オフシーズン の商品レビュー
先人のおかげで序文という盛大なネタバレを回避できました。感謝。 適度に魅力的なキャラ、絶妙な場面転換、ゴア味の強いグロ描写。そして「そのまま訳されてるなあ」と感じる素朴な文章。「もう少し意訳してくれても…」と思う部分もあるが、原文が丁寧だからだろう、読んでいて間取りや情景が思い浮...
先人のおかげで序文という盛大なネタバレを回避できました。感謝。 適度に魅力的なキャラ、絶妙な場面転換、ゴア味の強いグロ描写。そして「そのまま訳されてるなあ」と感じる素朴な文章。「もう少し意訳してくれても…」と思う部分もあるが、原文が丁寧だからだろう、読んでいて間取りや情景が思い浮かぶ。 キャラのメンタリティを語るのと同じテンションで怖気を振るうような光景の説明を始めるが、その淡々とした語り口のおかげであまりショックを受けずに読み進められる。 フィクションを楽しむ時はいつも感じる「これから一体どうなるんだ?」はなかった。代わりに「こいつらにどんな未来があるというんだ?」という思いで一気に読んでしまう。病院の待ち時間という苦痛を忘れさせてくれた。 ラストに唖然とする。何度もページを繰って、続きを探した。呆然としたまま作者あとがきを読んで、彼の、どうやら出版社と散々闘い不本意な修正を強いられたらしき過去を知って、それから「本当に描きたかったもの」を何となくだが理解して、納得した。ああ、これでいいんだ… 不条理だが、現実も同じだろう。 ジャック・ケッチャムは現実を忘れたくてフィクションに浸る読者には向かない、厳しい作者らしい。あと、多分田舎嫌いだ。 「粗野な、近親婚をくりかえした一族の顔」「何世紀も閉ざされていた地域社会」「全員が、不気味なほど一様に見え、孤立と、鈍感で無分別な残酷さを物語っている」 ここまで言う?とも思うが、日本の田舎にも似たようなところを感じる時があるな…とちょっと共感した。 個人的に一番怖かったのは、洞窟に積み上げられた服の山の件。鳥肌が立った。自分は骨の髄まで現代日本人だとしみじみ思う。
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うーむ。 以外に怖くも残酷でもなかった。いくら人間同士といえ、野生化してしまっているから違う生物との闘いという感じ。 隣の家の少女の方が何倍もおぞましかった。
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1981年デビュー作の復刻本なんですね。だからか、序文にネタバレがあるので序文は後回し必須です。中盤まではなにも起こらない一方で中盤からの怒涛の恐怖。読みやすい平易な文章であっとい間に読了。ホラーの入門編のようでした。
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普通に序文から読んだら、サラッとネタバレしていた。 なのでこれから読む人は、序文はすっ飛ばした方がよい。 前半は登場人物たちのあれやこれやが描かれていて、後半一気に怒涛の展開。エログロ炸裂。 主人公だと思っていたあの人が、とか、助かると思ってたこの人が、とか、まさかのあの人も、...
普通に序文から読んだら、サラッとネタバレしていた。 なのでこれから読む人は、序文はすっ飛ばした方がよい。 前半は登場人物たちのあれやこれやが描かれていて、後半一気に怒涛の展開。エログロ炸裂。 主人公だと思っていたあの人が、とか、助かると思ってたこの人が、とか、まさかのあの人も、な容赦ない結末。 ひたすら痛そう。 最初にあっさり死ねた彼はラッキーだと思う。
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私はスプラッター映画は本当に苦手なんですが、文字になると大丈夫なのです。食人族とかワクワクしちゃう。 残酷描写で名高いケッチャム先生なので、めちゃくちゃ期待して読みました。グロすぎて途中でギブアップしたらどうしよ~とか思っちゃったりして。 結論…全然余裕でした! 内容はこの手の...
私はスプラッター映画は本当に苦手なんですが、文字になると大丈夫なのです。食人族とかワクワクしちゃう。 残酷描写で名高いケッチャム先生なので、めちゃくちゃ期待して読みました。グロすぎて途中でギブアップしたらどうしよ~とか思っちゃったりして。 結論…全然余裕でした! 内容はこの手の作品にはよくある展開なのですが、ラストの救いようのなさには唸らされる。いわゆる約束事のような展開が通じない。助かった!良かった!という爽快感はなく、この後もこの登場人物たちは生き続けなくちゃいけないんだなぁという絶望感を感じました。そこがいちばん残酷。 グロ耐性がある人は読んでみてもいいかも! あとがきが面白いのでぜひ。
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予想通り描写はなかなかに激しかったけれど、文章が余韻があって良いのと、1/3過ぎた辺りから怒涛の勢いで話が展開してゆくので一気読んでしまったし、私にとっては読後感も悪くなかったと思う。
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ヒルズハイブ的な感じ ケッチャムの長編初とのこと、隣の家の少女より読みづらさあり。翻訳のせい? 中盤までは登場人物たちの関係性が綴られているが、登場人物多いのと魅力的な人物がいないため退屈。
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食人族的な話かと思ってたら、なんだか小規模。食人家族…というか、食人一家というか。 古き良きスプラッタホラー映画って感じです。
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いやー、初のスプラッター小説でした…。 もうなんか、読み終わっても胸のむかつきがおさまらなくて、気持ち悪くて 人間が動物の肉とか魚を食べるみたいに食人族は人間を食べるんですよね…。 ジャック・ケッチャム氏は経験もないのになぜあんな文章を書けるのか…。すごいです。 マージーの、放心...
いやー、初のスプラッター小説でした…。 もうなんか、読み終わっても胸のむかつきがおさまらなくて、気持ち悪くて 人間が動物の肉とか魚を食べるみたいに食人族は人間を食べるんですよね…。 ジャック・ケッチャム氏は経験もないのになぜあんな文章を書けるのか…。すごいです。 マージーの、放心状態から一転、生に執着する姿がかっこよくて。 自分があの状況に陥ったらどんな行動に出るだろうかと考えてました。 今何事もなく平和に生活できている自分に安堵感を覚えつつ…うー、やっぱり気持ち悪い…。
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スプラッター映画や食人族などのカニバリズムが好きな人なら楽しめる小説。しかし、内容が内容だし変態と思われる可能性も大いにあるので大きな声でお薦めなどはしにくい小説でもある。またこの手の表現に慣れていない人が読むにはハードすぎる。 作者自身があとがきで70年代のホラー映画の影響を...
スプラッター映画や食人族などのカニバリズムが好きな人なら楽しめる小説。しかし、内容が内容だし変態と思われる可能性も大いにあるので大きな声でお薦めなどはしにくい小説でもある。またこの手の表現に慣れていない人が読むにはハードすぎる。 作者自身があとがきで70年代のホラー映画の影響を受けてると語っている通り若者が旅行先で襲われるアメリカ映画にありがちな設定。序盤は状況説明などが続くので若干退屈に感じた。中盤以降は前半は何だったのかと言わんばかりに一気に話が進む、いやむしろ展開が早すぎて戸惑う。しかも、まさかの主役だと思われたカーラの早すぎる退場、ここの描写で一気に世界観が加速する。グロすぎる表現に食人族の攻撃と色々思うところがあるが、あの状況下でお湯を沸かして上からぶちまける余裕が本当にあったのだろうかと真剣に考えてしまった。ラストに関しては救われないオチだがニックと謎の少年の無念さを考えると当時の出版社がニック生き残りパターンをごり押ししてきたのも納得できる。
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