それを、真の名で呼ぶならば の商品レビュー
頑張って途中まで読んだのだけれど、翻訳された文章がどうしても読み辛く…。 こんな私でも読めるような、もう少し平易な日本語にならないのだろうか。 とても興味があるのに、読み進められなかった。
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レベッカソルニットの本は、いつも私に勇気を与えてくれる。 完璧は善の敵だ。勝利が抱える妥協。 冷笑者になるのではなく、現実に向かって行動する人になること。 自分に反対意見を言う人を言い負かすのではなく、行動をしていくこと。光を灯すようだ。 何をするか、も、もちろん大切なのだけ...
レベッカソルニットの本は、いつも私に勇気を与えてくれる。 完璧は善の敵だ。勝利が抱える妥協。 冷笑者になるのではなく、現実に向かって行動する人になること。 自分に反対意見を言う人を言い負かすのではなく、行動をしていくこと。光を灯すようだ。 何をするか、も、もちろん大切なのだけれど、 どう生きるか、なのだと思った。 私は私のベストを尽くすこと。 こんな時代でも、こんな時代だからこそ、私は私の種を植えよう。そこに希望がある。
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なぜヒラリー・クリントンが大統領に選出されなかったか、ドナルド・トランプ元大統領の横暴、女性蔑視、アメリカに深く根ざす人種差別など、多くの問題、課題を丁寧に論評している。ジョー・バイデン大統領になって著者は少しほっとされているだろう。残念だけど差別や女性蔑視は無くならない。白人男...
なぜヒラリー・クリントンが大統領に選出されなかったか、ドナルド・トランプ元大統領の横暴、女性蔑視、アメリカに深く根ざす人種差別など、多くの問題、課題を丁寧に論評している。ジョー・バイデン大統領になって著者は少しほっとされているだろう。残念だけど差別や女性蔑視は無くならない。白人男性であっても、さらに体格差で蔑視されることはある、さらに体格が良い白人男性でも職業によって蔑視されることがある、どこまでいっても蔑視する人は居る。そう考えると仕方のないことのように思うが、現在私たちが当たり前に持っている権利は、過去に起こった小さな運動の積み重ねの成果である。最後のエッセイが最も希望を与えてくれる内容だった。『私は種を植える。その種から木が育ち、実をつけ、鳥たちのすみかになりさらに多くの種を生み出し森になる、しかし私にはそれを知るすべはない。』自分にできることをする、『一隅を照らす』という古くからの教えに落ち着いた。
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16年の大統領選の時点で、すでにこれだけ強烈な憎悪を浴びていたのだなあトランプは。浴びせられた憎悪をそのまま憎悪で返す本作の筆者もそのままアメリカらしい。 常に外部に敵を作っていないと死んでしまうかのように。 白人にせよ男性にせよ富裕層にせよ小さいレベルまで含めての既得権益が剥が...
16年の大統領選の時点で、すでにこれだけ強烈な憎悪を浴びていたのだなあトランプは。浴びせられた憎悪をそのまま憎悪で返す本作の筆者もそのままアメリカらしい。 常に外部に敵を作っていないと死んでしまうかのように。 白人にせよ男性にせよ富裕層にせよ小さいレベルまで含めての既得権益が剥がれていくとき、人はここまで極端な行動をとる。アメリカの既得権益層がやけくそでトランプを選んだ。国家レベルでの自傷行為。 内容や構成がとても興味深いのだが最近では毎度のことだが翻訳がひどい。二重否定や英語独特の代名詞「彼の兄の二人の息子」などは翻訳時に整理すべきだ。原文をGoogle翻訳にかけたほうがまだ理解できそうだ。「ダライラマの次に最も有名」って?
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一人の女性により力強く語られるアメリカにおけるマイノリティ、虐げられた人々、無意識のうちに押し付けられ、慣らされた行動によって隠された真の姿を明らかにしようとする言葉。
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タイトル詐欺の期待外れ本。トランプの文句を思いついた順に並べたてているだけで「真の名」や「言葉の力」はろくに取り上げられず、たいした深みもない。実態はエッセイというカテゴリを言い訳にしたヘイト本と言ってもいい。今は岩波書店もこんなものか。
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<無邪気な冷笑の代わりになるもの> ・起こったことに対して積極的な対応をすること ・何が起こるのか前もって知ることはできないと認識すること ・何が起こるにせよ、かなり時間がかかり、結果も良いこと悪いことが混じっていると認識すること
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米国が秋に向かって混乱の中を突き進んでいる中、いったいどうなっているの?という疑問のいくつかを解き明かしてくれる本でした。データ本、分析本というよりはエッセイなので、くすくす笑いながら読めました。この本にも書かれている通り、全て語られる言葉には立場が含まれるので鵜呑みにはできませ...
米国が秋に向かって混乱の中を突き進んでいる中、いったいどうなっているの?という疑問のいくつかを解き明かしてくれる本でした。データ本、分析本というよりはエッセイなので、くすくす笑いながら読めました。この本にも書かれている通り、全て語られる言葉には立場が含まれるので鵜呑みにはできませんが。しかし、語られなかったことに名前が付けられ語られるというのは本当に大事なんですね。自分としては知らないことが多すぎて理解が及ばず、途中で意識が遠くなってしまうことも何度かありました。
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選択の結果に良いことも悪いことも含まれていたとしてもそれを受け入れるという姿勢についてのくだりは『チーズインザトラップ』を、地名や石碑には歴史が込められているという部分は『震美術』を思い出した。 記念碑をめぐる闘いの一節、「後世の人びとは(中略)わたしたちがいまだに理解していな...
選択の結果に良いことも悪いことも含まれていたとしてもそれを受け入れるという姿勢についてのくだりは『チーズインザトラップ』を、地名や石碑には歴史が込められているという部分は『震美術』を思い出した。 記念碑をめぐる闘いの一節、「後世の人びとは(中略)わたしたちがいまだに理解していない犯罪で、わたしたちを罵るだろう」が印象的だった。 自分の考えの埒外があるということと謙虚に向き合う姿勢が説かれてるように感じた。
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米国のいまをより深く理解できる本。著者が母校で行った卒業スピーチ「ブレイク・ザ・ストーリー」の章で、ジャーナリストはストーリーを作る者だと書かれているが、本書自体が米国社会を理解するための新たな角度からのストーリーを提示してくれている。翻訳も読みやすい。 ちょうどいま米国を揺る...
米国のいまをより深く理解できる本。著者が母校で行った卒業スピーチ「ブレイク・ザ・ストーリー」の章で、ジャーナリストはストーリーを作る者だと書かれているが、本書自体が米国社会を理解するための新たな角度からのストーリーを提示してくれている。翻訳も読みやすい。 ちょうどいま米国を揺るがしているBlackLivesMatterについても各所で言及がある(以下抜粋) ・BlackLivesMatterの運動は、貧困を犯罪化することや、些細な法律違反で警察がアフリカ系アメリカ人を迫害していることに対する抵抗という一面もある ・BlackLivesMatter(略)は、警察による有色人種の若者の殺人の蔓延と、その殺され方に光を当て、公職から 脅かされるのではなく守られる権利を、(黒人の)コミュニティ全体だけが与えられていないことを知らしめたのです
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