紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード の商品レビュー
シリーズもの。 塞ぎ込んでしまったとき、人との出会いが新しい道標になるのかもしれません。 ステキなコンビになりそうで、次巻も読んでみます。
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シリーズ一作目。日本橋にある「紙屋ふじさき記念館」が舞台。和紙のコーディネーターや記念館の館長でもある藤崎さんと、大学生の百花が主な登場人物。 「菓子屋横丁 月光荘」シリーズの木谷先生もちょこっと登場する。 記念館といいながら全く宣伝や案内・手入れ等をしていなかったものを、百花...
シリーズ一作目。日本橋にある「紙屋ふじさき記念館」が舞台。和紙のコーディネーターや記念館の館長でもある藤崎さんと、大学生の百花が主な登場人物。 「菓子屋横丁 月光荘」シリーズの木谷先生もちょこっと登場する。 記念館といいながら全く宣伝や案内・手入れ等をしていなかったものを、百花が拙いながらアイデアを出してイベントで売る商品を開発したり、友達の知恵も借りながらSNSで発信したり頑張る。紙に詳しく情熱がありながらも記念館に関してはやる気がなさそうだった藤崎さんも、百花の一生懸命さに乗せられだんだん変わっていく…という感じ。 文具好きがワクワク出来るストーリーでもある。竹尾のショールームとか、ゾクゾクするほど楽しかったなと思い出したり。 ・紙は理論上の平面とは違う。乾燥して水分は抜けているな、もとは繊維が溶けた水(重なりあった森)でそれが圧縮されている。厚みがあり立体。 ・紙は昔から強い力を宿すもの。文字は言葉を形にしたもので目に見えない重さがある、文字をのせる紙にはそれだけの力が宿っている …というような言葉が印象に残った。 百貨店くらいしか行ったことがない日本橋を巡ってみたくなった。 就職したて時、そんなこと普段はしない父に、平日夜待ち合わせてその辺りの百貨店の特別そうなレストランに連れていってもらった。あれはどこだったんだろう?とずっと思っていたけれど、日本橋髙島屋の特別食堂だったかもしれない、とこの本を読んで思った。
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初 ほしおさなえさん。素晴らしい。 和紙のこと、日本橋のこと、へえ!!なことばかり。 読んでいるとこちらまで優しい気持ちになれる。 このあと速攻で2冊購入しました。
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三日月堂と同じ作家さんが書いた作品だったので、楽しみに読み進めましたが、なんとなく先がわかってしまう展開でした。 回りの人も良い人ばかりで、色々上手くいって、お話しの世界だな~と感じました。 読んでいてホッコリしましたが、面白いかというと個人的にはワクワク等がなかったので⭐️2に...
三日月堂と同じ作家さんが書いた作品だったので、楽しみに読み進めましたが、なんとなく先がわかってしまう展開でした。 回りの人も良い人ばかりで、色々上手くいって、お話しの世界だな~と感じました。 読んでいてホッコリしましたが、面白いかというと個人的にはワクワク等がなかったので⭐️2にしました。
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工芸品として見る事の多い和紙ですが、昔から生活に溶け込んでいたものだったんだと改めて感じました。 和紙ってなんであんなに魅力的なんでしょうね……。
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百花ちゃんと紫乃さんが、紙こもの市でテンション上がるのは、すごく共感しかなかった。 三日月堂シリーズでも思ったけど、少し昔の技術と現代のデザインやそれを活かすアイディアの融合がすごくいい。 記念館の展示、知識がない人へのわかりやすい説明って難しいな。 最後にようやく未来を向けた一...
百花ちゃんと紫乃さんが、紙こもの市でテンション上がるのは、すごく共感しかなかった。 三日月堂シリーズでも思ったけど、少し昔の技術と現代のデザインやそれを活かすアイディアの融合がすごくいい。 記念館の展示、知識がない人へのわかりやすい説明って難しいな。 最後にようやく未来を向けた一成と記念館のこれからが楽しみ。 そしてやっぱりあった他のシリーズとの繋がりににんまりした。
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4作目を先に読んでしまったシリーズの1作目。なるほどこういう話から始まったのね。マイナス思考の百花に、ムチャめんどくさい一成。最初にこれ読んだらめげてたかも。まあ、でも後半にはちょっとづつ変わっていく
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「麻の葉のカード」 知ってもらうためには。 どれだけ綺麗で魅力的なものであったとしても、魅せる置き方でもなければ興味を持ってもらうどころか目に入ることもないだろうな。 「貝殻の小箱」 大きな仕事を得るため。 商談出来る場所があり知識がどれだけ沢山あれど、それを伝える場や人脈がな...
「麻の葉のカード」 知ってもらうためには。 どれだけ綺麗で魅力的なものであったとしても、魅せる置き方でもなければ興味を持ってもらうどころか目に入ることもないだろうな。 「貝殻の小箱」 大きな仕事を得るため。 商談出来る場所があり知識がどれだけ沢山あれど、それを伝える場や人脈がなければ披露する機会どころか無駄になってしまいそうだ。 「いろいろ紙ノート」 知ってもらうためには。 貴重な資料があったとしても、それを説明してくれる人や分かりやすい資料がなければ中途半端な気分でモヤモヤしてしまいそうだな。
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文章が、読みやすい。知らなかった世界の詳しい描写も、丁寧で、想像力をかき立てられる。主人公の気持ちになって、わくわくしながら、読める本。
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私も本は紙ベースで読みたい派です。 和紙の見本帳見てみたいです。「紙こもの市」なんてあったら私もひと財産使ってしまいそう…。続きも楽しみです。
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