天龍院亜希子の日記 の商品レビュー
「鬼龍院花子の生涯」?と誰でも連想するだろうけど、でもって著者自身がそこから思いついたタイトルだと言ってるけど、このタイトルでこのストーリーって、その違和感がそれだけで何だか妙な存在感。 ストーリーは、少ぅしブラック目の派遣会社に働く社員(スタッフを派遣する側の役割の人)の何て...
「鬼龍院花子の生涯」?と誰でも連想するだろうけど、でもって著者自身がそこから思いついたタイトルだと言ってるけど、このタイトルでこのストーリーって、その違和感がそれだけで何だか妙な存在感。 ストーリーは、少ぅしブラック目の派遣会社に働く社員(スタッフを派遣する側の役割の人)の何てことない日常なんだけど、何と言うか、、、沁みる。 静岡の彼女のご両親と主人公とのやり取りが特に好き。 表紙の絵は、単行本の線路の写真の方が納得感が高い気がする。
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読者層(世代)によって、面白さはかなり異なるだろう。50歳目前の私は、20代の頃の心模様を思い返しながら、その可能性が眩しく、しかしキリキリと心が傷んだ。
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「鬼龍院花子の生涯」みたい・・・。 でもそれはタイトルだけで、内容はまったく違ってとってもおもしろかった。 田町くん、いいな。
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ドラマチックな展開があるわけでもないのに、読んでいて楽しく、ページをめくる手がとまらない、そんな小説だった。 人はそれぞれ違うことを考え悩み生きている。周りの人がどんなことを思いながら生きているかなんて、結局のところわからない。自分以外の人が自分のことをどんな風に思って生きている...
ドラマチックな展開があるわけでもないのに、読んでいて楽しく、ページをめくる手がとまらない、そんな小説だった。 人はそれぞれ違うことを考え悩み生きている。周りの人がどんなことを思いながら生きているかなんて、結局のところわからない。自分以外の人が自分のことをどんな風に思って生きているのか。知った気でいるだけで、まわりがどう思ってるかなんて自分の想像の範疇でしかない。 自分の気持ち次第な所もあるように思う。だけど、その自分の気持ちをつくるのにも、周りの人達との出会いやかかわりが大切なのだとも思う。 生きるヒントを伝えてくれるようなそんな本だった。読んでよかった。
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