東京普請日和 の商品レビュー
湊かなえさんの本に紛れて借りてきた本・・・ だったにもかかわらず 何だかトウガラシのように辛みが効いた会話が小気味よかった^^
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2020年の東京オリンピックに向けて色々な建物の構造設計を考えるのが仕事の主人公と、言葉巧みに占うインチキ占い屋兼陶芸家の主人公の兄を取り巻く人間関係や仕事についての物語だった。 建築と陶芸という、あまり身近に感じにくい職業の物語だったので、想像しにくかった。 電車のアナウンスで「線路内に人が立ち入った」という内容は、痴漢の隠語だと初めて知った。
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破天荒な兄と真面目な弟。 2人ともものづくりに携わっていて、兄は芸術、弟は建築。 初めは「これ、なんで読みたいと思ったんだっけ?」とはてなマークが頭に浮かんでしまうくらい失敗した感が強かった。 でも、なんとなく読み進めていくうちに、物語に引き込まれていって、続きが知りたくなって...
破天荒な兄と真面目な弟。 2人ともものづくりに携わっていて、兄は芸術、弟は建築。 初めは「これ、なんで読みたいと思ったんだっけ?」とはてなマークが頭に浮かんでしまうくらい失敗した感が強かった。 でも、なんとなく読み進めていくうちに、物語に引き込まれていって、続きが知りたくなってしまった。 弟の郁人が、兄・英明のスケッチに影響を受けて、東京に対する考え方の広がりを見せたところは見せ場なんだろうなぁ。読んでいて初めて楽しい気持ちになった。 ストーカー女や瀬堂あまねら脇役との出来事が兄弟の日常を彩って、とてもカラフルな物語になっている。 "城を獲るかのような"沖田のセリフに、タイトルの「普請」の文字、まさに時代を変えれば城の普請みたいなものなんだなぁと思ってそこにかける意気込みみたいなものを感じてみたり。 英明の郁人に対するライバル心は、私もとうに気づいていたのに、知らないのは本人だけ…なんていうところも、彼らの日常に入り込んだかのようですごく面白かった。 以前読んだ湊ナオさんの本イノセントツーリングよりこっちの方が断然面白い。 ただ、お仕事小説、というカテゴライズで選ぶとちょっと違和感があると思う。
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オリンピックやる前提の話でそこがすごく寂しい感じになってしまっていました。2020東京オリンピックなんてなかったんだよ
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オリンピックが延期されていなかったら、もっと感じ方も違うのだろうか? 第11回日経小説大賞受賞ということで手に取ったが、次回作を読んでみて感想を言うことにしよう。
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どうして、日経小説大賞?これまでは、何かしら経済カスってたが・・・。2020 後の都市計画と言われても?
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