暇なんかないわ大切なことを考えるのに忙しくて の商品レビュー
ル=グウィン晩年のエッセイ集。自分と家族の生活、信頼を寄せる友人、読者からの手紙、そして猫のこと。80代の生活は、最後まで充実していたのだなぁ。
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知らない書籍への注釈が多く難しい言葉も多く読み辛い感がした。猫の話のほかは殆ど理解できない。 レベルが高すぎてついて行けない感。
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賢者の洞窟…とは、序文に寄せられた言葉。 ひとかけら、持ってかえれるといいな! 皮肉とユーモア。畏るべき、八十代。 ・黄金は日没の色。 ・老いること。 ・猫と暮らすには、猫に選んでもらわないといけない。 ・物語の意味を掴む。作者ではなく読者の仕事。 ・ジ・エンドのある物語と、際...
賢者の洞窟…とは、序文に寄せられた言葉。 ひとかけら、持ってかえれるといいな! 皮肉とユーモア。畏るべき、八十代。 ・黄金は日没の色。 ・老いること。 ・猫と暮らすには、猫に選んでもらわないといけない。 ・物語の意味を掴む。作者ではなく読者の仕事。 ・ジ・エンドのある物語と、際限のないゲームストーリー ・小さな人からの手紙 ・ファンタジーの基本。旅と戦争。 ・グッドガイもバッドガイもいない。だれもが、その役割を担う。 ・マーケティングな意味が強くなった“賞” ・芸術は競馬ではない。文学はオリンピックではない。 ・女性と男性。 ・信じることと、受け入れること。違い。 ・残酷さは、動物ではなく、人間だけが持つもの。 ・友人のこと。 ・騒がしく、荒々しい、愛すべき善意 エッセイの中で、アーシュラ・ル・グウィンと出会えてよかった。 タイトルは、あるアンケートの問いに対する回答。クール。
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2020.8. 老年を生きること、言葉や文学、世の中やアメリカについて、自然や芸術についてなど、ル=グウィンの考えや心情に触れながら彼女の目を通した世界が見えてくる。皮肉っぽいユーモアにもニヤリ。人柄が見える。こういう大先輩が必要だね。猫のパードの話が合間合間に入っていてそれもま...
2020.8. 老年を生きること、言葉や文学、世の中やアメリカについて、自然や芸術についてなど、ル=グウィンの考えや心情に触れながら彼女の目を通した世界が見えてくる。皮肉っぽいユーモアにもニヤリ。人柄が見える。こういう大先輩が必要だね。猫のパードの話が合間合間に入っていてそれもまたよい。ほっこり。
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格調高い文章で、脳細胞が刺激されました。老いや怒り、といった身近なトピックでもルグウィンにかかると哲学チックです。噛み締めて読みました。
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言葉の使い方にとても厳格で大切にしているのが心に残る.ル・グウィンに言葉にしてもらうと今まで何となく感じてたことがクリアに整理されて目の前が広がっていくような気がする.時々挿まれる猫との風景にも,生きる姿勢のようなものが見えて,ただ微笑ましいエピソード以上のものがある.私も「本当...
言葉の使い方にとても厳格で大切にしているのが心に残る.ル・グウィンに言葉にしてもらうと今まで何となく感じてたことがクリアに整理されて目の前が広がっていくような気がする.時々挿まれる猫との風景にも,生きる姿勢のようなものが見えて,ただ微笑ましいエピソード以上のものがある.私も「本当に大切な本を読むのに忙しくて暇なんてないわ」だ.
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偉大な作家が晩年に始めたブログの記事集。長い?人生を生きていくのにヒントになることがたくさん得られる。
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あー!それ言っちゃう!という胸のすくようなエッセイが多くあった。著者の正直さ、誠実さが滲み出ている。 特にうちなる子どもをカルトと言い、酸素だけを食べる人の話しがお気に入りだ。アンケート、信じること、怒りについても示唆に富む。 『怒りの葡萄』は読もうと思った。 2018年に...
あー!それ言っちゃう!という胸のすくようなエッセイが多くあった。著者の正直さ、誠実さが滲み出ている。 特にうちなる子どもをカルトと言い、酸素だけを食べる人の話しがお気に入りだ。アンケート、信じること、怒りについても示唆に富む。 『怒りの葡萄』は読もうと思った。 2018年に亡くなっていたことを本書で初めて知りました。
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実は、エッセイなのに、彼女のことをほとんど知りませんでした。 でも、パラリとめくって読んだ言葉たちから、彼女のウィットに富んでいて、きっと剛毅で、でも軽やかで、年齢と同時に培われた含蓄を感じ、けして安い本ではありませんでしたが、すぐに購入を決めました。 予想は大当たり! クスッ...
実は、エッセイなのに、彼女のことをほとんど知りませんでした。 でも、パラリとめくって読んだ言葉たちから、彼女のウィットに富んでいて、きっと剛毅で、でも軽やかで、年齢と同時に培われた含蓄を感じ、けして安い本ではありませんでしたが、すぐに購入を決めました。 予想は大当たり! クスッと笑えて、ほっこりできて、背筋が伸びて、納得、発見しっぱなし。 実は、ファンタジー小説にあまり気持ちが動かず、今までほとんど読んでこなかった私です。このまさにファンタジー小説界の大家とも言うべきル=グウィンの言葉から、ファンタジーのもつ力、ファンタジーだからこそできる世界との戦い方(?)を諭されて気がしました。そして、くだらない好き嫌いを言ってないで読まねば!!!と思わされたのです。(このエッセイの中でそんな話が出てくるわけではなく、私が勝手に感じたことです…) まだ半分ほど。まだ続きが読めるという喜びに浸りながら、読み進めます。
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市中の軍人の服装が、制服から戦闘用の迷彩服に変わっている、というところに目をつけたエッセイが面白いと思いました。
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