日本の文学 改版 の商品レビュー
日本の詩歌や小説が、海外の人にどう受け止められるのか、それらを訳すのか。日本語の多様さや文字の裏にある情景のなんと美しいことか。
Posted by
解説の三島由紀夫も称賛を惜しまないこの初の著作は日本に来ることなど夢にも思っていなかったという30歳のときのもの。欧米の人々のための日本文学入門(ガイド)だけれど、日本人が読んでも得るものが多い。
Posted by
日本人だってこれだけ広範囲に読み理解している人は少ないと思う。 まず、日本語が中国の漢字からきていることを意識して中国詩や漢文にも触れ、さて日本に来たと思えば平家物語や万葉集、俳句、そしてシェークスピア戯曲など、こうした理解は日本人にとってはこうです…とか、馴染む表現はこうです...
日本人だってこれだけ広範囲に読み理解している人は少ないと思う。 まず、日本語が中国の漢字からきていることを意識して中国詩や漢文にも触れ、さて日本に来たと思えば平家物語や万葉集、俳句、そしてシェークスピア戯曲など、こうした理解は日本人にとってはこうです…とか、馴染む表現はこうです…と比較して解説している。 太宰治の斜陽は読んだ事がなかったが、この書き手によって手に取る人もいると感じる。 解説とあとがきに変えた書評だけでも大変納得するもの。
Posted by
詩人の魂をもって書かれた日本文学入門――とたたえられた著者若き日の美しい情熱の書。詩、劇、小説、欧米の影響の各章によって分析。〈解説〉三島由紀夫
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ドナルド・キーンの初期評論『日本の文学』が復刊。 これが長らく品切れだったというのは損失以外のなにものでもないので、入手し易くなったことを喜びたい。復刊にあたって吉田健一のエッセイも収録。それにしても、著者・ドナルド・キーン、翻訳・吉田健一、解説・三島由紀夫、って、ホント豪華だよな……。
Posted by
- 1