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ひらめかない人のためのイノベーションの技法 の商品レビュー

3.4

15件のお客様レビュー

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2021/04/08

ところどころ「おっ」と思うような話もあるが、よくあるような話が多い。思想や哲学を学ぶ重要さについて強調されているのは良いが、引用対象も散発的だ。「散らばっているように見えるが一貫したテーマがある」ような印象もないので、単に雑然としているだけである。 先に進むための参考文献リスト...

ところどころ「おっ」と思うような話もあるが、よくあるような話が多い。思想や哲学を学ぶ重要さについて強調されているのは良いが、引用対象も散発的だ。「散らばっているように見えるが一貫したテーマがある」ような印象もないので、単に雑然としているだけである。 先に進むための参考文献リストがあれば入り口としての評価もありえようが、そういったものもないので、入り口としても不適格だろう。

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2021/01/07

作者さんの感覚に納得できました。 1人の天才のアイデアより、よくできた体制で大勢が考えたアイデアの方が多面的で大勢の役に立ちやすい。 最近の事例も挙げてくれるので「いま何が起こっているか」も軽く知る事ができました。

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2020/11/06

発想術の指南書。例示や実例が豊富でかなり面白い。タイトルは謙虚に「ひらめかない人」となっているが、こうした本を書ける篠原信氏は相当独創的だと思う。と思ったら、あとがきで「実は最初の目論見は哲学書だった」と述べられているのをみると、そこからこれだけ面白い発想術本が生まれたのだから本...

発想術の指南書。例示や実例が豊富でかなり面白い。タイトルは謙虚に「ひらめかない人」となっているが、こうした本を書ける篠原信氏は相当独創的だと思う。と思ったら、あとがきで「実は最初の目論見は哲学書だった」と述べられているのをみると、そこからこれだけ面白い発想術本が生まれたのだから本書自体が立派なイノベーションの実践だ。 「こういう視点だったら」「こういうマインドで」といった一捻りして柔軟に物事を捉える、そこからイノベーションは生まれる。

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2020/06/02

競争させられると発送の転換は難しくなる。 どうせ、と見下されている商品は、どうせなら、と考えると化ける可能性がある。 できる人の視点ではイノベーションは生まれにくい。できない人ができるようにするにはどうしたらいいか、と考えるとイノベーションが生まれる。 謙虚さは学びの好循環を生む...

競争させられると発送の転換は難しくなる。 どうせ、と見下されている商品は、どうせなら、と考えると化ける可能性がある。 できる人の視点ではイノベーションは生まれにくい。できない人ができるようにするにはどうしたらいいか、と考えるとイノベーションが生まれる。 謙虚さは学びの好循環を生む。ソクラテスの産婆術=無知の者同士が話しているうちに新しい知を生み出す=否定しない、新たな視点を歓迎する、提供された視点から連想を展開する。 査読システム=自律分散で規律できる。ウィキペディア、ネイチャー、サイエンスなど。中央集権より多数の視点を取り入れられる。 シーリーの「ミツバチの会議」全員発言するまで次の発言はできない。 理論科学=ホモエコノミクス、実験科学、観察科学=行動経済学、ゲーム理論など。 アイデア実現のために汗を掛ける人がイノベーター。 アイデアの実現には面倒くさい作業が必要。 結束点を牛耳る=鴻海。スマイルカーブの一番低い処を集中してやるので、結束点になれた。 目利き力=オランダのカカオ、フグの下関、昔の大阪の米、売り手買い手双方に便利。 群衆は虚に向かって動き出す。ないものを探して求める。切り株の周りに肥料をまくと、切り株の炭素を求めて微生物が集まる。 集団を動かすには、無いものを選択して自発的に埋めるように仕組む。 制限の中の自由を好む。サッカー、法律の中の自由など。虚をデザインする。 イノベーションは、期待しないこと、驚くこと、面白がること、から生まれる。 教える、は劣化コピーしか生み出せない教育。 共感を持つと話を聞きたくなる。

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2020/03/28

AI時代に必要な能力である「創造性」をつけるため、著者なりのヒントを言語化した一冊。「価値基準」「衆知」「加賀気的手法」「ずれ」「マネジメント」の5カテゴリについてイノベーションの生み出し方が解説される。「マネジメント」のイノベーションは(なかなか想像しにくいが)、ソフト面が重視...

AI時代に必要な能力である「創造性」をつけるため、著者なりのヒントを言語化した一冊。「価値基準」「衆知」「加賀気的手法」「ずれ」「マネジメント」の5カテゴリについてイノベーションの生み出し方が解説される。「マネジメント」のイノベーションは(なかなか想像しにくいが)、ソフト面が重視される現在・未来のインターネット時代にこそ必要な要素であると認識できた。ユーモア交えた独特の文章で全体的に読みやすい(定期的に挿入される挿絵も○)。ジャンル限らずあらゆるクリエイターの方におすすめの一冊。

Posted byブクログ