足農業校の躍進を記憶されている方も多いことと思います。高校野球弱小県と言われた秋田県の県立農業高校が、鹿児島実業、横浜高校、日大三校といった甲子園強豪校に勝利し、決勝では春夏連覇を達成した大阪桐蔭と対戦しました。 金足農業はこの夏、県予...
2018年夏の甲子園で決勝まで勝ち上がった金足農業校の躍進を記憶されている方も多いことと思います。高校野球弱小県と言われた秋田県の県立農業高校が、鹿児島実業、横浜高校、日大三校といった甲子園強豪校に勝利し、決勝では春夏連覇を達成した大阪桐蔭と対戦しました。 金足農業はこの夏、県予選から甲子園決勝までのすべての試合を先発メンバー9人だけで戦い抜きました。現在の投手分業制や、多くの戦術が駆使される高校野球では奇跡のような勝ち上がりです。このチームが、1年から3年夏に至るまで、どのような紆余曲折を経て甲子園決勝に至ったのかを、選手、監督、コーチなど関係者に密着取材してまとめられたノンフィクションです。 投手の吉田君はものすごく激しい闘争心を持って、それを躊躇なく発散するタイプだったことが描かれています。一方その周囲のチームメイトも、その吉田君の行動に委縮することなく、チーム内でお互いのミスに対しては「ドンマイ」ではなく、遠慮なく指摘し合う関係が築かれており、追求の甘い選手には「同級生に嫌われるのが怖くて言えねぇのか!!」と指導者が叱責することもあったそうです。 これだけを聞くと、ギスギスして辛いだけのような部活になりそうですが、この年の金足農業がそれをチーム結束のエネルギーに変えることができたのは、9人全員が”自信家”で、ピッチャーの吉田君はその中でも突き抜けて”自信家”でありながら、マネージャーいわく「(吉田君は)かまちょ(かまってほしいタイプ)」だったため、いつも練習中にチームメイトとふざけたりしていたため、チーム内で孤立せず、そしてチームの誰よりも練習していた姿を、チームメイト全員が認めていたということもあったようです。「吉田は『俺が王』って感じ。でも、なんもやんないで俺は偉いんだじゃなくて、人よりやって偉いんだ、なんで何も言えない」というチームメイトの証言がチームメイトと吉田君との関係を物語っています。 筆者の中村氏は、本当にチームの雰囲気を物語る数多く様々なエピソードをくみ取っておられます。ミズノスポーツライター賞、講談社ノンフィクション賞など受賞されている中村氏が描く金足農業の軌跡、面白いはずと思って読みましたが、期待以上の内容でした。
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2018年100回目の夏の甲子園。旋風を巻き起こした秋田県金足農業の準優勝。バント重視、声出し、全力校歌など昭和スタイルの戦法を貫き通した野球部の舞台裏に迫る。 松井秀喜の五連続敬遠、佐賀北の決勝逆転満塁ホームランなど甲子園の名勝負に関する著作の多い中村計の作品。試合直後からど...
2018年100回目の夏の甲子園。旋風を巻き起こした秋田県金足農業の準優勝。バント重視、声出し、全力校歌など昭和スタイルの戦法を貫き通した野球部の舞台裏に迫る。 松井秀喜の五連続敬遠、佐賀北の決勝逆転満塁ホームランなど甲子園の名勝負に関する著作の多い中村計の作品。試合直後からどなかかノンフィクション作品にしてくれないか待っていたところ、個人的に最も相応しいと思う方が書いてくれたので即買い。 甲子園での試合とメンバーの入学から卒業までを交互に展開する構成。選手、監督、コーチと時に戦った相手方への取材。 本書の魅力は金足農業のチームという素材はもちろん、筆者の取材経験と知識があるからこそだろう。監督、選手との意志の疎通の誤り、同じプレーでも選手による捉え方の違いなど、試合展開に影響する勝負のアヤが見事に描かれている。 出場メンバーは9人の3年生。実はもう一人だけベンチ入りすら出来なかった1名にもしっかり取材しエールを送っている。 決勝は史上初の2度目の春夏連覇を達成した大阪桐蔭に敗れたが、平成対昭和、私立対公立、都会対田舎、エリート対雑草。あらゆる意味で対照的な戦いだった。 前時代的な練習にもメンバーは「だって俺たち金農ですよ。」 エースの吉田輝星くんは日ハムにドラフト1位で入団。ワンマンチームのようではあるが、やんちゃな吉田の実力を全て引き出せたのも仲間の存在があったからこそ。吉田のグラブのシャキーンの刺繍のエピソードが良い。 金農メンバーの今後の活躍に期待したい。 素材、筆力共に抜群な一冊でした。
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【雑草軍団の軌跡】一昨年夏の甲子園を沸かせた秋田金足農業高校の当事者に徹底取材したドキュメント。空中分解したチームはどう立ち直り躍進したか。
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