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流動型『学び合い』の授業づくり の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2022/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

西川純先生の提唱する『学び合い』を活用した流動型『学び合い』の紹介。『学び合い』関連の本を読むといつも思うのが、2つのこと。 子どもが自ら考えて学習できるし、子どものためになりそう!やってみたい!という期待と、一歩間違えたら放置してるだけになってしまわないかという不安。 ただこの本で紹介されている内容を読むと、著者の高橋先生も悩み葛藤しながら現在のスタイルに至ったということがよく分かる。 本書にもあるように、流動型『学び合い』を視野に入れながら、まずは1時間1課題の『学び合い』を行うことがスタンダードなのかなと感じた。 ・最初は以下のことを伝える。 学校の目的…みんなのことを考えられる 学び合う効果と大切さ…みんなで力合わせて勉強 「できる」の基準…答え+そうなる理由+説明 ・1時間1課題からスタート ・具体的視点を与える。 ・説明するほど忘れない。 ・気になる子ではなく周りに声をかける。 ☆テストを大切にする。(家庭教育力に左右されないように) ・子ども同士で認め合う。 ・1単元分の課題をまとめて提示、テスト日程は明確に示す、練習問題の用意が必要。 ・教室リフォーム…岩瀬直樹さん参考に →みんなが気持ちよく生活し、よりよく学べるような場所を作ろう! ・最初に説明して、後は任せる。 ・1人も見捨てないのは誰にとっても必要。 ・教師の微調整が、テストの点数につながる。・学び方を学ぶ。 ・授業で分かったことをまとめとして文章に書く。 ・書き方のスタイルを示し、どの教科でも活用する。

Posted byブクログ

2020/08/09

・『学び合い』を始めた方 ・『学び合い』を発展させたいが、具体的イメージが湧いてない方 ・「時間割を決めるのは中学校では無理」と思った方(私ですw) 以上のような方におすすめできます。 『学び合い』を始めると、生徒はとても頑張ります。そうならないクラスは今のところ経験していませ...

・『学び合い』を始めた方 ・『学び合い』を発展させたいが、具体的イメージが湧いてない方 ・「時間割を決めるのは中学校では無理」と思った方(私ですw) 以上のような方におすすめできます。 『学び合い』を始めると、生徒はとても頑張ります。そうならないクラスは今のところ経験していません。クラス替えがあれば、また新鮮に頑張ります。 しかし、その目新しさに慣れて「緩む」ときが年度内に来ます。今までそれを、課題やクリアの条件設定、語りでなんとかしようと思っていました。高橋先生はこれに対して「授業をレベルアップする」という視点で研究されています。その具体案が流動型『学び合い』です。 どんな点に悩み、どのように乗り越えていったのか。そしてどこに向かっていくのか。学びがたくさんあります。読者以上に鋭いツッコミを自ら掲載して答えている姿がかっこいい。 この本が発売されたのは知っていましたが「時間割を決めるのは中学校では無理」と思い購入をためらっていました。しかし、「1つくらい新しいことを考えるヒントがあるだろう」と購入。正解でした。流動的『学び合い』以外の話の方が多いですし、時間割を決められなくても「文字式の復習」と「一次方程式の学習」のどちらにどれくらい時間をかけるかを生徒に考えさせるなど中学校でも実践できそうです。ヒント満載でした。

Posted byブクログ

2020/03/22

体験に基づいて、書き進められているところがいい。 子どもとともに、『学び合い』が発展しており、 自分ごととして考えられた。 徐々にレベルアップさせていくことは、 とても勇気がいることだが、 一人も見捨てないとはどういうことかを 常に考えていきたい。

Posted byブクログ

2020/03/15

中学で全て同じとはいきませんが、繰り返しで定着することや、ゆるやかなつながり等、共感しながら読みました。たくさん、マーカーを引きました。新米教員、頑張ります。

Posted byブクログ

2020/02/29

この本で描かれている流動型『学び合い』の授業に至るまでの試行錯誤の過程が今学期の自分の実践と重なりながら、共感しつつ読み終えた。 自分のクラスでは、流動型『学び合い』の段階までは至っていないが、単元『学び合い』の実践は行ってきた。 その中で、葛藤として湧き上がるのが、教師のコン...

この本で描かれている流動型『学び合い』の授業に至るまでの試行錯誤の過程が今学期の自分の実践と重なりながら、共感しつつ読み終えた。 自分のクラスでは、流動型『学び合い』の段階までは至っていないが、単元『学び合い』の実践は行ってきた。 その中で、葛藤として湧き上がるのが、教師のコントロール欲求。 子どもたちに任せる。と言いながらも、毎時間の確認テストをしたり、教師のチェックポイントを作ったり。 それらが全て悪いとは思わないが、子どもたちがまかせきれない、手放しきれない自らの「コントロール欲求」をこの本を読みながら突き付けられた気がする。 この本の中で、「学びが雪のように降り積もる」という考えが紹介されていた。 打ち上げ花火のように終わってしまう学びではなく、少しずつ「降り積もっていく」学び。 だからこそ、試行錯誤しながら、学びの経験を何度も積み重ねていく必要があるな〜としっくりくる言葉だった。 そして、学びが「降り積もる」ための学びの土壌をどのように養っていくかということも考えさせられた。 本を読み終えて、様々な手法が紹介されていたが、 そこに至るまでの苦悩や悩みが描かれているのがとてもよかった。 自分がどんな教師でありたいのか。 どんな子どもたちを育てたいのか。 どんな教室であってほしいのか。 それらを突き詰めて考えて、自分の願いと実践、教室の姿がつながっているか絶えず反復して考えていくことを自分も続けていきたい。

Posted byブクログ